とにかく私が驚いたのは、警察が警察の立場として銃所持に全員が反対だってことです。
まあ日本の治安の良さから考えれば当たり前の話かもしれませんが、私が感心したのはその立場が徹底されていることです。
「反対の立場」の主語は「警察」です。
「私」ではないんですね。
つまり警察官全員が本気で銃所持反対だということです。
「みんな反対してるけど、私はいいと思うんだけどなあ」
っていう警察官が日本全国に皆無っていうことなんです。
もちろんプライベートで話をすれば、また違う意見も聴けるとは思うのですが、公務時間において全員の意見が統一されているのは見事なものです。
正直私は、猟師になること、猟友会に入り猟銃の訓練を行うことは、警察の中でも生活安全課だけは肯定派だと思ってました。
だって、街中に熊やイノシシが出た時に、住民を守るのも警察の役目だし、農家の作物を害鳥獣から守るのも、間接的には警察の役割もあると思っていたので、その業務の協力者となりえる猟友会は生活安全課の味方であるし、その猟友会は全国的に年々高齢化が進んでいるとも言われているので、若い世代が猟師に興味を持つことを、生活安全課は肯定的だと漠然と考えていたからです。
しかし「銃所持」に関して、この1点のみは全ての警察官は反対であるということです。
これはハンターを目指す人間なら覚えておきたい知識ですね。
警察全てが反対ということは、生活安全課だけではなく、街で出会うお巡りさんも全て反対ということです。
つまり銃と思われるものを持って、うろうろしている人間を見かけたら、業務上必ず職務質問をしなければならないということですね。
「銃刀法」というくくりで考えたら、日本刀持ってうろうろしている人間をお巡りさんが見逃すはずないですからね。
例えハンターが合法であってもそれと同じことです。
警察はハンターに嫌がらせをしているわけではなく、プロとしての職務を全うしているだけです。
私はサラリーマンハンター、とある職業のプロです。
社会人として同じプロです。
だからこそ警察のプロ意識の徹底さに感心するのです。
まあ、全面反対姿勢ではなく、条件的な反対姿勢であってほしいなあって、個人的には思いますけどね・・・。
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