銃は特殊な買い物?!

八百屋で大根買ったり、Amazonで漫画をクリックで買ったりとは、銃はまるで違います!
一番の違いは車でいうところの試乗ができないってところですね。その銃の良さ悪さもよく分からず、触れることもなく、持った時の重さすらわからず、下手すりゃ県外の銃砲店からネット購入の場合、実際に見ることもなく、購入する意思を決めなければならないということです。

新品であれば、プリチャージ式の空気銃でも散弾銃でも、30万~40万円は当たり前のようにします。一般的にはこんな高額商品を全く見もしないまま印鑑つくなんて、詐欺商法としか思えません。

しかし銃は商品ではありません!これが理解できないと、いつまでたっても「高額商品」ってイメージが抜けません!
漠然とした購入意思ではなく、試射することのできない1丁の銃を購入する意思が先で許可申請が後です。それも購入後、不良品だからといって返品交換もできません。
そのため中古銃を選ぶ場合、銃砲店の言い分を100%聞いたうえでのある意味博打となります。

警察側は「銃を武器」として考えています。そのために「この特定の武器」を所持したいという申請が先、そしてその特定の武器にのみ申請許可を出すという手続きの流れですね。
これは真っ当な理屈です。

しかし、猟のために銃を持ちたい、例えば私のような人間からすると、「武器を持ちたい」という願望からではなく、キジバトや鴨を捕るための道具としては銃が最適という、銃という「道具を持ちたい」っていうのが、銃所持を目指し始めたきっかけで、また多くのハンターも最初は私のような気持から入る人が多いのではないでしょうか?

私のように誰でも最初は初心者です。銃所持希望者も初心者から始まります。だから最初は銃は許可がいる道具として考えます。しかし、講習試験に合格し、銃選びを始めて、所持許可申請を行おうとする時期には、「銃は人を死に至らすこともある武器である」という考えを持つことが必要だと思います。

武器を所持するからこそ、銃は大根みたいに気軽に買えないんです。

ハンターを目指すからには、できるだけ早いうちに、銃の特殊性を理解しておくことが必要だと、私は考えています。

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