前回、私自身に降りかかった災難というか、なんというか・・・。
結局記憶として残ったのは「スズメは旨い」っていう経験でした。
で、今回はその経験の2・3ヶ月後に家族総出で、とある日本料亭に夕食を食べに出かけた時の話です。
実は今現在でも、福井県で営業している店なので今回の記事の内容が内容だけに、店名はさすがに伏せます。
さてまたまた、当時私が高校生の時の話です。
本当に、昔々のはなしです。
とある日本料亭に夕食を食べに行ったときに、メニューとは別に、本日のおすすめ料理が黒板にありまして、
「すずめ 時価」
って書かれてたんです。
で、親から「好きなものを注文すればいいよ」って私は言われたわけですよ。
そしたら、反射的に私、
「すずめが食べたい
」
って言ったわけですね。
もちろん「時価」の「すずめ」が注文されたわけです。
さあて、いろいろ料理が運ばれてきた中で、
「すずめです」
って運ばれてきた料理を見てビックリ!!
明らかに「スズメ」ではない大きさで、半身の丸焼きでした!!
そうですね、まあ私が高校生の時の記憶ですから正確ではないですが、それでも半身って時点ですずめではないでしょう。私の記憶が確かなら、ヒヨドリとかムクドリクラスの半身の丸焼きが出てきました。
なんだあ!この鳥?!
本当に昔々の話です。
むかしむかしあるとことに
ふくいけんではゆうめいなりょうていがあったそうじゃ
そのりょうていのおすすめりょうりに「すずめ」があったそうじゃ
そこで「すずめ」をちゅうもんしたところ
すずめじゃないくらい、おおきなとりがはこばれてきたそうじゃ
・・・食べました、メチャクチャ美味しかったです!
間違いなく当時で言う最近食べたスズメとはけた違いの美味しさでした!
私が当時考えたのは、多分ですね、スズメじゃなく「ツグミ」じゃね?!って思いました。
その当時、初めてのスズメを食べているときに「ツグミはこれよりも旨い」って、大人たちが会話していたのを聞いてましたのでね。
正直、私は今までツグミ料理を食べたがありませんので、正確なツグミの味は知りません。
でも、今になって思えば、当時ちゃんとした料亭で、スズメと偽ってでも出したい食材といえば・・・って考えると「ツグミ」かなあって考えるんです。
当時、ツグミはカスミ網で乱獲されて、現在はカスミ網自体を所持すること自体が犯罪になるくらいキツい話になりました。
でも、私が高校生の時って、カスミ網が合法だったのか、違法だったのか・・・。
そんなこと今はどうでもいいです!
現在も存在するくらい有名料亭が、当時「すずめ」っておすすめメニューに出しながら「何か違う鳥」を出してきたこと自体
「世にも奇妙な物語」
ですね。
あっはっは!
スズメじゃないあの焼き鳥、何だったんでしょうかね?
正直、めちゃくちゃ旨かったです、あのツグミ(?)
2017年8月8日 追記
「ツグミ」について少し調べたら面白いことが分かったので報告します。
まず「狩猟読本」で、各種狩猟規制の変遷ってところを調べてみたら、大正7年には「ツグミ」の名があるのですが、昭和22年には、すでに「ツグミ」の名はありません。
昭和22年とは1947年のこと、ちょうど70年前です。
70年も前からツグミは非狩猟鳥です!
・・・。
いやあ・・・もっとツグミって食べられていたはずだけどなあ・・・。
ってのが私の感覚です。
同じく昭和22年に、かすみ網も、特別な許可を得たもの以外は禁止されてます。
いやあ・・・密猟も含めて、もっとやっていたはずだけどなあ・・・。
で、こんな弁護士の書いた記事見つけました。
ああ、なるほどなるほど。ようやく納得できました。
終戦が昭和20年、その2年後にアメリカ軍いわゆるGHQが日本人に、
「ツグミを捕るな!食べるな!」
って理不尽な法律を押し付けたわけですなあ。
で、表向き全ての日本人はGHQに逆らわない姿勢を取っていたけど、一方裏というか、日常生活ではかすみ網を使ってツグミを捕って食べていたし、それを取り締まる側も、見て見ぬふりしてたってことでしょうかね?
その後、日本は高度成長期を迎え、様々な公害も経験し、ようやく環境に目を向け始めたときに、かすみ網の乱獲がクローズアップされたんでしょうなあ。
つまり法律上では昭和22年とかなり早い時期に禁止されていたけど、取り締まる側が本腰入れ始めた時期がずいぶんとタイムラグがあるって感じでしょうか?!
まあ、正確な年号以外は、全て私の推量なんですけどね。
ちなみに、現代の日本においても、ツグミを捕ってはいけないだけで、輸入されたツグミを食べても罪にはなりませんので。
この記事へのコメント
黒猫
ツグミが禁鳥であることは1989年に発行された「美味しんぼ」に載っていますので、あるいはヒヨドリとか、ヒヨコでは?とも想像します。
前期のヒヨドリは時期が早くて脂がのっていなかったのですが、良い感じでした。スズメ、楽しみですね!
morimori
すると、思っていたより深い話が出てきたので、コメント欄くらいじゃ済みそうにないので、本文に追記として記事を追加しました。
黒猫
そう言われてみれば子供の頃とか、かすみ網に関わるニュースとかありました。密漁は続いていたんですね。
個体数が増えていれば、とって食べても問題ないはず。散弾とエアーに限定すれば乱獲も防げますね。猟友会による働きかけをして欲しいですね!
けろあき
私もかすみ網は猟やるまでは良く知らなかったんですが
映画 鳥の道を超えて
https://studio-garret.com/works/torinomichi
というドキュメンタリーを見て初めて理解できました。何年か前に福井市に来たんですよ。かなり考えさせられる映画でした。
何と福井県は密猟の本場だったそうです。それで?今でもかすみ網が合法的に行われているんです。
福井県丹生郡越前町笈松「環境省織田山1級鳥類観測ステーション」
http://www.erc.pref.fukui.jp/gbank/otayama/otayama_st.html
是非見学に行きたいと思ってはいるんですけどね。
もうひとつ坂網猟の映画も見たいのですが機会がありませんね。
ではでは
morimori
やっぱり思っていた通り!かすみ網って猟法の1つであり、ちゃんと経験と技術がなければ獲れないってわけで、同じ猟でも魚の漁でいうと「地引網」みたいに根こそぎ鳥をとるみたいな猟法ではないってことです。
日本人がくじらを食べる習慣を取り戻す努力を続けているように、かすみ網猟という日本の鳥猟文化を取り戻す努力をしても良いような気がします。