デジタルスコープいわゆるデジスコの自作

以前、射撃場にて弾丸が当たったかどうかを見るための「フィールドスコープ」を購入した話は記事にしました。

それでですね、できれば50m先の的に弾丸が当たった瞬間を「動画」で残したいと考えたわけです。

つまり、フィールドスコープから見えた画像を、手持ちのデジカメで撮影したいんですね。
下記の記事の後半で、私愛用のデジカメが紹介されてます。

それでですね、実際にやってみました。
そしたら、デジカメのレンズをフィールドスコープの接眼レンズに押し付けるようにして、角度を微調整してやれば、なんとか撮影できることがわかりました。


このような、「デジカメ」と「スコープ」を組み合わせた撮影方法を、「デジタルスコープ」いわゆる「デジスコ」と呼ぶらしいです。


まあ、正直いろんな記事読みましたが、デジスコの世界は奥が深すぎます。

一番わかりやすいのは、一眼レフカメラで望遠レンズを取り付けた状態での撮影です。
まあ下手すりゃ100万円越えの出費です!!

だからみんな、安い望遠鏡と、安いデジカメをつなげられれば・・・って夢を持ってしまいます。
でも本当なら100万円以上の出費でしか見ることのできない世界を、たかだか数万円で見たいと望むのですから、それなりの問題が頻出するわけです!!

デジスコの闇はそんな世界です!!








さて、私はそんな闇を踏むつもりはありません。
というか、そんな道具を使わなくても、輪ゴム3本つなげたもので固定できました。
その写真がこれ
P_20170831_200616.jpg

P_20170831_200557.jpg

接眼レンズにカメラのレンズを押し付けてピッタリってのが、この強烈安上がりなデジスコを可能にしました!この方法でフィールドスコープの世界を動画に撮ってアップすることも近々あるかもしれません。


まずはそれよりも、自力でフィールドスコープの世界を撮ってみました。
撮影対象は、以前記事にした、自宅から見える「玉碍子」です。

まず、フィールドスコープ「20倍」の世界がこれ
DSC05187.JPG

次に、フィールドスコープ「60倍」の世界がこれ
DSC05189.JPG

実際には、もっと鮮明に見えてます。

しかしデジカメで撮ろうと思うと、モワレの問題が大きく、特にシャッターを押す力でさえもブレが大きいので、フィールドスコープ「60倍」の世界を、デジカメで捉えるのは、まあこれが限界です。

ただ動画なら、60倍でもシャッターを押す瞬間がなく撮り続けられるので、一度セッティングさえしてしまえば、後はノンストップでカメラに納まる可能性がありますね。


さて、調子に乗って、土星を撮影しようと試みました・・・って考えたのが、実は盆前の話です。

この記事もそのころ書いたもので、ずっとずっと土星を撮影したくてチャンスを待っていたのですが、ずっとずっと雨か曇り空でした。
ようやく8月も最終を迎えるころにチャンスが回ってきました!

今の季節だと、土星は南の空、さそり座の赤い星アンタレスの左方向にある、明るく輝く星です。時間帯によって月と重なるので注意してください。


で、土星なのですが、60倍にしても小さな点なのですが、ずっと見続けると、小さな点に輪っかがついているのが見えます!これは感動でした!

ただ写真は失敗しました。私の使っている三脚はAmazonで購入した1000円もしない安物です。そのためか、少しでもフィールドスコープに触れると、まるで蚤みたいにピョンピョン光が飛び跳ねます。デジカメをレンズに押し当ててシャッターチャンスを狙って・・・ってやっぱり無理でした。

仕方なく、月の撮影をしました。多少ピンボケしましたが、一応成功しました。
60倍の月の世界です。
DSC05248.JPG

これもいいわけですが、実際にはクリアに見えてます。久しぶりに月のクレーターを見ました。

宇宙を見るってのは、魅せられますね。少年魂をくすぐる感覚があります。


いやあ!面白いけど、デジスコはやっぱり難しいなあ!!








この記事へのコメント

  • NIY

    土星の撮影!
    私も挑戦してみたいのですが、どこに土星があるのか分からない!
    『もう ど~せい ちゅうんじゃ!』・・・失礼しました。

    土星の輪っかは今年がこの最近で一番はっきりと見えるらしいです。
    来年以降はドンドン細くなって次に大きく見えるようになるころには、私は多分お墓の中wwww
    2017年09月01日 21:48
  • morimori

    土星の位置自体なら、ネット検索ですぐわかるんですが、撮影となると、野鳥観察ならまだしも、天体撮影は素人の手におえる物ではないですね。
    多分NIYさんが挑戦したいって言っているくらいだから、土星撮影ってプロでも難しいのかなあ。
    逆にNIYさんに質問です。土星をポストカードくらいの大きさでもいいから、鮮明に輪っかが写っている写真を撮りたい場合、デジスコ機材として、最低限どれくらいの出費が必要ですか?教えてください。
    この答えは私も含め、簡易デジスコの夢見てる人間への強烈な一撃になりそうです。
    それではよろしくお願いします。
    2017年09月01日 22:17
  • NIY

    デジスコって言葉自体が初めてなんで、どのレベルまでをデジスコというのか分からないという前提での話ですが、とりあえずポストカードサイズまでで鮮明に!とのこと。
    まぁ、恐らく家一軒建てようと思うくらいの出費になるんじゃないですか?

    というのは冗談ですが、そのくらいの覚悟をしないと “ムリ” です。

    各カメラメーカーから星景写真用カメラというものが出ていますが(NIKONだとD810Aか9/8新発売のD850)これが約30万~40万くらいかな?
    そして反射望遠鏡の口径が20cm以上で300倍くらいからがお薦めw
    で、その金額最低30万~青天井(爆)
    後は赤道義あるいは経緯義と、三脚が5万くらいから20万くらいじゃない?

    ただし、これは出力がポストカードというデカいサイズの話。米粒くらいでよければ全部コミコミ&スマフォ対応で2~3万出せばあると思います。
    2017年09月02日 14:11
  • morimori

    あっはっは!NIYさん、ありがとうございます!
    「夢を見るなら、青天井まで金を出せ!!」って感じですね(笑)
    そりゃそうですよね。宇宙撮りたきゃ、まずは強力な反射望遠鏡と、その接眼部分に接続できる一眼レフカメラが、最低でも必要ですもんね。
    素人考えで、「土星撮りたい」なんて気軽に考えてしまった私がバカでした!
    2017年09月02日 16:30