猟期前半戦を振り返る

猟期が半分終わる大晦日までにはまだ日にちがありますが、年賀状や大掃除等の家事を考えると、今年はもう私は出猟機会がないと思われます。
つまり前半戦はボウズ確定となりました、morimoriです・・・

さて、初年度猟期前半戦を振り返ってみたいと思います。

実は前半戦、思うほど出猟できていなかったのが現状です。
まあ、初年度猟師の決定的なミスは、猟場の選択ミスですね。

私は仕事上、週に半日休みが2回あるので、できる限り居住地に近い猟場のほうが、長いこと猟場にいられると考えました。それに害獣駆除の面から考えても、できれば居住地の農家の役に立ちたいという思いもありました。
しかし、私の居住地近くの河川は軒並み銃禁で、山裾はガッツリ鉄柵で囲われていて容易に入ることすらできません。

あと、私はハンターを志してから銃所持するまでに、ほぼ1年かかりました。
本当にいろんな我慢に我慢を積み重ねて得たハンターの資格です!
そのため法的な縛りだけでなく、散歩客とか農家さんとかと多少でも揉め事おこすの嫌だったので、できる限り人に見られないような猟場ばかりを選ぶようになりました。
必然的に、鉄柵の奥にある山裾のため池ばかりが、私の猟場となり、猟期がスタートしました。

初めて、丸1日出猟した日の記事がこれ。
おかげさまで、全ての猟場で誰とも会うことなく1日を終えました。
しかし狩猟鳥獣とも会えませんでした。
ようやく理解しました。私が回っていた猟場は、散弾銃ハンターの先輩とバッティングするんですね。先にドカン!って一発やられると、空気銃ではどうしようもないですね。

あと、12月に入ってから雪降って、猟場の景色が一変しました。上記記事で出てくる「熊池」なんか、愛車ジムニーでもたどり着ける気がしません。「安心池」ですら、いつも車を止めてもいいと指定されていた場所まで上がれる気がしません。

福井県は雪国です。
わかっていながら、わかっていませんでした。









で、諸先輩方々からのアドバイスを経て、散弾銃ハンターとバッティングしない猟場を確保しました。
まずロケハンしたのがこの記事。
1日出猟したのがこの記事。

ようやく、空気銃ハンターとしての居場所を見つけた時に、全国ニュースでも流れた事件が福井県でありました。そう12月9日(土)に越前市で発生した「幼児行方不明事件」です。

父親が10分ほど目を離した隙に、3歳の男の子が行方不明になりました。
近くには吉野瀬川があり、警察は「連れ去り事件」「転落事故」の2方面から捜査しはじめました。警察はその時間帯近くを通る車全てに聞き込みして、ドライブレコーダーをチェックしたらしいです。
でも、事件場所は道沿いから多少奥に入った場所です。いたずらや誘拐等の目的での連れ去りは、素人目にも考えにくく、関係者には悪いですがやっぱり客観的に判断しても、吉野瀬川に落ちて流されたと思われます。

問題は遺体が出てきません。

事件から1週間後の12月15日(金)は天気が良かったこともあり、捜索範囲を河口まで含めての大捜索となりました。1日中ヘリコプターの音がしてました。見た人の話ではヘリが2機飛んでいたらしいです。

本日12月26日(火)の時点で、遺体どころか川底から靴1つ遺留品が見つかってません。
両親は連れ去り事件なら、まだ生きている可能性があるとの希望を今でも持ち続け、事件起きた越前市の店という店、電柱という電柱には「情報求む!」の張り紙が貼られています。隣の市の鯖江市でも張り紙見るくらいです。

ただ、事故あってからずっと私の中で引っかかっていたことがありまして、
「例え3歳児とはいえ、濁流の川が危険!ってことくらい、本能的に感じなかったのかなあ?」
って思ってました。でも張り紙読んで納得しました。

「蓮くんは自分の名前が言えません」

ああ、普通の3歳児よりも危険を察知する能力が多少低かったのかもしれないなあ・・・。
ただ遺留品が全く見つからないのも人為的な気もするんだよなあ・・・。

いずれにせよ、一日でも早く蓮くんが家族の元に戻ることをお祈りいたします


さて問題はですね、私が川沿いに猟場をシフトした瞬間に起きた事件なんです。
吉野瀬川は、隣の鯖江市で一級河川の日野川と合流し、日野川はその隣の福井市で、これまた一級河川の九頭竜川に合流し、三国町に河口があります。

日野川も吉野瀬川もその多くは銃禁なんですが、一部銃禁から外れる部分があり、そこを猟場にしようと思っていました。
先も言いましたが、事件当初警察は吉野瀬川周辺だけで捜査していたのが、1週間過ぎてから河口付近まで捜索が伸びました。そのころから正直猟場に近寄りづらくなりました。
警察がうろちょろしている可能性のある現場に、銃持った状態で近寄るのには、さすがに抵抗あります。

まあそれが年末の忙しさや天候の悪さを理由にして、出猟をためらっている本当の理由です。
本当にちょっと車走らせるだけでパトカーよく見るんですよね。


あと、猟場以外の課題としては、射撃技術ですね。
最近回り始めている猟場は隠れる場所がなく、近寄ることの難しさだけではなく、適当な立ち木もないので、依託射撃ができません。
その猟場でよく出会うのが「ムクドリ」です。それほど警戒心がないといえども、完全に姿現して近づくのは40mが限界。そこから撃ち上げです。
天候が悪いときの出猟が多いので、傘を持っていることが多く、モノポッド変わりに使うことが多いです。

しかし、膝射でも座射でも撃ち上げとなると傘では長さが足りず、傘の持ち手に左手のげんこつ置いて、それでも長さ足りなくて人差し指と中指で強引に銃身持ち上げて狙います。

依託射撃とはいえ、そんな状態なので左右の揺れは依託とは思えないほど大きく、強引に撃っても当たる気がしません。
医王山での50m射撃の傘依託射撃結果を考えると、こんな状態で40m先のムクドリに当たるわけありません。

来年、猟場に向かうときには、撃ち上げ依託用の「何か」を考えなければ、ムクドリと勝負できないと思ってます。
まあまた何かアイデア出します。


正直、ボウズは悔しいですが、振り返ってみると出猟回数があまりにも少ないので、冷静に考えると前半戦ボウズでよかったと思います。下手に何かすら捕れてたら、後半戦、猟自体をなめてかかっていたかもしれませんからね。
偶然ではなく必然として得られた猟果が、今一番私の欲しいものです。

私は昔から、音楽やってた時から、「金で解決できるもの」が欲しいと思ったことがほとんどありません。
クリスマスは多少過ぎましたが、それでもサンタさんからのプレゼントに、何かしらの「物」が欲しいとはやっぱり思いません。
私の欲しいのはいつも「称号」とか「経験」です。
そうですね、やっぱり「猟果」が欲しいですね。ああ!やっぱり金では買えねえ!!


さて、今年のブログ記事はこれで最終アップとなると思います。
いつも私の記事を読んでいただいているみなさんありがとうございます。

多少早いですが、それではみなさん良いお年をお迎えくださいませ。

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この記事へのコメント

  • snow

    こんにちは、snowです。
    といっても6月に書き込んだきりなので^^;
    いつも記事は楽しく拝見させていただいておりますよ~
    私も、その後、所持許可もいただき狩猟免許もめでたくいただきました。
    初出猟は11/18日でしたが、ドキドキしながらも銃を持って射撃場以外の場所に行けるというのは楽しかったです。
    私もまだ獲物はありません。最初の獲物はキジバトに現在絞っており鳩の成る木を探している最中です。
    先輩猟師に出会い、早朝が良い、雨上がりが良いなどアドバイスもいただいています。獲物に向けての射撃も経験しましたが、中らず(笑
    来年こそはゲットを目指して頑張る予定です。
    2017年12月27日 13:21
  • morimori

    snowさん、お久しぶりです。
    6月のコメント改めて読みました。空気銃ハンター同期でボウズってことまで同じってことですね(笑)
    先輩猟師の存在は本当に羨ましいです。でも私はブログをやっているおかげで、諸先輩方からの的確なアドバイスをいただいていて、何とかやってます。ブロガーでなかったら、路頭に迷うところでした。
    さて、私のほうで言うと猟期猟場でキジバトと出会ったのは2回だけです。そのうちの1度は距離20mもないくらいでキジバトと目が合いました。ポンピングしていないエースハンターじゃ何もできませんでした。
    落葉樹の葉がようやく全て落ち切って、鳥たちが見やすくなりましたが、それでも気がつかないときはまるで気がつきませんねえ。
    あと小鳥たちって、なんで民家近くにいるんでしょうね?半径200mルールを知っているとしか思えません。
    2017年12月27日 17:52
  • 182

    前半戦お疲れ様です。
    自分は奇跡の一匹を捕ったその後はさっぱりです…
    新しく仕掛けた所では罠を引っ張り出されてたのと足跡が多数有ったので来てはいるようですが…
    仕掛けてる場所は杉林ですが、その少し上に落葉樹の部分が有りそこでよくムクドリとキジバトを見ます。自分も空気銃が欲しくなって来ました。
    年末なので一旦罠を解除し、また来年の5日位から再スタートします。
    後半戦もお互い頑張りましょう!
    2017年12月28日 07:09
  • morimori

    182さん、お疲れ様です。

    私も猟期前にロケハンしてた場所は、杉林のため池ばかりです。イノシシの足跡やシカの糞は良く見ましたが、とにかく鳥がいません。まあ当たり前ですね。杉の木は鳥たちにとって止まり木になりませんからね。
    今回っているのが河川敷が多く、今度はイノシシやシカの痕跡を見なくなりました。それはそれで少し悲しいものがあります。
    182さんも止め刺しのこと考えると、強力なPCP式エアライフル入手して、罠見回りして、かかってなかったら、そのまま鳥撃ちハンターとして山に入る猟も可能ですね。
    まあ現実的にはずいぶん荷物増えそうなので、罠は罠、鳥撃ちは鳥撃ちってわけたほうがよさそうですけどね。
    2017年12月28日 20:54
  • Taku

    積雪って結構なチャンスだと思ってます
    私のやってるエリアでは、積雪するほど、鳥が出ます(見えます)

    そんなわけで昨日は結果多い一日でした(カルガモ持ち帰り、キジは数羽追いかけて射程に入らず)

    年末までチャンスかと!
    2017年12月28日 22:53
  • morimori

    初年度なのでまだ全ての猟期がわかりませんが、雪が降り落葉樹の葉が全て落ちた今のほうが、確かに鳥猟はチャンスが多いように思えます。
    ただ、まだ寒い山間部に近いところでは、柿の実が残っているところもあり、鳥たちにとってまだまだエネルギーになりそうな食べ物が残っている時期なのかも?って思ってます。
    年が明けると、そんな柿の実すら残っていない時期に入り、私がようやく猟場だと思っていたところにすら、鳥たちがこなくなるかもしれません。
    それはそれでロケハンから始めなければならないかもしれませんが、逆に言うと、鳥たちが寄り添い固まる季節であるともいえると思われます。
    あと、次の出猟までにやらなくてはならない問題点も見つけましたので、年末年始はまあいろいろ考えることにします。
    Takuさんコメントありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
    2017年12月29日 21:22
  • 黒猫

     あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

     行方不明事件、まだ見つかりませんね。
     ニュースなどには「たった10分の間に何が。。。」とか書かれていますが、そういう書き方をするメディアには消え失せて欲しいです。10分も子供を車内に放置なんて、世界基準なら逮捕です。子供にとっては、永遠に近い時間。。。

     まぁ、それはともかく、Takuさんとは別の意味で、雪が降り始めたらチャンスですね。装薬の人達はグループで山に入って四つ足を追い始めますから、付近の河原や池で散弾を撃つ人が減ってきます。カモなどが追い出されていた地域に、戻ってきたりしますよ。

     エサを取れる場所がどんどん限定されてきますから、場所さえ見つける事が出来れば、良い成果を得られるのでは?これからに期待しましょう!!
    2018年01月02日 09:47
  • morimori

    黒猫さん、明けましておめでとうございます!
    ハンターになって驚いたことが、年が明けた気がしません!
    前半戦が終わった、小休止しているだけとしか思えません!
    さあて後半戦ですね。
    装薬先輩が山深く入ってくれるなら、本当に私にもチャンス出てきますね!ああ!よかったあ空気銃で!!
    2018年01月02日 17:07