道具を構えるオーラについて

新年あけました。いつも私のブログ読んでいただいている方、ありがとうございます。
さて、確かに年はあけましたが、猟期としては後半戦に突入です。
こんな感覚初めてです。今までは大晦日が一年の最終日だったのですが、今年はそんな感じしません。

さて、私はこの年末年始に何してたかというと、できる限り「銃」を手元に置いて過ごしました。

前回の記事で「前半戦の反省」しましたが、その中で、撃ち上げで狙うときの委託になる「道具」が悪いから、猟果が出てないみたいなこと書きました。

その後、冷静に振り返ってみると、やっぱり違うんじゃないかと。

道具じゃなく、技の問題なんじゃないかと。


このブログ中で何度か書いてますが、私はハンターになる前は長年アマチュアベーシストでした。
長年音楽やっているとですね、ベースに限らず、音出す前に楽器持って構えた瞬間に、
「ああ、こいつ上手そうだなあ・・・。」
ってのがわかるんですね。

手前味噌で悪いのですが「2016年5月30日」に、コンテスト用に私がベース弾いてアップした映像です。


自画自賛で悪いのですが、短いフレーズなんですが難易度高く、それでも左手も右手も緊張感が適度に抜けていて、映像だけでも「上手さ」が伝わってきます。

あっはっは!俺!ベース上手いなあ(笑)

さて現在、道具を「ベース」から「銃」へ持ち替えて、第2の人生を送り始めました。

私は今でも「ベース」を持てば「上手さ」のオーラを出せる自信がありますが、果たして「銃」を構えて「上手さ」が出るのか?!って話です。

レストじゃなきゃ50m先の的には当たらない。
依託しなきゃ40m先のムクドリには当たらない。

やっぱり違うんじゃねえか?!

50m先の的を立射で狙った立ち姿だけで「当たる!」ってオーラがまるで出ていないんじゃないか?
ベースもそうだったように、銃も上手さのオーラが出るには「練習」あるのみなんじゃないのか?!ってことに気がつきました。

少し初年度だってことで、いろいろな面で遠慮してました。







それでですね、年末年始は特に家から出る予定もなかったので、いつもならガンロッカーに入れっぱなしの銃を、できる限り手元に置くことにしました。

あと以前の記事でも書いたのですが、その記事内の写真見てもらってもわかるのですが、銃を買った時についてきた、アイレリーフをわかりやすい距離にする道具がありました。

アイレリーフアタプターがあると、ほほ付けの場所とかあまり考えずにパララックス無しでスコープ覗けるんです。もちろん猟期入ってからも使ってました。

でも待てよと、初心者の私がこんなものに頼っていたら、いつまでたってもほほ付けの位置だけでなく、銃の取り扱いの立ち振る舞いができないんじゃないかと。


はい!年末年始は、この便利道具を「どりゃああああ!!!」って背負い投げして、改めて銃のほほ付け練習から始めてみました。
なんか初めてエースハンターと真剣に向き合えた時間だったかもしれません。
本当に射撃姿勢という面で、いろいろ考えましたよ・・・。

「あれ?!足の位置ってこれでいいのか?」
「膝のばしたまま腰ひねるって、けっこう痛いんですけど・・・。」
「スコープを覗きこむんじゃなく、見ている方向にスコープを持っていくって難しくね?」
「こんなに銃って重かったっけなあ・・・。」
「左手ってどの位置に置けばいいんだろう・・・。」
「力入れると震えて目標が定まらないって聞いたけど、数秒でもガッチリ両手に力入れたほうが、揺れが収まるんじゃないか?」
「スコープ無い散弾銃が立射で照門と照星だけで、50m先の10cm的に弾丸入れてくるんだったら、例え9倍と言えどスコープ付きでゼロイン調整したエアライフルを立射で的外すのは、ハンターとして言い訳つかないくらい自分の技術がダメなんじゃねえの!!」
「技術が下手な奴が、どれだけ能書きたれようと、何度構えても、下手は下手なんじゃ!!ボケええええ!!!」


まあ当たり前ですが、まだまだオーラが出るまでは程遠いですが、アイレリーフアタプター無しで、瞬時にパララックス無しでスコープ覗ける自信はつけました。

あとこれは今後私の強みとなるか弱みとなるかわかりませんが、両目で目標を確認しながらそのまま銃を構えると、私は両目開いたままでスコープに像を捉え、効き目の右目だけが強調される感じで見ることができます。
もっと詳しく言うと、両目で入れている対象物が、銃を構えると右目の視野だけ急激に大きくなるだけの感覚で、スコープに対象物を入れることができます。


今思い返せば、射撃場で撃っていた時、レスト使うときは片目狙いでしたが、それ以外は両目狙いでした。
前半戦、狩猟鳥獣との出逢いが少ない中、どうしても狙ったからには絶対に当てたいという気持ちが強く強く働いて、アイレリーフアタプター付きで、気張って気張って!片目狙いでした。

後半戦は目標を確認したら、そのまま顔を動かさず、その場所に銃を持ってくるような両目狙いでいこうと思ってます。
それが私自身のスタイルですから。それに40m程度のムクドリを立射で外すようじゃ何も捕れませんからね。


何か偉そうなこと書いてますが、結局、新年早々私が思っているのは「ベース」と同じくらい「銃」が似合う男になりたいなあってことです。

それでは、みなさん今年もよろしくお願いします!!



P.S.じゃあ早く出猟しろよ!!って声がたくさん聞こえてくるような気がしますが、実は1月3日早朝からインフルのエンザさんが降臨されまして、今日現在熱は収まったものの、声がほとんど出ません。こんな状態でも仕事は出てます。さすがに週末の連休は悔しいけど出猟を見合わせたいと思ってます。
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この記事へのコメント

  • NIY

    印古家の円座師匠が、正月から居座ってらしたのですねw

    御身ご自愛ください!
    2018年01月10日 20:28
  • morimori

    もう発症してから1週間がたちますが、気力体力ともにまだまだ戻戻りません・・・。
    あわてないあわてない、ひとやすみひとやすみ・・・。
    2018年01月10日 20:52
  • 182

    今更ですが、あけましておめでとうございます。
    正月早々インフルとは…御自愛下さい。
    自分も仕事始め位から少し体調が悪くなり、出猟を見送って居ました。
    体調も戻って行くぞ!っと思った矢先の大雪です…
    何とか明日から出猟出来そうな天気になるようなのですが、雪がまだまだ残っているのでどうなるかは解りません…
    2018年01月17日 12:46
  • morimori

    182さん、あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。
    確かに猟期は1年で3ヶ月しかありません。
    でも猟場に行けば、身は1つです。
    ハンターを長い趣味にするつもりなら、お互いに体調が少しでも悪い時は出猟を避けましょうね。
    あと雪国に住んでいる以上、天候にも逆らってはいけませんね(笑)
    2018年01月17日 20:32