先日、ささやかながら東京旅行に行ってきまして、銀座をブラブラしてきまして、そういえば私はまだ、まともな銃砲店に行ったことなかったので「銀座銃砲店」さんに行ってきました。
もうこの段階で、気がついている人も多いと思いますが、店に入ってビックリ!
100%標的射撃用エアライフル専門店でした!
まあ猟師の私にはまるで無関係の店でした!!
正直「へえーーー。銀座に銃砲店ってあるんだ・・・。」
ってくらいの下調べしかしていなかったので、店入った瞬間に場違いだったことに気がつきました。
それでも店の人に、私がエースハンターを所持していることと、狩猟用のエアライフルと、射撃用のエアライフルの違いについて、多少興味あることを伝えると、それはそれは丁寧に教えてくれました。
今回は私が参考になった情報をお送りします。
〇射撃用エアライフルは「精度」に特化した銃であること
主に10m先の的狙って撃つ射撃用エアライフルは、レストのように固定されていれば、10発撃ってもワンホール、つまり1つの穴にピンポイントで集弾するほどの精度があるらしいです。
ただし、精度はあるけど威力はないとのこと。精密さにパワーは必要ないとのことです。
これが狩猟用と射撃用の大きな違いでしょうね。
ちなみに射撃用は現在ほぼPCP式らしいのですが、「どうやってガス入れるんですか?」って聞いたら、「自転車の空気入れみたいなポンプで入れるんだよ」って言ってました。
多分、威力は必要ないので、ポンピングもそれほど苦労しないのでしょうね。
〇動きを「固定」する服装と銃
10m先の的の中心部、約2㎜ほどの点に当たれば10点。
で、トップ選手は10点が当たり前で、9点以下は「はずれ」っていうらしいんです。
それもスコープ無しで狙うんですからね。
それでも、私でもエースハンターで10m先くらいなら、的くらいには当たりますよ。でも10点をコンスタントに当てていける自信はないですね。
っていうか、なんで立射でそこまでキチッと当たるのか?
もし射撃の立射方法が、狩猟に役に立てるのなら、私も立射でブレを抑えられるはず!
「射撃やるなら銃だけではなくて、ジャケット・パンツ・靴・グローブの一式が必要ですよ。まあとりあえずジャケット着てみてください。私の言っていることがわかると思います。」
で、着てみたら・・・?!
なんじゃこりゃ!!ガッチガチやんけ!!
固さや厚みは剣道着の防具くらいありまして、銃を構えるポージングをすると、肩から背中にかけてがガチっと固定される感じで、左ひじとそれが当たる体の部分には両方に滑り止めがついてます。
つまり、立射ってよりも、服装系の装備を利用した依託射撃になるわけです。
なるほどなあ、だから当たるのかあ・・・。
そのために全てを着こむと、本当に動けません。というか、動きを止めるための「服装」なんですね。動き回る狩猟とは真逆の考えです。納得しました。
ちなみに、射撃用の銃は5㎏ほどあるらしく、重いほうが狙った時に安定するとのこと。これも狩猟用の銃には必要のない考え方ですね。
今年は福井国体がある年だし、福井県にはエアライフル射撃場もあるので、「猟期以外は標的射撃も面白そうだなあ・・・。」なんて軽く考えていました。
いやあ、甘かったです!
同じエアライフルでも「狩猟」と「標的」はまるで別物だということを、今回教えていただきました。
さすがに、標的はやらないかなあ・・・。
この記事へのコメント
黒猫
銀銃、迷いませんでしたか?分かりにくいですよね。
うちは座敷で9メートルしかとれませんが、的を縮小して使っています。今度来たときに、やってみませんか?なかなか面白い(?)ですよ。
morimori
それはそうと、あんなガッチガチのジャケット着こまずに、普段着で10点を連発できるようになると、狩猟の立射の練習にもなると思います。
ヒロポン
射撃場を利用される場合は要確認(管理者が足羽高校の射撃部顧問の方なので学校がやっている日のみ利用・問い合わせ出来ます。)
morimori
まあ「銃」って趣味は、なかなかフリーの参加ってのが難しい話なんでしょうなあ。
けろあき
新店舗広くて楽しそうですね。
STEYR置いて無かったですか?
福井国体楽しみですねー。競技なんてのも見てみたいものです。
morimori