先日、SB競技の記事を書きましたが、
正直、本気でエースハンター使って遊んでみようと考えてまして、医王山に行ったのも、別に弾速計で弾速測ることや、レストで50mゼロインを調整するためでもありませんです。
本気でSB立射競技同様に立射で50mの先の的に挑むために医王山まで行きました!!
前回の記事で、レスト使えば50mゼロイン、まあ大雑把に言うと、直径11cmの黒丸の的の黒い部分には当たる銃であり、屋外射撃場でありながら、その日の天候は黒丸に入れられるだけの環境であることを確認しました。
さて!ここからが本番!!
ここから全て立射!!
言い訳無用の世界に突入です!!
まずはSS2の的に、何度も言いますが、50m立射で10発撃ちました。
・・・。いやあ!難しい!!
あまりに当たらなかったので、SS2にもう10発。
立射撃ち初めの20発で、直径11cmの黒丸に50mで当たったのは、20発中6発でした。
あと言っときますが、私の銃はポンプ式の単発銃であるエースハンターです。
PCP式銃のように、
ぱんぱんぱんぱんぱん
って撃ってマガジン交換・・・。
ではなく、
まず、えっちらおっちら・・・8回ポンプ
そして1発銃身内へ
そしてぱん
んで、元に戻って、えっちらおっちら・・・。
って繰り返し・・・。
先ほど簡単に「20発撃って」って書きましたが、20発撃つ行為自体が、実はエースハンターでは大変な行為です!!
そのために、デメリットはでかいですが、1発1発を非常に大切に撃つことは、ポンプ銃ならではのメリットと言えるかもしれません。
さて正直、50m先の11cm黒丸を9倍スコープで狙う感覚は、見え方だけで言うと、お祭りとかの屋台の射撃で、5m先のグリコの菓子箱狙う感覚です。
こう書くと簡単に思えるでしょ。
でも、銃の重さとぶれ方がまるで違います。
私のエースハンターは、他のエアライフルよりも銃身は短く、重量も軽めです。それでも4㎏弱はある鉄棒です。
まずはこの重さ。
そして9倍スコープで見てるから、単純にブレは9倍。中心から3㎜以内にブレを抑えたとしても、スコープ上では2.7cmとなって、これが上下左右となるので5cmくらい上下左右にぶれて見えるということ。
つまり銃口の3㎜以上のブレは、スコープ上ではそのまま9倍のブレとなり、スコープ十字線が5m先のグリコ菓子箱にすら、なかなか入らないってことをお判りいただけるでしょうか?
まずスコープは9倍揺れます。そのために少しずつ微調整しながら的の中に狙いを定めていくと・・・って時間が経つと、今度は銃の重さで腕が疲れてきて震えだし、狙えば狙うほど、時間が経てばたつほど、腕の振るえは顕著になり、まあ揺れる揺れる(笑)
今の私の技術では、スコープ中央の十字線の中央が、黒丸の中央どころか、黒丸自体に入っている時間のほうがわずかです。
正直、黒丸にすら当たる気がしないことが多いです・・・。
しかし、スコープとオープンサイトの違いはあれど、SB競技者は同じ条件の立射で、黒丸の中央付近に弾丸をまとめます。
くそう!!負けてられるか!!
次は的1に10発撃ちました。
黒丸に10発中7発が当たりました!
点数的に改めて数えてみると、8+7+7+6+5+5+4+3+3=48点!
本日の最高得点です!!パチパチパチ!!!
それでもここへきて、ほほ付けの位置やスコープを覗きこむ位置が安定してません。
毎回毎回、パララックスやクラレを強引に直しながら、震える十字線が黒丸に入った瞬間に撃ちました。
こんな調子でも最高得点が出せたのは、まだ序盤だったので腕の筋肉が元気だったからでしょう。
次に的2に移って10発
10発中5発、点数で言うと39点
写真では見えづらいですが、ど真ん中のホログラムシールをひっぺ替えして1発!ど真ん中に命中!!
レストのグルーピングを考えると、単純に奇跡の1発です!
でもこれは嬉しかったです!!
さて、立射で撃ち始める前に10発レストで撃ってますから、この時点で8回ポンプで50発撃ってます。
いやあ!しんどくなってきましたが、楽しさのほうが疲労を上回る感じの多少ハイな状態になりはじめました。
さて、後半戦に突入です!まずは的3に10発撃ちました。
まあ当たってません。点数で言うと26点。疲れが出てますね。
前半は腕の震えがくるまで3秒ほどありましたが、的3くらいになると2秒以上になると異様に震えがくるようになってました。
この10発の結果を見て考え始めました。
腕の振るえが原因で外れるなら、このまま撃てば撃つほど入らなくなる・・・。
でも、震え以外に自分の弱点があるのなら、狙う精度を高める方法はあるはず・・・。
さては、まずフォームを見直すことにしました。
ずっと銃床部分を全部、右胸と肩の間にベタっとつけていたのですが、なんか狙いにくいし、パララックスが出まくりだったんです。
ああそうか・・・俺、極度のなで肩だ・・・。
それから撃ちながら試してみて、その結果、銃床下のとがった部分を肩と胸の押して痛いツボの部分に押し当てると、私の場合ちょうどいいことに気がつきました。
つまり銃床の下半分しか肩に当てない状態が私にとってピッタリのフォームでした。
なぜなら極度のなで肩だから(笑)
的4は、まず10発撃って3発しか当たらなかったので、もう10発撃ちました。
上記の感覚を試しながら撃った20発ともいえます。
結果としては20発中8発ですが、なんとなく自分のフォームをつかみかけていました。
最後、的5も20発撃ってます。
20発中7発しか当たってませんが、いろいろ感じることがありました。
ここにきて、スコープで狙うことを主とすると、どうしても銃を構えている時間が長くなり、スコープに黒丸を捉えはじめたときには、腕の振るえが始まってしまいます。
それよりも、弾丸装填した状態で銃を下ろしてリラックスした状態で、裸眼で的をできるだけ狙うことを「主」として、ほほ付けからスコープで狙うことを「副」としたほうが、ずいぶん疲れた状態でも、腕の振るえが始まる前に、スコープ十字に黒丸が入る時間が長いことを見つけました。
最後の10発は、上記の感覚で撃ちました。
はい!残念ながらここでゲームオーバー!!
最初のレストゼロイン10発を含めると、本日計100発!!
ポンピング8回で撃ってますので、本日計ポンピング800回!!
いやあ!!十分楽しみました!!
・・・はああ疲れた・・・。
でも、なんというか、本当に楽しかった!!
ちなみにですねえ、射撃場に私以外の人間いなかったので、最近お気に入りのバンド「陰陽座」の曲を大きめのBGMで流しながら、SB競技を楽しみました!!
チョットしたことなんですけどね、SB立射って初めての試みだったのですが、お気に入りの音楽をガンガン流すことで、普段の自分のペースにSB競技を引きずり込むことができて、体は疲れながらも、心はハイの部分を持続しながら最後まで楽しめた要因となりました。
陰陽座の最新アルバムはこちらから。Amazonに飛んだ先で視聴できますので、よかったらどうぞ。
さてさて・・・。
こんなこと言うのなんですが、私「初めて」ちゃんと狙って撃ったかもしれません。
今までは、
銃を所持した感覚
狩猟免許を持った感覚
猟友会に所属した感覚
しかありませんでした。
でも、医王山にて50mの距離を、立射できちんと90発狙って撃ったことによって、
立射で50m先を見る感覚
立射でほほ付けする感覚
立射でスコープで狙う感覚
立射で引き金を引く感覚
を、初めて経験することができたと思います。
エアライフルにてSB立射練習は楽しいです!!
またエースハンターの大きな射撃音は猟場において短所になりますが、SB練習においては「銃を撃つ実感」という大きな長所に変わることも大きな発見になりました。
またなんといっても、医王山の使用料は「1000円」!!
ペレットは1発約10円!!
大人の趣味としては格安の値段です!!
いやあ!楽しかった!
これは新たな楽しみを見つけたかなあ・・・。
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