福井県は雪国で裏日本で、猟期は基本的に天気悪いです。
さて、初年度に実感したのが「防水対策」をしっかりしないと、福井県で猟なんてできません。
でも、安くて防水を求めると、ペラッペラのポリッポリなので、小枝に引っかけただけで、破れちゃいます。
私はいまだに出猟時の「ズボン」と「コート」をどうするか?ってのを迷ってます。
初年度は結局計3本防水スプレーを購入して、狩猟用として購入したズボンとコートと銃ケースに幾度もスプレーしたのですが、さすがにザーザー降りの雨の中ではベッタベタになりました。
丈夫さを求めると素材は「綿」に行きつくのですが、どうしても水に弱く、購入後に何やっても撥水効果が長持ちしません。
で、防水を求めると素材は「ビニール」になります。安くなればなるほど100均雨合羽に行きつきます。通勤・通学なら十分ですが、猟場においてこれほど頼りない素材はありません。「ゴアテックス」なんて金持ち向けの素材もありますが、調べてみるとゴアテックスも使い込むと撥水効果が落ちるという記事を目にしました。
2期目となる今回の出猟スタイルも、いろいろ考えたのですが、初年度の「ズボン」と「コート」をそのまま生かして、プロに撥水加工を頼むことにしました。
具体的には「黒川クリーニング社」の「超はっ水ウルトラガード」を利用しました。
とにかく、まだ猟場で使用したことないので、何とも評価できないのですが、とにかく2期目スタイルは固まりつつあります。
あと初年度経験したことで知った地味な話なのですが、猟場って数日晴天であっても、足元がドロドロだったりするもんなんですね。
これがですね、体力のない私は座って休憩どころか、手持ちの道具を置く場所すらない状況下にずいぶん困りました。
これも、経験しないとわからないことでした。
で今回、職人の店「ワークマン」でこんな防水バックを購入してみました。
このバックの「売り」は「無縫製」という点です。それだけでなく、触った感じが「頑丈」だったので、多少猟場でも乱暴に扱えるのではないか?って思って、使えるアイテムとして購入しました。
色は4種類。
私は雪国なので「迷彩グレー」を選びました。
バックの入り口は購入時のように何回か折り曲げることで防水になります。
説明書きには
寸法:W45cm(底部) 29cm(底部) D20.5cm
そして閉口時の高さが46cmとありますが、
入り口を折り曲げずに伸ばした状態で高さを測ると、58cmあります。
なにより、外側だけでなく内側も防水です。
つまり汚いものまで気兼ねなくこのバックに入れることができて、その後バシャバシャ水洗いできるというわけです。
あと、バックの入り口を伸ばした状態でも、持ち手はショルダーバックになる十分な長さがあることを確認してます。
この大きさなら、例えばいつもならイノシシの背ロースの良い部分だけしか持って帰らない罠猟師がいたとしたなら、ちょっとお手伝いした際に、マダニがわんさかいる前後4本の脚を何の気兼ねなくもらって、このバックにほりこんで、自宅に持ち帰ってからじっくり処理することができます。
今期はできませんでしたが、山賊ダイアリーの影響が強い私は、猟期外は「スッポン釣り」に興味があります。もし来年スッポン釣りが実現したなら、このバックに川の水を入れた状態で釣ったスッポンの持ち運びができます。
なにより丈夫な防水バックなので、レジャーシートのように、猟場での座るためのシート替わりに使えます。もちろんそれは防水バックの外側の機能だけの話で、その後に獲物が捕れたら、血だらけのままこのバックに入れることもできます。
クーラーボックスのような保冷効果はありませんけど、雪国福井では捕った獲物をこのバックに入れた後に多少そこら辺の雪をバックに詰め込めば獲物は冷やせます。
クーラーボックスとの違いというか、何よりの利点は「携帯性」です。折りたたんでしまえば、それこそこのバックは銃ケースの中に入れることができます。
一応、このバックの説明書きには、
「本品は防水性を保証するものではございません」とか
「開閉部の状態により豪雨の中は浸水の恐れがある」とか、
「水を入れる用途には使用しないでください」とか、
まあ、いろいろ書いてますが、「自己責任」において使う分には申し分ない製品ではないかと思われます。
今回の記事は「こんな商品を買ってみた」であって、「この商品を使ってみたら便利だった」ではないことをご了承ください。
はい!まだ私このバックを一度も使ってませんので!よろしく!
ただ昨今、異様なほど雨が降ったりするので、例えば通勤時に、通勤バックをこの防水バックに入れて通勤っていう使い方もできますね。
最初の写真にワークマンの総合パンフレット写ってますが、いやあ!なかなかワークマンの商品見てるだけで楽しいですよ!
先日、実用品の記事として自衛隊用品の店を紹介しましたが、
猟師の端くれとして、やっぱりオシャレ度ではなく、実用度100%の製品に心奪われることが多くなりました。
さて、今回私が買ったバックをAmazonで調べてみたのですが、全く同じものはありませんでした。
ただ同じメーカーで24Lともう少し大きくリュックタイプのものがありましたので、興味ありましたら、下の画像をクリックして確かめてみてください。
この記事へのコメント
黒猫
morimori
ただ、現場で役に立つか!これは実践してみないと何とも言えませんが、猟の先輩から「優れもの」って言われると、当たりだったかもしれません。
ヒロポン
morimori
って、初年度ボウズだったので、まずは1匹獲ることを目標とします!