先日、今期の狩猟者登録を行ってきました。
必要書類も、必須な金額も、きちんと収めてきました。
で、その日の夜に支部長さんから電話あって、
「morimoriさん、今日いくら払ったか覚えてる?」
私がその日に支払った金額と、なぜその金額を覚えていたのかって理由を支部長にきちんと説明すると、
「いやあ、それならいいんだけどね・・・。」
って電話が切れました。
その日、午前中で狩猟者登録受け付けは終わったのですが、ここからは単純に私の想像でしかないのですが、もしかしたら、その日の午後から、私に電話かけてきた夜まで、支部長はずっと会計的な計算業務に追われていたのでしょうか?!
そして、その収支が合わない原因が私でないこと知った以上、電話を切るしかなく、次に他の原因を確認しなければならないってことなんでしょうか?!
本当に、ただの想像でしかないのですが、いやあ!支部長って大変ですね!頭が下がります。
さて、後は狩猟者登録書とバッチを待つだけとなりました。
ようやくリアルに始まるんですね・・・2年目・・・。
で、今回狩猟者登録を行うにあたって、改めて「ハンター保険」ってのに向き合わなければならなくなりました。
時期的に「シャボン玉が飛んだ」、数週間あとに現実として向き合うしかありませんでした。
この一件で、本当に「保険」というものの「重要性」に気づかされました。
ただ、今日の時点で「シャボン玉」に関する保険サイドから連絡無く、いわゆる「審査中」なので、
一方的に「保険って大事だから入っておきな!!」って話は書けません!
下手すると「保険なんて使えねえぜ!」ってことになるかもしれませんので。
とにかく現時点では全く分かりません。
私の中であの災害が終わるのは、私の口座に請求額が保険会社から振り込まれ、修理工事してくれた業者に代金を振り込み、そして改めてそのすべての社長さんとご近所さんに挨拶するまでです。
それが終わるまでは、あの日私の中で止まった状態の「時」が動き始めません。
それでも現実世界の「時」は勝手に進みます。
気がついたら2期目の準備期間にガッツリ入り始めました。
改めて歩を進める中で出会ったのが「ハンター保険」でした。
仕方ないです、歩を進めます。
さて初年度に、登録系の書類もろもろ書いた、私の記事がこちら
この記事を改めて読むと、そんなに当時の自分の考えが間違っていなかったことと、今の自分ならもっと深い部分まで見えるなあって部分があります。
2018年の福井県猟友会に対するハンター保険の内容はこちら。
昨年度がこちら
ハンター保険ってハンターの方々、
「もし万が一、鉄砲で人を怪我させたときのため!」
ってしか考えていないなら、福井県のハンター保険は
「対人」と「保険料」は今年も昨年も同じ条件です。
普通のハンターなら、昨年と同じ掛け金で同じ保証額だとわかれば、深く考えずに猟友会に金払っておしまいって感じじゃないですか?
まあ、福井県では「対人」保険がMAXで2億円ってのは低すぎるんじゃね?!って議論もありますが、それはそれで別の話。
私が驚いたのは今年「ハンター自身の障害」の保証額が大幅にアップしているんですね!
誤射で人を傷つけ死亡させたなんてのは論外ですが、猟場での跳弾や得物からの反撃も含め、一番事故に遭いやすいのはやっぱり「ハンター自身」だと思います。
そのハンター自身の保証額がアップしたというのは、昨年の福井県内において、ハンター自身の事故で保険会社が支払った金額が少ない証です。
もう一度言いますが、出猟時に一番被害を受ける可能性があるのは、他人ではなく「ハンター自身」です。
ハンター保険って「車の保険」に似てて非なるものです。
車両保険に入る時って、
「もし万が一、人轢いて死亡させたら・・・?!」
ってことだけメインで考えて入りますよね?
車持ちのハンターって、自動車保険と同じ感覚でハンター保険って入ってませんか?
やっぱりよくよく考えてみると「違う」と思うんです。
「車で人を殺す確率」と「車で自身の事故にあう確率」
「銃で人を殺す確率」と「銃で自身の事故にあう確率」
これって同じだと思います?
保険ってのは、そういう確率的なことも含めて、本当に必要な分を必要なだけの金額支払う、いわゆる「お守り代金」だと私は考えます。
さて、ここまでえらそうなこと言いながら、今期私が保険で選んだのは・・・
昨年と同じ、一番安いCコース4000円です!
もちろん本当にいろいろありましたから、保険についてはずいぶん考えたつもりです。
それでもCコース4000円で十分だと考えました。
まず、ハンター自身の障害に関しては、基本「生命保険」の範ちゅうですね。
逆に猟師とか身に危険の及ぶ可能性のある趣味を持つ場合、生命保険の掛け金が上がる可能性が高いです。
ただこの保険は「障害保健」なので、体が治るまでの治療費の上限が書かれているだけで、事故起きて動けなくなって仕事が出来なくなった場合の「生活費」まで保証されているわけではないでしょう。それも「生命保険」の範ちゅうです。
つまり、ハンター保険における「ハンター自身の損害」って部分に関しては、生命保険のプラスアルファくらいに思っていたほうがいいかもしれません。
それよりも前述した
でも「こっそり」書きましたが、
たかが掛け捨て1000円プラスするだけで「猟具の損害」を保証する「Bコース」は本当に魅惑的です!
ただですね「猟具の損害」に対して、どこまで本当に保険金が支払われるか?ってことです。
で、Bコースの保険の文言をちゃんと読むと、
「住宅内の銃器の盗難」
「狩猟あるいは射撃場の目的地への工程と目的による、銃器の破損と盗難」
これを金額的に保障してもらえるみたいです。
まあただ保証してもらえるといえど、家内外の銃の盗難に関しては、警察は今後所持許可も含め一切許さないでしょうね(笑)
もう少し詳しく読むと「偶発的な事故」と「第3者の悪意ある破損」に対してのみ支払われる保険ってことです。
エアライフルの破損事故って、例えば経年劣化とか、落下時の破損じゃあないですか?
こういう自己管理に含まれるものに対しては、1銭たりとも保険会社は金を支払わないということです。
で、ここまでを含めて、Cコース4000円と、Bコース5000円の、その1000円の違い、
いわゆる1年間でその1000円プラスすることに「お守りとして意味」があるのか?
ということが、最大の判断材料となります。
私はエースハンター使いのポンプ式単発エアライフル猟師。
散弾銃的な火薬による銃の破損はありえませんから、一番考えられるのが猟場で足滑らせて、滑落した際に銃を破損した場合でしょうね。
ただそれって、保険会社は「偶発的な事故」と捉えてくれるのか、「自己管理ができていないための必然的な事故」と捉えるのか・・・それは・・・まあ保険会社の判断になるでしょう。
うーん・・・まあいろいろ悩んだ挙句、2年目も保険はCコースで行くことにしました。
長々と記事書きながら、結局は昨年と同じ選択をしただけって話になりましたが、結果が同じだっただけで、悩んだ思考の深さと時間の長さはまるで別物だったというのが、今回のメインの内容でした。
この記事へのコメント
ヒロポン
morimori
同じ福井県人なので、同じ保険ですから!
来年は1000円上乗せしようと思います。
黒猫
福井の保険は掛け金がアホんてに高くて保証が話にならんほど低いです。私なら猟友会に意見具申して、変化が無ければ福井の猟友会を離脱します。でないと、事故が発生してしまったときに保証が足りず、自分を守れませんから。
まぁその話は次回にお願いするとして、「いやあ!支部長って大変ですね!頭が下がります。」
さすが、morimoriさんは大人ですね!
私ならブログに、「まともに金計算出来ないなら、担当すんな!」って書いちゃいます。いや、こちらも似たような状況なのでブログに下書きを進めていたのですが、morimoriさんのあまりにも大人的な文面に、自分が恥ずかしくなりました。やめとこうかな。
morimori
黒猫さんのコメント文の「アホんてに」って部分に福井弁をインスパイアされまして、久しぶりの福井弁で答えてみました・・・。
なんかちゃう!
ああ!文句は大阪弁のほうが言いやすい!
われ!そんなもんで保障って言えるんかダボ!
しらこいことゆうてっと、ケツの穴から手え突っ込んで、中身引きずりだすど!ボケ!
・・・。
久しぶりに使うと、なんか大阪弁も、どれりゃあちごうてからにゃあ、どげんかせんといかん。