保護メガネ記事第4弾、最終話です!
続きの記事ですので、初めてこの記事を目にされた方は、先に第一弾からお読みください。
さて「メガネのハートランド」
の店長から告げられた、衝撃の私の病名、
正確には「症状」とは・・・?!
「隠れ斜視」です。
正確には「斜位」です。
「斜視」とは、いわゆる「離れ目」とか「寄り目」と呼ばれる、恒常的に黒目の位置がズレている、片眼視状態のこと。
「斜位」とは、目を開いているときは両眼視ができているが、目を閉じた状態だと、黒目がズレる症状のこと。
全国的には天下のNHKで取り上げられた症状でもあるので、そちらから「隠れ斜視」についてご存知の方が多いかもしれません。
ただ私にとっては初耳だったので、一晩いろいろネットで調べてみました。
その中で私が斜視と斜位についてわかりやすく説明してると思ったのがこのHPです。
この記事内でも書かれてますが、斜位はほとんどの人が持っている状態です。
でもこの度合いが大きければ大きいほど、リラックスした目の状態から、両眼視する状態にするため余計な目の筋力を日頃から使っているわけです。
そのために斜位がない人よりも、目の筋肉の疲労度が多いというわけです。
まあ理屈は簡単です。簡単だけど上記の記事内で書かれていない重要な情報を、ハートランドの店長は私にグサリと言いました。
「確かに病気ではないし、病気じゃないから眼科ではほぼ検査しないんで、あまり斜位って重要視されてないんです。」
「若い時はいいんですよ、目の筋肉も若く筋力あるから、大きな斜位でも問題出ないんですよ。」
「でもねえ、、、お客様くらいの年齢になると、体全体の筋肉が衰えるように、目の筋肉もやっぱり衰えるんですよね。」
「だから、お客様くらいの年齢の方で、これだけの斜位があると・・・日常生活で、何かしらの問題を抱える方が多いんですよねえ・・・。」
前回、第3弾の記事でも書きましたが、
数年前から肩こりや首の痛みがあり、疲れたときに視力が衰えることを自覚し、夜の運転が怖くなり、そして疲れ方が早く、その回復が長くかかってました。
とにかく全身症状も含めた話だったので、
「加齢による衰え」
ということで、ずっとずっとここ数年自分に言い聞かせるように納得させてきました。
ただ私の考えていたことに、今回の件はそれほど大きく外れてません。
結局、原因は加齢による衰えです。
それが目に関していうと「斜位」という状態が引き起こす疲労状態であるということです。
そして症状として現れた以上、今後は「悪くなる一方」しか道がありません。
あっはっは!
わかってますよ!私が中年だってことは・・・。
でも話としては「高齢期の入り口」だって話をされているのと同じです!
はああ・・・まあ仕方ない、すべてを含めて私が年を取ったって話です。
で、斜位による疲労を軽減するレンズとなると「プリズムレンズ」というやつです。
これは強制的に斜位を直す状態のレンズです。
当然私も検眼状態に沿ったプリズムレンズを体験しました。
これに慣れれば、日常生活における目の疲労は格段に収まるとのこと。
そしたらまあ
酔う酔う(笑)
慣れるために多少店内歩いたら、
酔う酔う
店長さん曰く
「それをかけたら24時間かけっぱなし!外すほうが危なくなりますよ」
とのこと。
これでわかっていただけたでしょうか?
「一晩考えさせてくれ!」
って言い残して店を出た私の気持ち!!
単純に猟場だけかけるつもりの保護メガネを「ハートランド」に探しに来たら、
最終的に「24時間かけっぱなしメガネ」に話が落ち着いたわけです。
それも、これ以上ないほど、今の自分の体の状態にピタリと当てはまる話をされて・・・。
正直、私の心の中では即決しても良いくらいの気持ちだったのですが、今後送る日常生活も含めて、その選択で間違っていないか・・・ってことを、本当に一晩かけて悩みました(徹夜はしてません)。
で、次の日ハートランドに行きました。
何度考えても、私にとって今現在の正しい選択はこれしかないと結論を出しました。
「タレックスじゃなく、ちゃんと度が入ったレンズを選びます。ただし今回はプリズムレンズは無しでお願いしたいです。」
「自分の目の状態はよく理解したつもりですが、それ以前に私はメガネをかける習慣がありません。」
「そのために、いくら自分の目にやさしいからといって、いきなり24時間かけっぱなしメガネは厳しいです。」
「今回のメガネはまず見えること、そしてメガネをかける習慣を自分の中で慣れさせることが目的です。」
「日常的にメガネをかける習慣ができてから、改めてプリズムレンズをどうするか?を考えたいです。」
これが私の精一杯の結論でした。
店長も納得していただいて、改めて検眼用のメガネで微調整していきました。
それで最終的に決まったレンズをかけた私に、店長が新聞を手渡してきました。
「このレンズの設定だと、新聞読むのは裸眼のほうが楽じゃないですか?」
実際に検眼メガネは店内を見渡すのには楽なのですが、手元という近距離では裸眼のほうが楽でした。
「じゃあ、これ入れるとどうですか?」
って店長が検眼メガネにレンズ追加した瞬間に、世界が変わりました!
本当に驚きました!手元が裸眼より見えるんです!
「店長さん!!本当に手元が良く見えるんですが、今追加したレンズってなんですか?!」
店長が一呼吸おいて
「・・・。老眼を追加しました。」
あっはっは!
なんか、視力系の言葉って、言葉が耳に痛いです!
さて、今回作ったメガネがこれ!
レンズは「プリズム無し」で「老眼無し」です。
フレームは「HAMAMOTO」です。
「999.9」と同じく鯖江ブランドです。
そこだけはこだわりました。
まあ何度も書きますけどね、私は猟場だけかける「保護メガネ」を探したんですよ2期目として。
そしたら「常用メガネ」に変化したんですよ!
猟期だけでなく、日常生活の変化まで強いられる選択をさせられたんですよ!!
正直、ずっとずっと今まで「裸眼生活」を過ごしてきたんですよ!
将来的に「プリズムレンズ」を見越してるわけなので、「コンタクトレンズ」って選択肢はなくなるんですよ!
慣れる慣れないとかいうレベルじゃなく、現在日々驚きの「メガネ」生活を過ごしています。
ふーん・・・メガネをかけるって、日々ちまちまとこんな面倒なことあるんだ・・・。
メガネ外してからでないとトレーナー着れない。
メガネ外してからでないと顔洗えない。
メガネ外してからでないと机でうたた寝できない。
メガネかけたままだとラーメン食うと曇る。
メガネかけたままだと老眼入れてないから手元が見辛い。
メガネかけると物の遠近感と大きさが狂う。
メガネかけると色味が変化して赤身の刺身が不味そうに見える。
etc・・・。
まあハンターブログからすると、
「狩猟アイテムが1つ増えた」
ってだけのネタを長々と計4回にわけて書きました。
でも私からすると、本気で狩猟と向き合ったからこそ、問題となって出てきた症状で、そして現在、初メガネ人生を送り始めています。
当たり前ですが、このメガネが猟場における「保護メガネ」になります。
なんかねえ・・・やけに高くついた保護メガネになりました。
走れ走れ!いすゞのトラック~(笑)
P.S.このメガネかけて先日ロケハンしたら何となくカルガモっぽいの見つけまして、いつもの距離感的に100m切るくらいかなあ・・・って思ってレーザー距離計で計ったら「178m」でした!
距離感が狂ったのはずいぶんショックでしたが、それよりも178m先のカモの判別が何となくとはいえ双眼鏡無しでできたってことが逆の喜びになりました。
エースハンター使いの宿命として50m先までの獲物しか狙えません。でも50m先なら今の私なら、この度入り保護メガネ使って、双眼鏡無しで判別ができる可能性があります。
このメガネに慣れ、そしてこのメガネでの距離感さえつかめれば・・・。
さて、2期目はもうすぐそこまで来てます。
この記事へのコメント
ヒロポン
morimori
私はインドア系なので、さすがに似合わないですね(笑)
もっと猟師経験積んだら、レイのバンさんも似合うようになるのかなあ(笑)
ヒロポン
掛けると良く当たる気がします。
morimori
夢をーー追い――続けえーーーえええ。
クリスタルキングのモジャモジャじゃないほうもティアドロップですね。確かに一発屋っぽく当たりそうな気がします(笑)
けろあき
仕事・運転・猟のみ眼鏡です。
ここ最近「手元が見難い」「頭痛がするほど目が疲れる」状態です。
また悪くなったな程度に考え猟期前に病院行こうか考えてました。まさか…そんなことがあるのか?ってお話ですね。驚きました。
老眼だけは何とかしないとなーと思っていたのですが。ありがとうございます。
このところカモ達毎日海上を渡って来てます。いよいよですね。ロケハン励みましょう。
morimori
私は「メガネをかける」って日常を慣れさせるために、今現在日々苦戦してます!
正直、記事でも書きましたが、手元は老眼入れてないのでメガネ外します。っていうか、手元作業が多い職場なので、結構メガネ外します。今となってはこれで良いかなあと。
いきなり24時間メガネかけっぱなしよりも、必要とするときにメガネを使う生活に、まずは慣れる!ってことが大切かなあと