先日、知り合いの罠猟師の手伝いして、それで結構な量の「おすそわけ」をいただきました。
本当にその節はありがとうございました。
ただ、やっぱり立派なイノシシ肉って固くて臭いんですよね。
もらった当日はそのまま焼いて食べたのですが、だんだんあの固さと臭さに辟易してくるんです。
それで解決策として、ミンチにしてみました。
私の家には「フードプロセッサー」があります。
Amazonで言うとこんな感じのやつです。
とにかく、こんな感じの機械で繊維をズタズタにできれば、固さは解決できます。
次に匂い消しの「何か」とイノシシ肉を同時にフードプロセッサーにかければ、一石二鳥ではないかと。
生姜とかニンニクとか、いろいろ迷いましたが、最終的に洋風料理にする方向性があったので、匂い消しの「何か」は「玉ねぎ」にしました。
通常我が家では、私自身が生玉ねぎが苦手なために、ハンバーグを作るときは、玉ねぎ単体で「飴色玉ねぎ」になるまで炒めてから、ハンバーグを作りはじめます。
今回はイノシシ肉を適度に切ってフードプロセッサーでミンチにする際に、生玉ねぎを多少入れて、同時にミンチにしました。
例えば、濃厚鶏白湯系のラーメンに、みじん切りした生玉ねぎを入れてるラーメン屋を良く見ます。いわゆる通常のねぎでは取りきれないほどの臭み消しに生玉ねぎが使われるわけです。
今回はその応用編です。
で、出来上がったのがこれ。
ここに塩こしょうして、パン粉や卵や牛乳って、まあ通常使われるハンバーグつなぎを入れて、良く練りこみます。
後は小判形に整形して、両手で投げつけるようにパンパンして中の空気を抜くらしいですが、私は両手が汚れるのを嫌い、団子大くらいの大きさに片手で丸めて、フライパンに投げ込みました。
それがこれ。
もうここまでくると、ジビエ料理には見えなくなってきます。
それが今回の記事の主旨、
いかにイノシシ肉を家庭料理に落とし込むか?!
ってのがテーマです!!
さて両面に焼き色つけたら、通常家庭なら多少の日本酒か赤ワイン入れて、蓋閉めて蒸し焼きして中まで火を通します。
今回の素材が素材だけに、きっちり中まで火を入れたかったので、市販品の煮込みハンバーグの元を使って、通常より長めに火を入れました。
あっはっは!デミグラス系の煮込みハンバーグソースを使うってのが、もう1つのポイント。
これを使うことで、通常のハンバーグよりも長めに火を入れることが可能となり、何より和食系か焼き肉系になりがちなイノシシ料理から、真逆でありながら、いわゆる家庭料理にすることができます。
さて、匂い消し素材として最初に思いついたのが「生姜」なのですが、なぜ生姜を選ばなかったのかというと、最終的にデミグラスソースにするイメージがあったので、「生玉ねぎ」を選択したわけです。
はい!できました!
デミグラス系イノシシ肉の煮込みハンバーグ!!
正直初めて作ったのですが、これねえ変化球の猟師飯としては本当にお勧めです!!
生玉ねぎとフードプロセッサーのおかげで、固さも臭さもなくなり、良い意味も悪い意味も含めて、単純に普通の煮込みハンバーグになりました。
本当にフードプロセッサーはお勧めです。
この記事へのコメント
黒猫
私は以前、細かい部分を食用にしたいと思い、ミンサーを買ってソーセージにチャレンジしました。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%88-%E9%9B%BB%E5%8B%95%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC-HMM-5-2%E7%A8%AE%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BB%98%E3%81%8D-100V/dp/B01EWIHIT6/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8
ですが、これがうまくミンチに出来ず、繊維がブレードに絡みついてダメでした。ミンサーでは無く、フードプロセッサーを買っていれば、もう少しうまくいっていたかも。。。
作ったソーセージも水分が足りず、もっさりしていて。先輩から、豚の背脂などを足すと、良い感じになるとアドバイスを頂きました。イノシシハンバーグも、ブタの脂とか牛脂を足してみてはいかがでしょう?
morimori
猟師料理というより、単純に調理器具として便利です。