昨年素敵な猟場を教えてもらいまして、
その猟場を「鳥たちの楽園」って名づけました。
実はその名前「Birdland」って曲名から拝借してます。
当時この曲はジャズとしては異例のヒットして、それで邦題があり、
それが「鳥たちの楽園」です。
「Weather Report」って当時最高峰のジャズバンドで、それも「ジャコ・パストリアス」って、ベーシストなら知らなければ恥とされるほどのベーシストが参加してたバンドです!
前回初めてこの猟場に向かった時に、たまたま車内に流れていたのがこの曲で、その時にあまりにも鳥たちがうじゃうじゃいたので、思わずこの猟場を「鳥たちの楽園」って名づけてしまいました。
ただその猟場は自宅からちょっと遠いんで、昨年は1回しか行かなかったのですが、動きがとてもトロい「キンクロハジロ」がうようよいたイメージが消えません。
あの時よりも経験積んだ今の私なら、あのトロいキンクロくらいなら獲れるんじゃないかと。
とにかく「ボウズ」のレッテルを剥がすためにも、先日「鳥たちの楽園」に再チャレンジしてきました!
さあて、到着して見渡してみたところ・・・。
あれ!キンクロハジロがいない!!
っていうか、カモがいない!!
おかしいなあ、昨年はうようよキンクロいたのに・・・。
車停められそうなところに停めて、
扉をバタン!!
バタバタバタ!!
あ!カモがいた!足元から飛ばれました。
・・・まあ確かに双眼鏡で確認すれば、多少なりはカモがつくところにはついてます。
ただ、遠距離で確認する限り、どれもこれもカルガモの数羽の群れですね。
キンクロハジロで勝負したかったから、こんなに遠出したのに・・・。
こんなところでカルガモ相手かあ・・・。
まあ仕方ない!やるだけやってやる!
先日学んだ経験をフル動員して、枯れすすきを掻き分け、射撃線を確保できる位置までやってきました。
さあて、カルガモの数羽の群れを確認して、今回はレーザー距離計で距離を測ることができました。
47m!
いつもなら、ポンプ8回で50mゼロインの距離ですが、
自宅で12回ポンプして2時間後です。
悩ましいです・・・。
なぜなら初年度、ポンピングしてから長時間経った後の「初速」が落ちることを経験しているからです。
ポンプ銃ならではの悩みです。
元々、70m先のカモでも多少のドロップあっても、ヘッドショットで勝負できるように12回もポンプしました。
それがまさかの47m・・・。
もう、アップするのかドロップするのかもわかりません。
仕方ない、ネックショットで勝負に出ました!
座射で首の中央で後ろ部分をロックオン!
上下左右、多少バラけても構わない!
とにかく当たってくれ!!
ぱああん!!
バタバタバタ!
ちきしょう!
なんやろ、両目開けて撃ってるのに、せめて水しぶきくらいの着弾点は見えないもんかね?!
これじゃあ、反省にも教訓にもならねえ・・・。
約1時間後、同じようなすすきの影から、カルガモを狙う私。
ただこの場所はすすきが濃く、これ以上前に出ると見つかるし、この場所だとすすきが邪魔でレーザー距離計が使えない。
目測60m!
ポンプ10回!
今度は胴体狙いました。
ポンプ8回50mゼロイン
ポンプ10回なら60mでほぼゼロインって考えてもOK
じゃあ、的が小さなヘッドショットではなく、胴体ど真ん中狙い!
頼む!今度こそ!今度こそ当たってくれい!!!
ぱああん!!
バタバタバタ!
はあああ・・・。
今のは当たったと思ったんだけどなあ・・・。
とにかく、水しぶきくらい見えないと・・・以下同文。
約1時間後、同じくカルガモを追い、すすきを掻き分け入っているうちに、不自然に動くすすきが怪しかったのか、すーっと沖に移動するカルガモたち・・・。
場所はすすきの草むらが少なく、カルガモからはある程度目隠しになっても、通りすがりの一般人がいたら丸見えの場所。
銃抱えたまま長時間かけて、カルガモが戻ってくるのを待つことはできません。
ポンプ10回!
目測距離
60m!
65m!
70m!
あかん!撃たなきゃ不利になるだけだ!
狙え!
撃て!
でも慌てるな・・・。
冷静に・・・。
ぱああん!!
バタバタバタ!
くそう!焦りながらも、ドロップ考えて撃ったのに!
とにかく水・・・以下同文
はい!
2回目の「鳥たちの楽園」にて、3回カルガモをスコープに捉えながら、3回ともどっち方向に外したのかもわからない状態でタイムアップしました。
・・・。
単純に私の「経験」が足りないのでしょうか?
一生添い遂げるつもりで、それこそ「メチャクチャ苦労して手に入れた相棒」なのですが、どうも冬場の性能が信じられなくなってきました。
初年度も2年目も、射撃場で撃ったのは初夏でした。
私の愛読書「山賊ダイアリー」では、岡本さんは5.0㎜、赤木さんは4.5㎜のエースハンターで作中でカモを獲ってます。
それは理解してるんですけどねえ・・・。
この記事へのコメント
S410のW
半矢はカモにも申し訳ないのと、なんと言っても気持ちが非常に落ち込みます。何発か打ち込んだ末に、隠れた獲物を探し回ったりするとせっかくの猟場にカモが全く来なくなりますしね。という私も出猟3日でアオ2カル1を半矢にしてしまった気持ちを引きずっております。
morimori
半矢も落ち込むのかあ・・・。じゃあスコープ越しに元気に飛び立つカモを見られただけでも、半矢にするよりは良かったのかなあ(笑)
でもプレチャージ式のS410でも半矢になるんですね。
そうなんですよね、ポンプ8回だと19FP程度の威力しかないから、ゼロインを超えたポンピングでカモに挑んでいるんですが、結局、目測と威力の判断が合わず、半矢どころかスコープ越しに水しぶきすら見えない状態が続いています。
ヨシダ
当たれば、カモの体の動きでわかるし、着水も見える着水音でもわかるかと
あんまり考えたくないですけど、弾ちゃんと出てますか?
よく一緒に狩場に行く友人もエースハンター持ってますが、メンテしてなかったらエア漏れしてガタガタでして、15mですらゼロインできてませんでした
morimori
メンテナンスは、今年の初めに行っていますし、今年の6月に50mゼロインは射撃場で行ってます。
ただ、6月以降、銃にほぼ触れていなかったので、弾がちゃんと出てるか?って言われると、全く自信ないです。
医王山に行った方がいいのかなあ・・・。
空気銃専門
自分も始めた頃かなり苦労してました。最初からプリチャージ使ってたにも関わらず。色々と欠陥や特性がありますから。
多分、ポンプ回数でグルーピングが纏まる回数とバラける回数があるはずです。
そこを事前に射撃場で検証し纏まる回数のポンプだけを常用しゼロインを出した上で、
気温の高い時や低い時、ポンピング直後の発射とポンピングして時間置いて冷えた後の発射での着弾の差異を把握しておく必要がありそうです。
プリチャージでも気温差で弾速が上下しますし内圧変化しますからその特性を事前に把握する必要があります。
その情報源として重要なのがスコープ越しに見える弾道かと思います。
よってスコープをそれなりの物を装備し視界情報から弾道把握に繋げる必要性が空気銃にあると感じてます。
長年愛用した銃で弾道特性を把握済みの場合、弾道が見えないようなスコープでも結果が出せると思いますが、
突然の不調や弾道変化の際にも視界情報がはっきりしてれば悩むことも最小限で済み問題解決も早いことかと思います。
morimori
本当にそう思います。
PCP式でも大型カモは半矢だすって話を聞いていたので、どうしても多回ポンプしていました。
そうじゃないですよね、ずっとずっと8回ポンプで50mゼロインでやってきたんだったら、まず獲物が何であれ8回ポンプで勝負するべきでした。多回ポンプした時点で私の負けでしたね。
ご指導ありがとうございました。
けろあき
私も弾道が見える時と見えないときがあります。何故か?
弾道見えれば修正ができるのですが。
あと「獲れたときのイメージ」を何とか持ってもらえたら。悩ましいです。
かくいう私も昨日まで??ループに嵌まってました。(スコープ変えたからですが)
あと少しですよ!
morimori
正直、不甲斐無い自分を記事にするのは心境的には苦しいのですが「ボウズ解消」までの道のりを、ちゃんと記事として残すのも、リアルボウズのブロガーの役割ではないかと。
初心者ハンターでしか書けない記事を、今の私は任されているのではないかと。
諸先輩方からすると、イライラするような記事内容かもしれませんが、これから銃所持しようと考えている、あるいは今年エアライフルを所持したハンターからすると、諸先輩方の記事よりも私のほうが、より身近な記事かと。
あっはっは!単純に強がりです!
早くボウズのレッテルだけは剥がしたいです!!
NIY
ポンプ式はとにかくポンプ回数を一定にして、その弾道を体が覚えるまでは他の回数はポンプしない!
と、射撃場で聞いたことがあります。
それと、50mくらいまでならPCPにしろポンプにしろ威力はあまり関係ないと私は思ってます。
私の宝物、炭酸ガス銃のHOwA55G、30mネック一発でカルガモも倒れますから!とにかく安全を確認したら一杯発射してくださいませ♥
morimori
そうですね。ドラクエじゃあるまいし、高い武具を買えば強い敵を倒せるって勘違いしてました。
相棒とともに私自身がレベルアップするべきなんですよね。
確かNIYさんのガス銃って、スコープすらついてなかったはず・・・。
ありがとうございます、励みになりました!