さて悩んでます。

私のエースハンターは当たる銃なんです。
それは射撃場で会った、諸先輩方からもそう言われました。
1回目の笠取射撃場
2回目の笠取射撃場
しかし、昨今猟場でおしいところまでいくのですが、当たりません。
最初は、自分の腕のつたなさだと思っていたのですが、コメントからも諸先輩方から
「銃のせいでは?!」って意見を言われるようになりました。
どうも私も「技術」ではなく「道具」が悪いのではないか?!
と考えるようになってしまいました。
ただ私のエースハンターは、今年の頭にメンテナンス出しているので、現在はほぼ新品状態なので、銃本体の不調とは考えられません。
じゃあスコープなのか?っていうと、実はそれも考えにくいんですよね。
私のスコープは1インチの純正スコープで、ゼロイン調整後、銃を落とした等の衝撃を加えたことがないんです。
さっぱりわからないけど、とにかくこのまま猟に出続けても獲れる気がしません。
とりあえず、ネットで調べることにしました。
1番参考になったのは「海老」さんのこの記事
次に参考になったのは「zeke」さんのこの記事
最後に5チャンネルの「966」と「977」の意見が参考になりました。
結局、エースハンターの先輩方の話をまとめると、
「銃身にオイルが回ると当たらなくなる」
ってことです。
でも、そんなことは2年目の私でもエースハンター使いだから知ってましたよ。
銃身なんかにオイルなんか挿すわけないし、スプレー式のオイルも使わないし、ポンピング回りのオイル挿しも、多少多めに挿しますが、数度ポンピングしてから念入りにふき取ってました・・・。
・・・あ!!
やっと気がつきました!
多少多めにオイル挿して、ふき取らずに放置していた部分が一ヶ所だけありました!
今年の6月に笠取射撃場で起きた「ヒヤリハット」の記事をアップしました。
実はそのヒヤリハットの後からなんとなく「ボルト」の開閉が多少抵抗感があるように思えました。
それで猟期前に多めにボルト周りにオイル挿しました。
この記事書いていて、ようやく過去のエースハンターの特性が理解できました。
今年の医王山の記事です。
医王山で撃った最初の1発は初速がメチャクチャ速かったにもかかわらず、的どころかあの大きな「的紙」にすら当たっていませんでした。
ようやく理解しました。
初速が速かったのは銃身にオイルが回っていた結果だと。
銃身にオイルが回っていたから初速が速かったと。
ライフリングの抵抗を滑ったから初速が速かったと。
ライフリングの回転をきっちり喰らってないから
どこに飛んだのかわからなかったのだと!
この私の予想は多分ビンゴです。
で、なければ、ここまで外す理由が見えません。
つまり私のやることは銃身のオイルを一旦きっちり無くすことです!
前述の「海老」さんは記事の中で、自身のメンテの方法をこう書いてます。
「ブレーキクリーナーを薬室側からスプレーし、フェルトペレットを10発ほど撃っています。」
ふーん・・・ブレーキクリーナーかあ・・・。
ネットで調べてみると、車の分解作業中に、オイルをスプレーしながら作業すると作業がやりやすいらしいのですが、ブレーキ周りにオイルが回ってしまって、そんな状態だと、いくらブレーキ踏んでもオイルで滑るらしく、ブレーキクリーナーって、そういう金属周りの油汚れを強力に落としてしまうスプレーらしいです。
一般的には「パーツクリーナー」って名前で、通常のホームセンターに売っているらしいです。
はい!近所のコメリで買ってきた「パーツクリーナー」です!
こんなにでかいスプレーなのに、1つ198円!!
成分を見ると「石油系溶剤」
・・・。まあ油が溶ける「ベンジン」とか「シンナー」とかをただスプレーするだけのものです。
「海老」さんも書いているように、私も「自己責任」で薬室側からスプレーしました。
もちろんスプレーする前には、ボルト部分とかに石油系溶剤が飛ばないように、万全のカバーして・・・意を決して!
シューーーーーーー!!!!!!!
銃口から溶剤がボタボタボタボタ!!
あとは余分な溶剤をふき取って、銃身の油落としは完了しました。
これで相棒は元に戻ってくれたと信じています。
それから「海老」さんの同記事でこの言葉も胸に刺さりました。
「ポンプ回数変えると左右の着弾もずれる!ポンプ回数は一定に」
相棒よ悪かった。
オイルが回っている状態だけじゃなく、ポンプ回数まで変えて、おまえの性能を疑っていた・・・。
今後はどんな相手でも「ポンプ8回」で勝負したいと思います!
追記:2018年12月1日
この記事をアップしてから、諸先輩方からいろいろなご意見いただきまして、改めて私なりに調べて、上記の記事の内容だけでは、
かなり危険性を含むということがわかりましたので、追記します。
エースハンターは直接ペレットを銃身内にボルトで押し入れます。
そのボルトの先端には穴がL字で開いていて、ボルトをロックしたときに、直角のL字型の穴が下にある蓄気体とつながります。その状態で引き金引けば開放された圧縮空気は、ボルト穴のL字で直角に曲がり、ペレットの後方から直撃するわけです。
つまり、蓄気体とつながる「穴」の先まで銃身方向にパーツクリーナーのノズルを押し込んでやれば、その先はライフリング切られた鉄パイプ内部と同じなので、危険性はずいぶん少なくなるわけです。
変に恐る恐る中途半端にノズルを突っ込む方が危ないというわけです。
次に、それでもパーツクリーナーは揮発性が高いので、噴射後銃身を下に向けていても、上がってくる可能性は高いです。
それをできるだけ避ける方法は単純に考えても2つあります。
1つはボルトを解放した状態で噴射直後に空撃ち。
1つはクリーニングペレットを噴射直後に押し込む。
どちらの操作をしても、その操作後に、ボルトをロック解除すれば、蓄気体との繋がりは切れます。
さて最後に、Oリングを多用した空気銃に、基本的にパーツクリーナーの使用は厳禁だということです。
これは間違いない事実です。
せめて「プラスティックセーフタイプ」のパーツクリーナーを使用するのが最低条件ですね。
この記事へのコメント
FX2000
オイルが銃身に回っても 目立って弾速が上がったりは無いでしょうし、弾がライフリングに掛からなくなるなんて事は有り得ないと思います。
それと、そのパーツクリーナー ヤバいですよ! プラスティックセーフタイプのパーツクリーナーを使わないと Oリングが すぐ逝ってしまいます ((゚□゚;))
FX2000
このようなタイプを使用しないと Oリングが 逝ってしまいますよ
ヒロポン
早急に分解清掃(パッキン・Oリングの全交換)を業者に頼んで下さい。
morimori
パーツクリーナーってそんなにヤバいしろものだったんですね。
もう使いませんし、使うにしてもプラスティックセーフタイプにします。
毎日空撃ちしてますが、今のところ不具合はありません。
ただとにかく、銃身のオイルは取り除いたと思っているので、不安を解消した状態で猟に臨むことができます。
前に進むための暴挙でした。ご心配おかけしました。
黒猫
私は先日、ボコンとか変な音がして弾が全然飛んでいませんでした。明らかに弾速が低くて。これはもう、笠取でご一緒パターンでしょうか。。
morimori
銃身のオイル回りを気にしなければならないのは、ポンピングというシリンダーのピストン運動を兼ね備えた銃ならではの悩みでしょうね。
この件でゴム系がダメになったら、ご一緒に「笠取」ではなく、お互いに「メンテ」でしょうね(失笑)