初年度猟期の後半から、いくら猟場回っても見つけることができない小物狙いから、水辺に行けば必ずいる「カモ」狙いに変更し始めました。
2期目は最初から「カモ」だけを狙って回ってます。
おかげさまで昨今、経験値がグングン上がっています。
しかし、あともう一歩の所で「ボウズ」のレッテルが解消できません。
さて「カモ」狙いに変更してから、私を悩まし続けているのが
種判別の難しさ
です。
カラスやムクドリ、ヒヨドリにスズメって、だいたい単種の群れを作ります。
ムクドリの群れの中に1羽スズメが混じるって、まあ見たことないです。
しかし水鳥って、なんであんなに雑多な群れを作るんでしょうか?
狩猟鳥と非狩猟鳥がごった煮的に混ざっているのって、本当にイライラします!!
さて、この記事で掲載される写真はこの2冊の本からの情報です。
左の「新水辺の鳥」はカモ以外の鳥についても書かれているし、何より薄いので猟場に持ち込んでます。
右の「日本のカモ識別図鑑」は、猟の後に識別に迷った時の答え合わせとして使っています。
さて、私のようなカモ初心者でも安心して識別できるのが「カルガモ」です。
オスもメスも通年同じ色で、狩猟鳥のカモの中で唯一「留鳥」いわゆる、一年中日本にいるカモです。
それからなんといっても「青首」です。
青首とはマガモのオスのこと。
で、その近くを仲良く泳いでいるのがマガモのメスです。
青首は目立つので、その近くを泳ぐマガモのメスも良く見かけることになります。
上記の写真でもわかりますが、青首と同じ腰の部分に同じ白黒で縁取られた青い部分がメスにもあります。
そういう意味でマガモはオスメスわかりやすいです。
ただ今期の経験上、青首の横を泳ぐ多分マガモのメスらしきカモが、その青いサイン部分が完全に羽に隠れてしまって、なんのカモだかさっぱりわからないカモがいました。
こうなると今の私の実力では、例え青首に寄り添うように泳いでいても「マガモのメス」だと確信持てませんでした。
それから最近猟に出たときに、顔が覆面レスラーのように派手なカモを見つけました。
始めてスコープで「見た種」なので迷いました。
「確かコガモだったよなあ・・・でも非狩猟鳥のトモエガモも派手な顔してたはず・・・派手な顔って言えばオシドリも派手だけど、でもオシドリではないなあ・・・。なんだったっけあのカモ・・・。」
ってときに「新水辺の鳥」を携帯していたのが役に立ちました。
はい!コガモでした!
あいつ撃てる!って気がついたときには、私がガサゴソやっていた気配に気がついたのか、コガモにずいぶん距離取られてしまい、それでも撃とうと射撃体勢に入った時にはバタバタと飛ばれました。
ちなみに後日他の猟場でトモエガモ見ました。
もうコガモとトモエガモで迷いません。次は撃ちます。
さて、カモ狙いのハンターとして、一番ムカつくのが
「オオバン」です!!
先日アップした記事内では書きませんでしたが、
2発目と3発目の間に、ボサの中でじっと待ってた時間がありまして、その時に目の前5mの位置で潜水から上がってきたカワウが、上がってきたと同時にバタバタ飛びました。私の存在を気がついたんでしょうね。すげえなあ鳥って目が良いんだなあ・・・。
で、その5分後に、同じ5m先をゆうゆうと泳ぎ通り過ぎるオオバン・・・。
てめえ!非狩猟鳥ってなめすぎじゃあ!
くちばし黄色に塗って!
以下暴言!
ちなみに狩猟鳥の「バン」はこれ
正直、猟場でまだ見たことないです。
さてさて、同じく先日の記事内で出会った「種判別」の難しさです。
距離30mで見つけました。
ボウズ解消!
って思ったのですが、良く見ると頬に白いマークが・・・。
「一見、キンクロハジロ(狩猟鳥)だけど、頬に白ってホオジロガモか(非狩猟鳥)・・・。でもホオジロガモってあんな感じだったっけ・・・。」
もたもた考えていたら、距離取られて、結局60mくらいでスコープじゃなくデジカメで記録しておこうと思って撮ったのがこちら。
この記事内、唯一私が猟場で撮った写真です。
画像が荒くて申し訳ありませんが、キンクロハジロなら「冠羽」があるのが特徴なので、迷わず撃てたのですが、結局最後まで撃てませんでした。
とにかくスコープで見た感じ、姿が黒くて目が金色でした。
で、猟から帰って「日本のカモ識別辞典」で調べたホオジロガモがこちら。
・・・。
ホオジロガモは胸のあたりが真っ白ですね。
私の撮った写真のカモは、確かに頬のあたりに白いマークありますし冠羽ありません。
それでも目からくちばしにかけての感じは、キンクロハジロに近いっちゃ近いです。
はああ・・・。
カモって難しいですねえ・・・。
この記事へのコメント
spinicker
http://bwfc.blog133.fc2.com/blog-category-327.html
morimori
教えてもらったHP
http://bwfc.blog133.fc2.com/blog-category-327.html
の「スズガモ 御宝田遊水池 20130211」の2枚目の写真のスズガモのメスは、頬とくちばしと金色の目は確かに、あの日猟場で見たカモとそっくりです。ただ当日のイメージ的には、キンクロハジロくらいの黒っぽさがありました。
あと、マガモやカルガモみたいに、キンクロは姿見せるとバタバタ飛ばずに、ゆっくりゆっくり沖へ泳いで逃げる経験値は、初年度積みました。そんな逃げ方に、この写真のカモは似ていたので、記事中ではキンクロハジロではないか?!って書きました。
スズガモがキンクロのようにとろく、ゆっくりゆっくり逃げる習性があるのなら、私が撮った写真のカモはスズガモのメスだと思われます。
いずれにせよ「思われる」って書いている時点で、次回出会っても撃てませんね(笑)
いやあ!カモって難しい!!