さて気がつけば、今年ももう10日ほどで終わるんですね。
まだ年賀状とか、あれとかこれとか、全く終わらせてない状態で、
「丸1日、狩猟ができるのは前半戦、これが最後かも?!」
って勢いで先日、日の出前から狩猟スタートしました。
まず向かったのは「霞ヶ池」
向かっている途中で夜が明けました。
前回と同じ場所まで行きましたが、ボサが枯れ始めてます。
獲物は見やすくなりましたが、隠れ場所が薄くなり見つかりやすくなってます。
ボサが積雪で倒れきってしまうと、射程距離の短いエースハンターでは、もうカモ猟はできなくなるでしょう。
カモ猟はこれが最終日になるカモ?!
まずは目測60mで青首すぐ発見!
ぱあああん!! バタバタバタ!!
到着直後ってのに焦って撃ってしまいました。
もっと心落ち着かせるためにも観察する時間が必要でした、反省。
で、いったん出直そうかと戻っていた時に、ため池中央に青首発見。
すっとその場にしゃがみましたが、枯れかかったボサの隙間から青首が見えます。
歩いていたってことはもちろん道路上で、そのままのり面を超えて射撃できるギリギリまでボサに軽く突っ込みましたが、やっぱりボサの隙間から青首見えてます。もちろん青首からも見えてます。
わかってます。でもこのまましゃがんだままだとボサが濃く、だからといってガサゴソとボサに突入すれば100%青首に飛ばれます。
はああ仕方ない、目測50m立射で勝負!
ぱあああん!! バタバタバタ!!
まあしょうがない、私の立射の精度なんてこんな程度です。
さて問題は、こんなに早い時間にもかかわらず、ため池周辺に私以外の車が停まっているのを見つけたので、仕方ない「霞ヶ池」での猟はこれで切り上げます。
次に向かったのが、前回初めて行ってみて「オオバン」だらけだった猟場です。
さてこの日、待てど暮らせどオオバンしかいません。
本当に上流も下流も視界の続く限り探せど、オオバンしかいません。
こんな逃げも隠れもしないオオバンの群れ見てると・・・以下暴言。
はい!次!
ってことで「鳥たちの楽園」へ急行。
着いて一見して、
「・・・鳥が少ないなあ・・・。」
ってだけでなく、
びゅおおおおおおお!!!!!!
って強風!!
まじか!勘弁してくれ!
強風だけでなく、とにかく鳥たちがいません。
そんな中で青首御一行様を見つけても、100m超級で強風。
一番近づけそうなボサ探して、忍んで近寄りましたが、とにかくボサが薄い!
青首御一行様から見れば多少目隠しにはなってますが、私の真後ろにはまるでボサはなく、散歩客やランニングマンとかのギャラリーには丸見えの場所です!
いやあ!何より人の目が怖い!
こんな場所でも目測70m!
まずカモよりも背後の確認です。
車の流れを確認し、ギャラリーが完全にいないこと確認して、ケースから急いで銃出して、
ぱあん!バタバタバタ!
当たるわけがない!!
ここで午前の部は終了、昼休憩にしました。
さて午後からは「鳥たちの楽園」のもう一つの裏の顔、ヒヨドリ猟にシフトしました。
元々奥の農地から朝からやかましいほどピーピーとヒヨドリ鳴いているんですよね!
正直、住居地からずいぶん楽園は距離あるんで、こんな遠出してまでヒヨドリなんか・・・って思いから、きっちりこの場所でヒヨドリと向き合ったことありませんでした。
でも良く考えてみれば、私は2年目にして猟場でヒヨドリ見たことないので、一度試す価値はあるかと。
それとスコープの件でもいろいろ悩んでいまして。
やっぱりエースハンターは大型のカモ猟より、小物ハンターのほうが向いているのではないかと。
それを試すいい機会かと!
やってきたのはこんな猟場です。
目の前の畑の奥の小高い林の中から、えらいことヒヨドリ鳴いてますし、飛んでる姿も見えます。
はい!初めて猟場でヒヨドリ見ました!
それでですね、この写真を撮ったのは、舗装されているけど車1台しか通れないような、
いわゆる「農道」いわゆる「公道」上からです。
つまり写真撮るため私が立っている場所には公道があります。
そしてこの猟場の奥は、グーグルマップで確認する限り、道も家もなく畑しかありません。
つまり、写真に写る目の前の畑に一歩でも入れば、林の木立に留まるヒヨドリを撃てます。
ただし、もし万が一この場所に人が来たら、裸銃かまえている私が丸見えってわけです。
まあ、いろいろヒヨドリの様子を眺めていても、この農道に車が入ってくることもありませんでしたし、この状態の畑に農家が来るとは思えませんでしたので、覚悟さえ決めればこの畑のど真ん中からヒヨドリ猟を始めることもできました。
・・・できましたが、ギャラリーの来る確率よりも、知らない土地での「撃ち上げ」に、正直メチャクチャ恐怖を感じました。
2年目の猟期は頭から「カモ猟」ばかりで、バックショットOKの撃ち下ろしばかりでしたから。
「確かにグーグルマップでは畑しかなかったけど、今日天気良いから林の裏の畑に農家さんがいたら・・・さすがに威力の乏しいエースハンターといえど、撃ち上げって・・・。確認できないのにこれでは撃てねえなあ・・・。」
仕方ありません、写真の林に突撃して一番小高いところまで登りました。
その先は木々が邪魔して良く見えませんでしたが、振り返って今来た方向を狙えば間違いなく人がいなかった、写真で写した畑しかありません。
木々が密集してる中、唯一今来た方向の畑に一ヶ所射撃線がある止まり木を発見。
しかし近い!レーザー距離計で23m!それも撃ち上げ!
これだけ近くても、10分に1度くらい、その止まり木にヒヨドリ留まるのですが、留まってはそわそわしてすぐに飛び去るって感じ。
仕方ない、いつもなら獲物を確認した後でしか装填しないのですが、今回はペレット装填してヒヨドリを待ちます。
装填してから何回かヒヨドリを目視しましたが、スコープに捉えることまではできませんでした。
それほどヒヨドリの動きが速い!
それよりもペレット装填してから気になったのが、
「確かにこの方向に撃てば人はいなかったかもしれない・・・でも撃ち上げで撃つと、さっき自分の来た方向に撃つわけだから、農道いわゆる公道を弾は越えるよなあ・・・それはさすがに違反だよなあ・・・。」
結局、いろいろ気になり過ぎて、この場所で1発も撃てませんでした。
初年度って、あんな場所やこんな場所でムクドリ狙って撃ったよなあ・・・。
あれって撃ち上げだったよなあ・・・今考えると違反してないけど・・・以下省略
<
さて、ヒヨドリ猟では何もしてないように見えますが、それでも昼休憩で回復した分の貴重な体力は全て使い切ってしまいました。
安全第一!
体力に自信がない私は、多少疲労を感じた時点で、猟を切り上げることにしています。
しかし!このままでは帰れません!
30分ほど車中で休憩して、もう一度体力を取り戻すことにします。
ボサがなくなる前に・・・。
せめてあと一勝負・・・。
で、楽園の水場に戻ってきて、猟場を車を流しながら見て回りました。
午前中よりも多少鳥たちが増えた感じがします。強風もおさまってます。
ただ午前中よりも少々ギャラリーも増えた気もします。
いつもの猟場に向かいます。
今期初めてこの場所にきて、ボサを折り倒しながら突っ込みましたが、今はボサがなくなり始め、まるでけもの道というか「猟師道」のように整備されたボサの道。このボサへの突入が、自分の集中力とか考え、本日最後の猟と決めました。
そのボサの道は歩きやすく、L字に曲がった射撃線の先のボサも折れていて狙いやすいです。
でも、その射撃線の先に獲物は・・・いません。
しかし射撃線西方向ではなく、ボサの続く北方向に向かってカモを発見!
でもえらいこっちゃ!ボサが濃い!!
射撃線どころか、視界すら確保するのに困難です。
逆に言うと、カモからは気づかれにくいということです。
でも、私が見えたということは、カモからも見えてるはず。
これ以上動けません。
3倍スコープで確認するも、時折まるで視界がなくなるくらい濃いボサです。
ワン or エイト!!
仕方ない
イチかバチかです!
本日最後の射撃位置をこの場に決めました。
3倍で確認してると、今期初めて楽園でキンクロハジロを見つけました。
目測50m!
「今日最後の勝負が、50mのキンクロかあ・・・。」
って思っていた時に、視界の端にもっと近くにコガモ発見!
もうコガモか?トモエガモか?って迷う私ではありません(笑)
ただボサが濃いと、どうしても銃口をボサの奥に突っ込み過ぎます。
そうするとアイレリーフが合わず、最高9倍にするとパララックスで視界が真っ暗になる始末。
だからといって、きちんとほほ付けすると、今度はスコープがボサの葉っぱで完全に隠れて真っ暗になる始末。
それでもボサにこのまま特攻すれば、絶対に飛ばれます。
もう銃口先は気にする余裕はありません。
まずスコープでコガモが進んでいる位置を確認し、その先で9倍スコープで狙える隙間を見つけコガモを待ちます。
これだけボサが濃いと目測も自信ありませんが、距離30mと読みました!
我がエースハンターでは、7.5cmアップする距離。
でも心情的に「水」を狙いたくありません。
水面とコガモのギリギリの部分を狙います。
心静かに!狙う・・・。
ぱああん!!
バタバタバタ

うああああ!!!!
嘘だろ?!今のでもダメかあ!!!
さすがに今のは手ごたえあったんだけどなあ!!
はい!本日も元気にボウズです!
でも今回は、回った猟場や初めてのヒヨドリ猟を始め、2年目前半戦の集大成になるような出猟となりました。
まあ改めて冷静に考えると、確かに50m以上の遠距離のカモ相手だと、エースハンターの純正スコープと威力では、かなり厳しい勝負をしているのかもしれません。
例えカモ相手でも、50m以内に近づく、あるいは近づくのを待つ努力が必要なのかもしれません。
このままエースハンター片手にカモ猟を続けるなら、今後はある種の覚悟が必要です。
それから初めてのヒヨドリ猟も経験値として収穫がありました。
初年度は、多少ムクドリを狙う機会に恵まれましたが、ムクドリは留まってから多少落ち着きがあるので、スコープを3倍から最大9倍にして、改めて狙い直すだけの時間がありました。
しかし、今回初めてヒヨドリを狙って、というか狙う機会にすら恵まれないほどの落ち着きのなさです。まあ止まり木が23mと近すぎたのもあるのですが、林のど真ん中で射撃線をちゃんと40mほど得るほうが奇跡に近いです。
そして改めて「撃ち上げ」の怖さを実感しました。
エースハンター片手に小物ハンター目指すなら、全て「撃ち上げ」と考え、ロケハンとかを含めた矢先の入念な下準備が必要です。
威力は弱いかもしれないけど、ちゃんと整備さえすれば、銃身は純日本製で律儀に弾を届けるのがエースハンターです。
30-40mほどの撃ち上げヒヨドリ猟には、現在のスコープも含めて、実は一番適した銃かも知れません。
2年目にして、ようやくエースハンターの利点と欠点が見えてきました。
この記事へのコメント
黒猫
という結末を期待していたのですが、残念です。でもまぁ、安全第一で行けたことは良かったですね!
私は1ヶ月以上、ボウズが続いています。記事に書かれたように、何でこんなコトしているんだろう?って、やめようとも思いました。
でもどうせやめるなら、最後に大物を1頭捕りたい!!(やめませんし、小物ハンティングクラブですけど)
鳥用の調整も済みました。50メートルで1インチで妥協してしまいましたが、年末に時間が合えば、一緒に鳥を追いましょう!
morimori
黒猫さんなら、あのヒヨドリどう撃つんだろう・・・?!