今期最後の出猟

我が福井県において、
「特定鳥獣(ニホンジカ・イノシシ)に限り狩猟期間を11月1日から翌年3月15日までとします」
とあるので正確に言うと、あと1ヶ月ほど止めさしを行う理由で、エースハンターを出動することができます。

しかし私は罠猟師ではなく、仕事の休みを考えると、本日今期最後の自力出猟となりました。

もちろんもう1羽獲りたい!って気持ちも強かったのですが、それよりも先日作った二脚のガンポットをどうしても今期中に実戦で試したい気持ちのほうが強かったです。


さて実際に使ってみると、モノポットよりも慣れない設置作業で、どうしても動作が大きくなり、3回カモに逃げられました。
こればかりは実戦で数こなすしかないでしょう。

しかし、2度ほどカモを狙うチャンスがありまして、こんなにレチクルがぶれないのは初めてでした!!
・・・ただなぜか外れましたけどね。
でも、ブレのせいで外れたわけではないために、他の理由が見えてきました。その話は後日。


で、本日は天気も良く、ギャラリーも多く、昼前にはカモたちはほとんどいなくなってしまいました。

それでも200mほど先にコガモのペアを発見、二脚のガンポットで狙ってみます。
200m先のコガモなんて、最高倍率9倍のスコープではガチャガチャのフィギュアのようにしか見えません。しかし二脚ガンポットを使用すると、レチクルを数分以上もぶれなくコガモに合わせることができました!
すげえ!二脚!!

あっはっは!でも撃ちませんよ、弾丸も入れてません。
エースハンター本体に、距離によるドロップ率を書いたメモを貼り付けてあるのですが、
最高で95m-72cmまでしかわかりません。
200mなんてどれだけドロップするのかさえ想像もできません。

ただこんなスコープの実戦練習ですら、次の猟期までできなくなるんだなあ・・・。

「ああ・・・終わった・・・。」

楽しかったなあ・・・って思いと、多少の寂しさが湧いてきました。
よく遊ばせてもらいました。
最後に猟場に手を合わせて「ありがとう」って言って猟を終えました。



ちなみに、これが本日の出猟道具たちです。
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ぶ厚めの防寒防水手袋は、ポンプ銃をポンピングするときに役にたちます。
ポンピング方法については2年間いろいろ試行錯誤を重ねて、ようやく2年目猟期中盤辺りから落ち着きました。
詳しい話はまた後日。

あとダイソーの折りたたみ椅子です。これ今期大活躍でした!
猟場で腰かがめて待つのって結構体力使うのですが、この椅子を導入してからずいぶんと楽になりました。
それからこの写真のように、地面がドロドロの場合でも、ちょっと銃を置きたい時とかのテーブル代わりにもなるんですね。
写真を良く見ると安全ピンがついているのですが、そこにリングを通していて、銃ケースにカラビナで吊り下げて両手フリーで猟場に入り、腰をかがめて移動するようになる時点で椅子をカラビナから外し、中腰での移動や休憩の全てに役にたちました。








さて、自力出猟が終わりましたので、私の中で本日が終猟です。

で、猟期2年目を振りかえります。


今期振り返っての気持ちは・・・やっぱり前半戦振り返っての記事とほぼ同じ心境です。


とにかく初年度との違いは、
「出猟が楽しい
これに限ります!

で、初年度との違いはやっぱり「初日」が出たことですね!

コガモを初めてさばき食べたことは、本当に良い思い出と経験になりました。

あと罠猟師の手伝いをしたことも、大きな経験となりました。

今期は本当にいろいろな意味で「猟師を楽しみました」


あと楽しかったからってのも大きかったですが、今期の福井県はまれにみる暖冬でした。
そのために、最初から最後まで同じスタイルで100%カモ猟を押し通すことができました。



で、改めて初年度を振り返りつつ確認してみると、

大雪だったり

銃の故障だったり

インフルエンザだったり

ロケハンだったり

今期と違う意味でいろいろありまして、今期と比べるとほとんど出猟していませんでしたね。
初年度は本当に苦労の連続で、あまりいい思い出ありませんでした。



でも2期目は本当にいろいろあったなあ・・・(遠い目)


みなさんはどんな猟期でしたか?
私にとって今期は「人生の転換期」となるほどの大きな大きな経験をした猟期となりました。

本当に楽しい思いをさせていただきました。








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