北尾トロさんの狩猟本第3段です!
今回は狩猟3年目から5年目までの3年間の出来事です。
初年度の様子を書いた「猟師になりたい!」と2期目の「猟師になりたい!2」は右側バーナーからAmazonに飛ぶことができますので、未読の方はとりあえずAmazonレヴューを読んでもらうと、なんとなくどんな本なのかがわかると思います。
さて、私のブログの節々に「北尾トロ」さんの名前が出てます。というか、負けたくないライバルであり先輩だったんです、私にとって。
それも初年度0羽・2年目1羽ってところまで同じです!
この本が発売になったのは2018年8月なので、発売から半年以上も経ちましたが、猟期とかあんなことやこんなことがごちゃごちゃあって、ようやく存在知って読むことができました。
でまあ、猟果は相変わらずのトロさんなのですが、3冊目で私との決定的な溝があらわになりました。
もともと
「社会人エアライフルハンター」
って共通項で北尾トロさんのことを見てました。
ハンター系の情報は、狩猟が得意でも文章が苦手な方も多く、なかなか有益な情報も少ないです。
しかし、北尾トロさんは元々プロの物書きで、たまたま狩猟に興味を持ってこの世界に入られた方。
つまり、抜群に文章力として読みやすいんですね。北尾トロさんの本って。
だから文章を介しても、ライバル視できるほどの存在感を文章から得ることができました。
それゆえに、3作目にして文章力だけでリアリティーを持って、今の私とは「狩猟」に対する考えがまるで違うということが垣間見えました。
私とトロさんの1番の違いは、
「趣味」と「職業」の違いです。
何度かブログで書いてますが、私は長年アマチュアベーシストで、死ぬまで音楽の世界に生きていくものだと信じていました。
しかし福井県というクソ田舎では、音楽という文化的な活動はなかなか難しいことに気がつき、第二の人生を模索していた時に「山賊ダイアリー」に出会い、狩猟の道に飛び込みました。
そうです、私にとって狩猟は第二の人生として選んだ大切な「趣味」です。
一方トロさんは、東京から長野に田舎暮らしを目論んだ時に・・・これは私の邪推かもしれませんが、ライターとして、物書きのネタとして、狩猟の道へ飛び込んだのではないかと。
上手くいってもいかなくても「ネタ」になる!
それはトロさんにとって、半分趣味を兼ねながらのネタ作り・・・の仕事と言えるでしょうね。
これも邪推ですが、4年目猟果0なら狩猟を辞めるって宣言したこと自体、ライターとしてハンターを目指し、その結果、本も2冊刊行できたから、まあこれで十分です!って気持ちがありありと伝わってしまいました。
立場も猟果も同じトロさんだったからこそライバル視してましたが、気がつけばなんか狩猟に対する気持ちと思いはまるで違う方向となりました。
ただやっぱり、読み物としては抜群に読みやすいので、今後もトロさんが本書けば、私は買ってしまうと思います。
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