先日、経験者講習会に出席したのですが、その際に再確認したことがありましたので報告します。
実は、この記事を書くにあたり、もう一度「猟銃等取扱読本」も読み返しました。
そしたら「猟銃等取扱読本」のほうには「銃の郵送方法」が書かれていません!
そうなんですよねえ・・・私は福井県在住でありながら、山口県の銃砲店から「エースハンター」を購入しました。
そのために、初めて銃を手にしたのは、銃砲店さんからの手渡しではなく、宅配業者からの荷物の受け取りでした。
そういう意味で、スタート時から「銃の郵送」には関わっていたわけで、多少なりとも知識はありました。
当時どこからその知識を仕入れたのかは覚えていないのですが、銃の郵送に関して猟銃等取扱読本を散々読み返しても書いてなかったことだけは覚えてました。
さて、先日「経験者講習会」で最後にテストが行われたんですが、その問題の1つに「銃の郵送方法」についての問題があって、その問題の解説を警察の講師が話されました。
そうです、経験者講習会で配られた「猟銃等取扱いの知識と実際」の中に、「銃の郵送方法」の具体的内容が書かれています。
具体的には「猟銃等取扱いの知識と実際」の
第5章 猟銃等の安全管理
第2 猟銃等の所持の態様についての制限
2 猟銃等携帯・運搬の遵守事項
(4)猟銃等運搬の委託
に書かれてます。
文章が長いので、私的に簡潔にまとめると、
・自分で運ぶのが原則だか、宅配業者に委託することもできる
・宅配業者に委託する場合、本社・支社・荷扱所等に直接委託する
・コンビニ等の取次店には委託しないこと
・原則として、銃を分解して複数の荷物として分け、日時や宅配業者を変える等の措置を講じること
・荷物が銃であることを宅配業者に告知すること
・「品名」「荷受人」欄には銃であることが、第三者にバレないように記載すること。
・荷物は貴重品扱いとして送ること
こんな感じです。
重要ポイントは2点です
1点目は「直接委託」
2点目は「銃」であることの告知
1点目の直接委託で言うと、私もそうですが、一般的に宅配便を利用するときって、やっぱり便利だから通常は近所のコンビニ利用しませんか?
田舎の話で言うと、米とか酒とか売っている個人営業店なんかも、今でも宅配便の取り扱いがあったりします。
ただ、こういういわゆる「取次店」は「間接委託」になるので、銃の郵送方法としては認められないということです。
ちゃんと直接委託できる営業所を調べた上で銃を郵送しなければなりません。
2点目は、宅配業者にはきちんと「銃」であることを告知することです。
銃と告知したうえで貴重品扱いとして送ります。これで宅配業者のほうにも「責任」が発生するわけですね。
でもですね、第三者に知られないような配慮も求められます。
具体的には「品名」を「スポーツ用品」とか「レジャー用品」って書くわけです。
私は初年度に銃が不調になりメンテナンスに出した際に宅配便を利用したのですが、その時には「品名」に
「精密機器(取り扱い注意)」
って書きました(笑)
あと受け取りのほうも「〇〇銃砲店」ではなく、代表者の個人名を書いておきましょう。
さて、今回書いた記事の内容は「猟銃等取扱読本」のみが知識としてほぼ全ての初心者にとっては、まるで知らない情報だと思われます。
当時、私も情報的に苦労した部分です。
我が屍を越えて行け!!
ってやつですね(笑)
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