今回の記事は、色っぽい話ではありません
100%ガッツリのエースハンター話です!
エースハンターのポンプ回数で悩んでいる話です(笑)
さてさて、2年目は記事にはしていませんが、実はかなりの数の半矢で悩みました。
私の相棒はポンプ式空気銃の5.5㎜エースハンターです。
それを2年目までポンプ8回で撃ってきました。
理由としては、ノーマル部品のままで必要以上のポンピングをすると、レバーにえらいこと負荷がかかり、曲げてしまう事故が増えてしまうとのこと。
実際にメーカー推奨としてポンプ10回まで、できればポンプ8回までってのが、エースハンター所持者のいわば常識です。
それでですね、私はそれを今まで守りに守って、ポンプ8回で戦ってきました。
しかし!もう我慢できません!
3年目はポンプ回数を変えます!!
そんな思いから、先日医王山でポンプ10回を試してきたところです。
そしてポンプ10回を試してみて驚いたのですが、ポンプ8回の時よりも10回のほうが集弾率が増したんです!
これは本当に驚きでした!!
我が相棒エースハンターは、まだまだポテンシャルを秘めているのではないかと!
もっとポンプ回数上げても、威力だけでなく集弾率ももっともっと上がるのではないかと?!
でも一方で、ノーマル部品で多回ポンプして大丈夫なのか?!
って問題があります。
ただですね、この問題は実は私の中で解決済みです。
初年度の猟期中に私はメンテナンスを余儀なくされました。
そのメンテナンスを行ってくれた「SAWAエンタープライズ」さんのアドバイスで、
「レバーさえ曲げなければ15回くらいのポンピングはOK」
って言われました。ただし、
「バルブやパッキン等の消耗品の負荷がかかり、メンテナンスまでの時間が短くなる」
とも言われました。
あと、ポンプ銃の宿命として、ポンプ回数が増えれば増えるほど、引き金が重くなります。
これもですね、私はクリアしてます。なぜなら私の銃はエースハンターではなく、スーパーエースだからです。
スーパーエースのオプションとしてセットトリガーいわゆる、どんだけ引き金が重くなろうと軽く引ける装置が標準でついてます。これのおかげで、狙うブレを抑えるためにポンピング回数をひかえる必要がなく、限界までポンプしても引き味が同じです。
同じくスーパーエースのオプションで、3-9倍スコープがついてます。
通常のエースハンターのスコープは4倍固定です。
なんて言うんですかね、私のエースハンターはスーパーエースだったからこそ、標準スコープですが60m先のカモでさえ、きっちり捉えることができます。
つまり私のエースハンターは、世に多く出回っている標準エースハンターではなく、
「セットトリガー」と「9倍スコープ」って、
ドーピング状態の5.5㎜特別仕様のエースハンターです!
こんな銃なのにですね、エースハンターは威力がないからカモと勝負できない!!
なんて私がほざいたら、全国の標準エースハンター所持者からクレームの嵐となるでしょう!!
ぶつぶつ言ってきましたが、これが「3年目の浮気」というか、決意です!
私は3年目、ノーマルエースハンターの限界ギリギリまでポンプ回数を増やしたいと思います。
問題は
何回ポンプするか?!
です。
まあなんていうんですかね、私自身はこんなポンピング方法生み出してますので、15回ポンプだろうと、射撃場でも疲れずレバーも曲げず、ポンプする自信はあります。
しかしエースハンターの強化レバーで有名な「近江屋」さんのHPに、
「エース5.5なら常用8~13回、ここ一番で稀に15回」
「15回以上の多回数ポンプはポンプ体(ピストンのゴムパッキン)やシリンダーを急速に消耗させる」
と書かれてます。
さてさて、いろんな情報を鑑み、いろいろ悩みに悩んだ挙句、ギリギリのギリギリとして、
ポンプ13回!
に決めようかと思います。
正直、最初は12回にしようかと思ってました。
なんか13回って縁起が悪いんじゃないかって勝手に思ってました。
でも調べてみると「13」って数の縁起の悪さは、ほぼキリストにまつわる話でした。
逆に、日本において13って、どちらかというと縁起が良いらしいのです!
この記事のお世話になりました。
そっか・・・日本は割り切れない数、例えば素数のような13は縁起が良いのか・・・。まあ確かに結婚式のご主義も1万円札1枚とか3枚とか割り切れない数で渡すもんなあ・・・。
まあただ、13回というのはあくまでポンピング回数の上限ということであり、実際に射撃場で13回ポンプで撃ってみて集弾率が落ちたなら、グルーピングとパワーの一番美味しいところを探ることになると思われます。
さて最後に、威力の話をします。
調べてみると一般的な5.5㎜PCP式エアライフルの威力は30FP位です。
そして計算上の5.5㎜エースハンター13回ポンプの威力は24.9FP
まあおよそ
2割減
ってとこですが十分ですね。PCP式の製品によっては、25FP前後くらいの威力の銃もあるみたいですし、PCP式でも4.5㎜だと18FPくらいが限度みたいですね。
今まで私はポンプ8回の弾速計でのデーターで、
678fps
って平均値的に考えていました。
弾速計算ソフトでも678fpsで計算してました。
でも678fpsを、
で、考えてみると、ポンプ6回から7回の間くらい、FPだと16FP程度・・・。
まあほぼ
5割減
ってショボイ威力で2年目戦ってきたんですね・・・私、カモ相手に・・・そりゃ半矢出すわあ。
さて前述の近江屋さんのHPの中の話でも、かなり状態の良いエースハンターを20回ポンピングして、30FPがでたとかでないとか・・・。
つまりエースハンターでは故障覚悟で思い切ってポンピングしても、一般的PCP式銃の威力に届くか届かないか・・・ってのが限界ってわけで、それがエースハンター自体の威力の限界とあきらめたほうが良いと考えました。
単純に威力だけで比較すると、PCP式にはポンプ銃は負けますが、ランニングコスト等、ポンプ銃は猟期外だと格段に良い銃になります(笑)
例えばですね、一発撃ってしまえば残存エアーが0になるのがポンプ銃。やろうと思えばオーバーホールを自宅で自力で安全に行うことが可能です。
それから、PCP式のように1発ずつエア気圧が下がっていく銃だと、ゼロインも弾速も平均値しか得られませんが、ポンプ式の場合、1発1発残存エアーが0になるということは、逆に言うと何発撃っても一定条件で撃てるということ。これはデーターをとるときには有利です。
あるいは銃の一斉検査。PCP式だと検査中に「ぱあん!」って事故が全国的にちょいちょいあるって話を聞きますが、ポンプ式銃にはその手の事故は絶対にありません。一発撃てば残存エアーが0になりますので、もし万が一引き金引いても何も起こりません。
本当にそういう意味でエースハンターは安全で安上がりな銃と言えるでしょう。
さてさて、3年目にしてポンプ13回に決めた!
って話を長々書いてきましたが、実際にはそんな単純な話ではありません。
俺が先に壊れるか?!
相棒が先に壊れるか?!
って勝負の決断です!
いやあ!スリリングな3年目になりそうです(笑)
さて余談的にも余談です。
3年目の浮気的な話で言うと、俺一応第一種銃猟免許なんだよなあ・・・。
単純に威力が欲しいなら散弾銃って手もあるんだよなあ・・・。
っていうか、福井県ってエアライフル撃てる場所ないんだよなあ・・・。
散弾銃なら射撃場が福井県にもあるんだよなあ・・・。
マズシャゲキモクテキデサンダンモッテサ、
リョウキガイハクレーデアソンデサ、
ジシンモッタラソノジュウデカモウテバイイジャン!
ナニヨリジュウネンショジスリャ、ライフルモモテルシサ、
クマウチニモナレルッテカ?!
ヤッパリリョウシッテカラニハ、クマウチモシヤニイレルベキデサ!!
アッチャドッチャコッチャドッチャ・・・。
この記事へのコメント
ヘッポコ猟師
ブログをいつも楽しく拝見させていただいています。
最初に購入したのがシャープの空気銃で今もエースを
持っていますので記事がたいへん興味深いです。
猟銃歴も長いですが(ヘラに始まりヘラに終わる。)で
次の猟期は空気銃でと思っています。
morimori
山賊ダイアリーの影響もあり、エースハンター猟師は増えたと聞きますが、エースハンターの情報となるとなかなかネット上に出てきません。
なんか有益な情報あったら教えてくださいね。特に猟場での使用感覚やポンピングのタイミング等、実践話をお待ちしております!
ヘッポコ猟師
ご返信いただき有難うございます。
すごく研究、工夫しておられますね。
いろいろ探究する事自体が楽しいものですね。
わたしの場合ですが
鴨撃ちの時は頭か首だけ狙ってます。
正面から撃てる時だけ首の付け根から胴体を
縦に通るように撃っています。
弾はFX5.52mmでポンプ8回です。
10メートルで合わせておけば35メートル位まで
の間はちょっとだけ上に当たるかなの感じです。
(わたしの場合ですから迷われませんように。)
今後とも宜しくお願いいたします。
morimori
私は2年目、とにかく当てることだけ考えていたので、60m胴体ど真ん中ばかりを狙ってました。それも種判別がしやすいので、横向きばかりがターゲットになってました。
確かに正面だと、多少上下にブレても急所に入りますね。そういう意味では後ろ向きの首中央も良さそうですね。
横向きでも、羽や骨の重なりが薄いポイントがあるなら、なんとかなるカモ・・・。