時が経つの早いもので、こんな私でも銃の所持許可更新の時期が訪れました。
そのため初めての「経験者講習」も行きましたし、
初めての「所持許可更新手続き」も行いました。
さてさて、初めての「所持許可申請」の記憶もまだまだ新しい私にとって、申請してからOKの返事を待ちに待って、ようやく「電話連絡があった時の喜び」ってのも、生々しい記憶なんですよねえ・・・。
そんな私にとって「銃所持許可更新」ってのは、またまた新しい経験と発見であったとともに、
「我が屍を越えて行け!」
的な話もあったので、今後私の後を続かれる方には良い話になるのではないかと・・・。
さて、まず驚いたのが、
「所持許可更新の許可が下りました」
っていう連絡が警察からありませんでした。
当時、待つだけの状況に多少イラつきを覚えた私は、いろいろな先輩方の情報を集めました。
するとですね、どうも福井県特有の話ではなく、話を聞いた他の県の先輩方も、
「更新の許可が下りたという連絡が警察からはない。」
って意見ばかりでした。
これは初回の所持許可申請と更新の大きな違いです。
まあこれは警察の身になって冷静に考えれば理解できます。
簡単に言うと、処理する内容と扱う数の違いでしょうなあ。
今は納得です。
次が都道府県の違いで、その内容に差が出てくると思われる事例です。
いわゆる、
「新しい許可証をいつもらえるか?」
です。
正直私は、運転免許証と同様に、古い免許証の有効期間が切れる前にもらえるものだと思ってました。
しかし前述の所持許可更新手続きの際に、
「それでは手続きは終わりましたので、新しい許可証は誕生日の翌日からになりますからね。」
って明言されたので、
これも正直、
「?」
って感じだったのですが、あまりにも手慣れた感じで普通に言われたので、
「・・・はい。」
ってその場では、そう返事するのが精いっぱいでした。
で、先日ですね、まあめでたく初めての銃所持許可更新が滞りなく行われました。
そうです、私は誕生日前に連絡入れてアポ取って、誕生日過ぎに新しい許可証をもらいました。
その手続き自体は5分もかかりませんでしたが、今までの疑問を聞いてみました。
「あの、ちょっと質問なんですが、銃の許可証って有効期限が切れた後にもらえるんですね・・・。いやあてっきり運転免許と同じように有効期限内にもらえるものだと思っていたものですから・・・。」
「銃の許可証って交付日が書かれているんですよ、だから未来の書類を渡すわけにはいかないんですよね。」
なるほどなるほど、理解しました。
つまり、銃の許可証は運転免許と違って「交付日入り」ってのが鬼門だということです。
例えばですね、交付日前に新しい許可証をもらったとします。
そしてその新しい許可証で誕生日前に、正当な理由で銃を持ち歩いて・・・職質かけられたとします。
こうなるとややこしい話になります。
「誕生日まで」所持OKっていう許可があるのは古いほうの許可証です。
しかしそれはもう新しい許可証と交換して存在しませんから、手元にもありません。
そして新しい許可証はまだ交付前の書類です。
厳密的にいうと有効な許可証ではありません。
通常、こういう書類を民間的に考えると、「交付日」記載は交付受付した人間の手書きの記入ですね。
しかし銃所持許可証の交付日は「印字記載」のために、このようなややこしい矛盾が生じます。
さらに質問しました。
「じゃあ、私が今日許可証を取りに来るまでって、誕生日を数日過ぎてるじゃないですか。その数日って厳密には有効な許可証が手元にないわけですよね?それって何か問題ってないんですかね?」
「古いほうの許可証に「更新申請中」の印鑑を押していたでしょ?その印鑑付きの許可証が手元にさえあれば問題ないです。」
これもなるほどなあって話でした。
「印字記載の交付日」の矛盾を解決するための「更新申請中の印鑑」だということです。
なるほどなるほど、現時点で福井県の所持許可更新はこんな感じで行われているんだなあ・・・。
って、初めての所持許可更新体験話でした。
さてさて、我が福井県は「更新申請中の印鑑」を使って、矛盾点を無くして手続き行われています。
しかし、真偽のほどはわかりませんが、風の噂で聞いた話によると、我が福井県のような「更新申請中の印鑑」あるいは「それに準ずる書類」が一切ない状態で更新申請を行っている「都道府県」があるそうです・・・。
えーーー?!
あの空白の期間を、どう処理してるんだろう・・・。
って想像するだけで怖くなるので、想像しません!!
もう一度言いますが、この手続き方法は「福井県」のやり方です。
当たり前ですが、銃のルールは住まわれている住所の、生活安全課の判断を仰いでくださいね。
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