カモの綺麗な翼鏡を残したいって思いから始めたのですが・・・なかなか終わりが見えてきません。
元々は初めて獲ったマガモのメスの左の翼を残す計画でした。
実は並行して、マガモの右の翼鏡と、その後獲れたコガモのオスの翼鏡の羽も残してます。
まあ抜いた羽は簡単です。虫と汚れを落とすために洗剤で洗うだけ、まあ特に骨にくっついていた根元部分は特に念入りに洗うだけ。
後は形整えて乾燥して終わりでしょう。
現在こんな感じ、
特に匂いも無いのですが・・・どうも翼鏡のメタリックの光り方が鈍くなった気がします。ガンガン弱酸性洗剤で洗ったせいで、羽毛の必須な油分も全て抜かれたのかもしれません。
翼鏡を光らせたいのなら、何かしら油分を追加しないとダメかも・・・。
でも「保存」という観点からは、抜いた羽の処理はこれで完了とします。
問題は飾り方ですが、とりあえず保留・・・。
さて、手羽中の肉がごっそり残っていた翼のほうです。
で、1週間後くらいに様子見に行ったら、乾燥どころか、かなり湿っているんです。
回り見て理解しました、近所の畑に霜が降りてます。
朝一で確認したんで、多分玉ねぎ袋ごと霜が降りて、朝多少温かくなって霜が溶けたときに、塩が水分を吸ったのでしょう。
ダメですね、日本海側の福井県でこの季節、外乾燥は無理です。
仕方ありません、今度は羽の一枚一枚にまで気を使いながら丁寧に洗剤で洗います。塩漬け部分もゴシゴシ洗います。
後は家の中で乾燥していきます。
まずはドライヤーを弱にして、きちんと乾かします。
そして改めて手羽中や手羽先や関節や筋など、肉や水分がありそうな部分に塩をすり込んで、室内乾燥していきます。
この状態で数日後、塩をこそげ取ってみました。
触ってみると肉や脂はカチカチに塩漬けされようとしてるみたいに見えました。
ただ、写真では分かりにくいですが、余分な肉が多すぎる!
もう一度改めて、ちまちまとカッターとピンセット使って、小さな肉や腱を取り除きます。
最終的には見える範囲の肉と腱と脂は全て除去しました。
さすがに奥深くまで刃を入れ肉を取り除くと、あらためて獣臭が沸き立ちます。
家の中に入れた以上、この翼が一生モノになるか、匂いと虫でただのゴミとなるか、それはこの数週間の戦いだと思ってます。
上記の写真のあらわになった骨に、もう一度ごっそり塩しました。
続く・・・。
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