カモの翼を残したい(展示編)

カモの翼を室内に入れてからずいぶん経ちました。

その後も何度か除肉と塩による脱水を試み、いまだに異臭がしないことを考えると、手をかけている手羽中部位だけではなく、全く手をつけていない手羽先部位も、乾燥を終えたと考えて大丈夫だと判断しました。
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見た目、本当にきれいになりました。手羽中の骨から直接風切り羽が生えているのがわかるほどです。

さて、展示方法です。
まずは抜いた羽のほう。
これ、いろいろ考えたんですが、ガラスビンに入れるような展示方法ではなくて、実際に触れるような現実的な展示のほうが良いと判断し、こうなりました。
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土台は台所で大活躍のメラミンスポンジです。
ずいぶん光沢感が薄くなったように感じたので、油脂としてエースハンターのガンオイルを少々指に付けて、羽になじませるようにしながら形を整えてます。


次に翼の展示。
今度は抜いた羽と違い、リアルな翼です。
さすがに来客時のことを考えて、ガラス仕切りの展示が良いと判断しました。
で、Amazonで「ボックスフレーム」と検索かけると、いろんな商品が出てくることを見つけました。
その中で私が選んだのがこちら。

最終的に虫ピンで留めて完成です。
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最初はバックを木製の感じで留めていたんですが、いろいろ試す中で、白いバックのほうが良いと思えるようになりました。
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ずいぶん時間かけて、ようやく完成しました!
マガモのメスの翼標本です!

結局、標本のために行ったことは、洗剤による洗浄と、ちまちまとした除肉と、大量の塩での塩漬けだけです。
夏場になって、異臭や虫がわき始めたら、また対策考えますが、けっこう温かい室内に置いてあったので、とりあえずこれで完成かなあと。

本当に、改めてきれいな羽です!!






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