私が考えるカモ回収便利グッツ

初年度から2年目にかけて、ずっとボウズ続きだったので、本当にカモが獲れた後のことなんか考えてませんでした。
まあ、それでも一応考えてましたので、カモ回収グッズは準備してましたが、ずっとずっと車の中に積みっぱなしでした。
なんせ獲れませんでしたので、余計な荷物は猟場に持ち込むことをできるだけ避けてきました。


で、3年目にしてガンケースを変え、獲れたときの感覚も2年目後半につかめたので、3年目は回収道具もケースに入れて持ち運ぶようになりました。
ただ、詰め込みすぎると重いので、やっぱりできる限り荷物は軽いほうがありがたく、出猟のたびに持ち運ぶ回収道具を見直しました。

それで今回は3期目を終えて、現時点で私がカモ回収に関わる必須だと考えるアイテムを紹介します。


まずはド定番のリール竿と重り。
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これは初年度に購入しました。

あと初年度に思いついた、カモキャッチャーのアイデア動画があります。
一応このカモキャッチャーも現場に持ち込んでました。
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でも、今までにこのカモキャッチャーが役に立ったことはないですね。

そして浮きの無いタイプ、いわゆるハゲ針も購入して、これも一応現場に持ち込んでますが、結局使わずじまいでした。
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先端はスポンジを刺して、100均で収納ケース買いました。
Amazonではこちらの製品で、私もAmazonで買いました。

結局、カモキャッチャーもハゲ針も使わなかったのですが、それはなぜかというと、先ほどのリール竿の先についている、ただの重りのみで回収可能なケースばかりだったからです。
カモをまたぐように釣り糸を投げ入れ、重りの負荷でゆっくりリール回せば岸に寄った状況ばかりだったので、こういう結果になりました。
しかし今後、水草が多く、しっかりとカモに針を食い込ませて引っ張らなければ寄らないケースも出てくるでしょうし、そういう場面ではカモキャッチャーは必要となるでしょう。
私にとって、アイデアカモキャッチャーがメインで、浮きなしハゲ針はサブ的存在で、やっぱり必要なグッズだと考えます。


次に、ロング指示棒とアルミ針金の組み合わせ
これも私のアイデアグッズです。
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ロング指示棒はAmazonで購入。
太めのアルミ針金は100均です。

指示棒は伸ばすと120cm、アルミ針金は30cmです。
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手をギリギリ伸ばして2mくらいのカモしか対応できませんが、とにかく準備が簡単で早いんです。
例えば風で岸まで1.5mくらいに寄ったカモなら、リール竿を準備するよりも、ロング指示棒のほうが圧倒的に楽です。
また先端に小さなカラビナつけてますので、やろうと思えば、先ほどのハゲ針を繋ぐこともできます。
収納時の重さも長さもほぼ問題にならないレベルなので、リール竿同様に入れっぱなしのグッズになりました。
使うケースはかなり限定されますが、それでもこれはなかなかのアイデアではないかと、自分では思ってます。






さて、回収してから必要なのは・・・。
やっぱり座って作業できる椅子ですね。
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これは2脚ガンポッドと対で、私のカモ猟には前期から欠かせない道具となってます。
狩猟時だけでなく、腸抜きや毛毟り等の作業では、この簡易椅子は絶大に役立ちます。


次に最小携帯用のこぎり。
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太めの木の枝の根元近くをこれで切り落とすと、どろどろの猟場でも、作業中邪魔になるガンケースを安心して吊り下げられるフックになります・・・が、草と違って、勝手に人の土地の木の枝を切ってもいいのかどうかわからないので、
あっはっは!そんなことしてませんよ!冗談ですよ!冗談!
じゃあ、何に使うか?って言われると、太めのボサ切って射撃線作ってます。
まあ、鎌の代わりです。


で、メス刃カッター。
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これはプアさんの記事で読んで、初年度買ったグッズです。
肛門からフック入れて回して引っ張るよりも、肛門近くをメスで切り裂き、実際に腸を見ながら腸抜きフックを引っかけたほうが確実です。
それからこれもプアさんのマネですが、切り口はその後カモの腹腔内を水洗いする時の、いわゆる「入り口」になります。


あと、腸抜きフック。
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これは前述のロング指示棒で紹介した、100均アルミ針金で作ってます。
ただ一度現場で落とした時に、保護色となって見つけるまでにずいぶん苦労したので、現在は赤のビニールテープを巻いてます。


さて最後にペットボトルに入れた水。
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もう猟期終わったので、空のペットボトル写真ですが、これに水入れてました。
今まで紹介した道具は、全て猟場に持ち込んでましたが、このペットボトルはさすがに車内待機でしたのであしからず。
で、カモを回収したら、猟場で腸抜きし、胸から腹部にかけての羽いわゆる「ダウン」は、抜くとフワフワと飛び散りやすいので、これも現場で撫でるように抜いてました。

そして車まで戻り、改めてペットボトルを手にして、多少現場に戻って、カモの腹部を水洗いします。
いろいろ試しましたが、メス刃カッターの切り口をペットボトルの口が入るくらいに切り開き、ペットボトルを突っ込んで水を流し込むのが一番楽でした。
これは腹部に弾が当たった時の洗浄の目的もありますが、一番の目的は、すばやくカモ自体の温度を下げることです。

で、このペットボトル、基本的に満タンまで水入れて、猟期中は車に詰みっぱなしでした。
どうせ猟期中なんて、明け方には0度近くまで冷え込みます。
そして水道水って塩素入っているから、時間経ってもそんなに悪くなるものではないと私は判断します。
まあ、時間があるときに水の入れ替えはしてましたが、猟当日だから水を詰め替えるってことはしていませんでした。

ネット情報だと、カモの腹部を池の水で洗うハンターもいると聞きます。
私は車内保存水のほうが衛生的だと判断します。
まあわな猟の手伝いの時でも、ちょっとした手洗い水にも使えますので、やっぱり水道水は便利です。


以上、カモ回収グッズの紹介でした!







この記事へのコメント

  • ヘッポコ猟師

    カモ回収はけっこう大変な時がありますね。
    長靴で大丈夫程度な深さに見えたので入ってみたら
    胸くらいまであって寒中水泳したことがありました。
    2020年03月01日 18:50
  • morimori

    あっはっは!それは大変でしたね!
    私も初めてコガモを獲った時に、あともう一歩って踏み出したら、思ったよりも深くて、長靴浸水したことありました。
    今では、この記事で書いたようにロング指示棒ありますので、水に踏み出す前に大体の深さを測ることができるようになりました。
    ロング指示棒って、通常だととりあえずイマイチ使い道が思いつかないんですが、場合によって突然重要な使命を帯びることがあるので、なんとなく必需品におさまるようになりました。
    2020年03月01日 20:23