青首初ゲット!!と種判別の難しさ

先日、コガモのオスを獲った時に、あまりにもピンポイントショットが決まったので、
今期全ての運を使い果たした!
と信じ込んでいました。
まあ今期はもう当たらないだろうと・・・。

で、先日出猟して、目測30mのヒドリガモを外しまして・・・。
「えーー?!今の外すか?!」
って驚いたときに、目測60mの先に1羽だけ逃げないカモがいました。
で、急いでポンピング。
まあエースハンターあるあるで、ポンピングし終えて、改めて銃を構え直すと・・・何もいないってことよくあるんですよね。
でも・・・まだいる?!
で、スコープに捉えてみると、ものすごい違和感が!
「?!なんだあいつ?!」

距離が遠いので9倍スコープでも詳細はわかりませんが、それでもパッと見は暗がりの中で見る「マガモのオス」いわゆる青首のようでした。

顔は全部黒っぽく、日陰にいる青首のように見え、
目は目立たなかったので、多分黒っぽく、
胸は多少黒ゴマ交りですが、おおむね白っぽく、やっぱり青首に近く、
尾羽と風切り羽の先が白と黒、少しマガモのメスのように見え、
で、くちばしが多少光沢入ったような黒・・・まるでオカヨシガモのようなくちばしでした!

「うーーん・・・なんだあいつ?!マガモと何かの雑種か?!でも群れ全部飛んで行ったのに、なんであいつだけ残ってるんだ?!獲っちゃいけないカモか?!撃たれない自信があるのかあいつ!!」

結局スルーしましたが、家に帰ってよくよく調べてみると、多分オナガガモの若いオスじゃないかと思われます。




で、多少休憩して、再トライ。
今度は違う場所で、目測30mのコガモのオスを発見し・・・外します。
「えーー?!今の外すか?!」
って驚いたときに、それほど離れていない場所に1羽だけ逃げないカモがいました。
で、急いでポンピング。
まあエースハンターあるあるで、ポンピングし終えて、改めて銃を構え直すと・・・何もいないってことよくあるんですよね。
でも・・・まだいる?!

ちょっと待て!なんかデジャビュー?!

で、9倍スコープに捉えてみると、
「青首じゃねえか!!!!」

目測30mに青首!!そりゃもう!ごっつぁんです!!って!!
「いやいや!!待て待て!!ちょっと待て!」

さすがに距離30mで逃げない青首なんているか!!
さっきもなんかわけわからんカモを見たばかりじゃねえか!!
青首っぽいなにかじゃねえのか!!

正直ずいぶんボサの濃い視界で、ちらりとしか確認できてません。でも先ほどと違って、ちらっとでも見えればわかります。
なにせあれだけ目立つ「青首」ですから。

いろいろと心によぎるものはありましたが、正真正銘青首である以上、撃つと決めました。



目測30mで約6cmアップ。
レチクル狙いは水面ギリギリの胸。
バイタル狙いだ!
横向きから正面を向いたところで勝負!!




ぱああああああああん!!!






バタバタバタバタ!!!



まだ現場に多少カモが残っていたみたいです。結構な数が飛び立ちました。
そしていつものように視界に何もいなくなりました・・・。

うーん、ヒドリガモといい青首といい、なんで30mで半矢にもならんのかなあ・・・。

って、立ち上がり水面を最終確認すると、座っていると見えないボサの濃い方向に1羽浮かんでいるカモ発見!!

ん?!飛び立ったように見えたけど、当たったのか!!
急いで止め矢用のポンピング、で構えてみると、追加の止め矢が必要ないほど青首ピクリとも動きません

止め矢を撃たずに回収に向かいます。


広告越えるとカモの死骸写真在りますので、見たくない方はこの辺で退場のほうお願いします。










今期初めてゲットしたマガモのメスよりも、一回り、いや二回りほど大きく重い感触でした。
本当に本当に、ようやくエースハンターで青首をゲットすることができました!!

なんかこの日は不思議な感覚でした。
今期全ての運を使い果たしたと信じ切ったあの日以来のカモ猟でした。
30mでヒドリやコガモを外した時点で、もうその日だけでなく、今期は当たるわけがないって空気が自分の心の中に渦巻いてました。
それに多少カモの判別に慣れたつもりだった私が、判別できなくて、結局スルーしてしまった敗北感もありました。

そんな状況下の30mの青首。
命運的な流れで言うと、その日当たる気がしませんでした。
でも、ハンター的な感覚で言うと、ヒドリもコガモも青首も外す距離ではありません!
3度目の正直!!

そんな命運のサイコロを振るような気持ちで引き金を引きました。
2019122213260001 1.jpg
満場一致で青首で赤足です。

ようやく!ようやくこんな大きなカモを非力なエースハンターで獲ることができました!!

そして命に合掌。

ただ、ほぼ即死クラスの致命傷を与えているにもかかわらず、回収時には背中から出血しているのは見えましたが、いまいち着弾点がわかりませんでした。





で、先日、数日熟成を終え毛毟りしたんですが、改めて背中に当たっているのを確認しました。
即死だったので、背骨いわゆる脊髄を破壊したんだと思ってましたが、ギリギリそれてました。
DSC06435 1.jpg
というか、毛毟りして驚いたのは、足の付け根のほうに弾が抜けていました。
つまり青首の体内を貫通していたんです。
撃たれて飛び立った瞬間に、出血多量で意識を無くしたのかもしれません。
DSC06437 1.jpg
本当なら正面でヘッドショットを狙うなら、アップ考えると水面ギリギリの胸ではなく、胸ギリギリの水面でした。
計算上分かってはいましたが、心情的にレチクルが水面狙いってのが嫌で避けました。
その分頭を飛び越えて、背中に当たり、撃ち下ろしだったのと固い骨に阻まれなかったことで、柔らかい内臓を突き刺すように弾が抜けたのでしょう。

まあ、たられば話ですが、計算上の位置で狙っていれば、小枝にも当たらずまっすぐ飛んでいたので、きれいなヘッドショットになったんじゃないかと・・・。
まあどちらにしても、非力なエースハンターが、超大型の青首を、苦しまずに初弾で仕留められたことにホッとしております。



まだまだ、技術的にも体力的にも、なかなか満足できないこともかなり多いのですが、エースハンターで青首が獲れたというのは、自分の中でもずいぶんの自信となりまして、そろそろ車で言うと「初心者マーク」を外しても良いんじゃないかと思えるようになりました。

改めて、ネットを通じてコメント欄等で、いろいろとアドバイスをいただいた諸先輩方々、本当にありがとうございました!
ほぼ独学に近い中、ここまで猟果をあげられるようになれたのも、アドバイスなかったら、もっともっと時間がかかっていたと思います。
本当にありがとうございました!

今年はこれで最後の記事になると思われます。
それではみなさん、良いお年を。






この記事へのコメント

  • けろあき

     おめでとうございます。
    今年は絶好調でしたね。これまでの努力が結果になって良かったです。私も一人でやってたので、(私も青首獲ったの3年目でした)お気持ち解ります。
     あそこには確かにオカヨシガモ居ますよね。私は本県では未だにオナガガモ見たことありません。あそこにはその他アイサとか?色々いるので要注意です。
     年明け後半戦も頑張りましょう。
    2019年12月30日 21:06
  • morimori

    けろあきさん、コメントありがとうございます!
    本当に2年目は撃っても撃っても水柱すら見えず、たまに当たっても超強烈に元気な半矢になるだけでした。それが「引き金を引くと狙ったカモが死ぬ」って感覚が、3年目にしてようやく実感してきました。たまたま運悪く当たったんじゃなく、俺が故意に殺したんだと。そんな感覚がようやく実感してきました。
    そう言う意味で、ようやく俺はハンターになれたんじゃないかと思います。
    後半戦、早く雪が降ってほしいですね。カモ以外に雪やどりしているキジバト等を仕留めたいものです。
    2019年12月30日 21:10
  • るな

    おめでとうございます。
    アオクビの捕獲羨ましいです!
    美味しそうなご馳走のアップを期待しています。
    本当におめでとうございます。
    2020年01月01日 16:36
  • morimori

    るなさん、コメントありがとうございます!
    ほぼ独学なので、本当にこのコメント欄で学ぶことが多いです。今後もアドバイスよろしくお願いします!
    2020年01月01日 16:50
  • S410のW

    新年あけまして、アオクビ獲れまして、おめでとうございます!
    この時期のアオクビは可猟区に全くいなくなるので非常に貴重ですよね。しかも脂のってるし。スーパーエース撫で撫でしてやってください。私は年末に、久しぶりにアオクビ見つけてドッキドッキ頭狙い35m、半矢にもならず元気に飛んでいきました。年明けの2日にカル狙いでコッキングしようとしたら、近くでキジがケーンケーン!発見!方針転換!回り込んで今年度お初キジ!物語がありますよねえ~ 本年もよろしくお願いいたします。
    2020年01月07日 17:08
  • morimori

    S410のWさん、明けましておめでとうございます。
    さて、私も年明けに初猟出ましたが、多少枝の濃い射撃線30mでカルガモ狙って、水柱すら確認できなかった外し方しました。
    昨年までは外しても当然で当たり前の感覚だったのですが、あのカルガモは、焦らず、射撃線を確保して、もっと余裕もって撃てば当たっていたんじゃないかと、本当に夢に出るほど悔しい気分が続いています。
    では、本年もよろしくお願いします。
    2020年01月07日 18:23