いやあ!長い長い1日でした。
本日、昨年オオバンばかり見かけた猟場からスタートしました。
・・・なんかボサがきれいになってます。
今年の福井県は護岸工事するのが流行なのか・・・。
さて、カモ狙いでやってきたのですが、
ちゅんちゅんちゅんちゅん!!
ボサの一ヶ所で恐ろしいほどスズメの鳴き声が聞こえてきます。
ただ狙いようがありません。
ボサがきれいに刈り取られているので、堤防を降りたところから川の方向に打とうとすると、堤防方向の通行人から銃を持った姿が丸見えになり、じゃあ川岸から堤防の方向に撃とうとすると、今度はボサが高く多少の撃ち上げになり、下手すると堤防を越えるので危なくて撃てません。
仕方なくボサに入って、ボサに平行に撃とうと、一足パキッて踏み入れた瞬間、スズメが静まり返って一瞬にして警戒モード。
二の足をガサッて踏み入れた瞬間に、恐ろしいほどの群れが飛んでいきました。
そんなことしてたので、近くにいるのはやっぱりオオバンばかり。
カモ達はどこか遠くに行ってしまいました。
まあ仕方ありません、天気も良かったのでしばらくカモが戻ってくるまで待とうかと思っていたら・・・車の止まる音が聞こえ、扉のしまる音と、2人組の男性が話しながらこちらに近づいてくる感じがしました。
ああ・・・釣り人でした。仕方ありません、一発も撃つことなく退散しました。
で、次は「鳥たちの楽園」にシフト
ここも昨年、護岸工事が行われていました。
そして護岸工事だけではなく、ボサもきれいになってました。
しかし、初年度はこの猟場で、キンクロハジロを多く見かけたのですが、今年はカルガモの当たり年です!!
楽園の名前にふさわしいくらい、カルガモたちが大挙していました!!
・・・ただここもこれだけボサが刈られると厳しい・・・なにより天気がかなり良かった日なので、散歩客や釣り人など、のんびり平和ムードが漂う中、さすがに殺戮は難しいなあ・・・。
で、初年度によく猟をしていた場所があるんですが、そこには多少ボサが残ってました。
で、20m先にカルガモが1羽います・・・逃げません。
てめえ!舐めてんのか!俺が撃てないと思ってるのか!
銃を引きずり出して、ボサにガサッと足を踏み入れた瞬間、
ばたばたばたばた!
ってそこら中からドミノ式に飛び立つカモ達。
これはダメだ、これは無理だ。
結局、一発も撃つことなく退散しました。
さて、最後に良く来る猟場に来てみたんですが、パッと見どうもカモが少ない・・・先客がいたかな・・・。
それでもいることはいるし、なにより鳴き声が聞こえてきます。
ファーストコンタクトが勝負と読みます。
ボサがギリギリ視界が開ける場所に最小限の動きで双眼鏡を構えます。
「いた3羽ほどのカルガモ」
カルガモの様子から、絶対に気がつかれてません。
目測30mのカルガモ、ショットチャンスを何度か見送り、呼吸と心拍数を一定に整えて、次に正面を向いたときが勝負!
ぱあああああん!!!
ばたばたば・・・。
今のは手ごたえあった!飛んだ瞬間の様子もおかしかった!
絶対に当たってる!
ボサの濃いほうに飛ばれたために、姿自体は完全に見失いましたが、
パシャパシャパシャって逃げようとする音が聞こえてきました。
大丈夫!確実に当たってる!
それよりも早く止め矢撃って、楽にしなきゃ。
何度も言いますが、エースハンターはポンプ銃。
カルガモを確認しないまま、先にポンピング開始。
さて、ポンピングが終わったころにはパシャパシャの音がなくなってます・・・。
力尽きたか・・・。
で、カルガモの捜索開始。飛んだ方向と音が聞こえた方向はわかってます。多分この辺りかなあ・・・ってところのボサを突っ切って、水面近くまで降りました。
水面を一通り見渡せるところまで降りて・・・血の気が引きました。
カルガモの姿がありません。
うそだろ?!
あの様子じゃ遠くまで飛べないと思うんだけどなあ。
先にカモを視界に入れるべきだったか?!でも早く止め矢を撃つってあの時の判断も間違ってなかったはず・・・。
探しました、本当にずいぶん探しました。
しかし結局、見つけることができませんでした。
正直、初めてのカルガモを獲れなかった悔しさよりも、痛い思いさせたこと、もしかしてどこかでひっそり死んでいるのなら「喰い供養」ができなかったことが、本当に申し訳ない思いでいっぱいです。
昨年の2年目は、ポコポコとカルガモ相手に半矢出し続けました。
正直、最初は当たったこと自体に喜んでました。
カモをスコープに捉えて、そして狙い通りに弾が飛んだからこそ半矢になったんだと。
自分が行っている行為自体は間違っていない、ただ銃の威力が少ないだけだと。
そんな2年目に、初めてコガモのメスが獲れた時に多少の意識が変わりました。
威力が少ないと言えど、当たれば死ぬ銃をカモにめがけて撃っていたんだと。
そして3年目にして、威力が少ないエースハンターなりのカモ猟の形が、自分の中で固まりつつあります。
そんな中での、今日の半矢です。
こんなに一撃の半矢が、ここまで重い後悔につながるとは思いもしませんでした。
本当に悔しくて悔しくて仕方ありません!
エースハンターで青首獲って、調子のっていたのかもしれません。
根本的に威力の弱い銃だということを、もっともっと心に刻むべきでした。
まあでも、後悔はしてますが、反省する点はありません。
やれること、やるべきことは、現場でやりきったつもりです。
ああ・・・でも悔しい!!
この記事へのコメント
黒猫
私なんぞ、カモに発砲するどころか、発砲できる範囲に近寄らせてもらえません。
先日は餌を蒔いた草地に出かけ、「やはり雀はぜんぜん来ないなぁ、、、」とか歩いていたら、急に草地から雀の群がばたばた~!って。雀が来ていたのにぜんぜん気付いていなかったんですよね。。。
獲物は穫れなくても半矢にしてしまったことを申し訳ないと思えるハンターって、少ないと思います。穫れなかったことを悔しがるだけで。
急速なレベルアップ、おめでとうございます!私も追いつかないと。。。
morimori
あと、スズメの話で言うと、先日「住居敷地内狩猟」の記事アップして、餌置き始めたのですが、こっちは一向に寄りません!地面にも撒くんですけど、一切小鳥が近寄りません!
草地に撒くと、さすがに目のいい小鳥たちも見えないんじゃないかと思って、わざと防草シートやアスファルトに撒いているんですが、一切来ませんね。心が折れそうです(失笑)