福井県在住サラリーマンハンターのmorimoriです。
2020年3月4日の福井テレビのローカルニュースのトップニュースは、コロナウイルスを差し置いて、
西山公園近くにクマが出た!ニュースでした。
福井県民以外の方にはお判りいただけないと思いますが、西山公園って毎年毎年ゴールデンウイークには「つつじ祭り」が開催され、大きなイベントの少ない福井県においては、かなり大きめのイベントであります。
今回クマが発見されたのは、こんな場所ではないんですが、山頂を挟んだ向こう側の遊歩道です。
ニュース記事を引用します。
鯖江市によると4日午前8時半ごろ、鯖江市の嶺北忠霊場から続く遊歩道を散歩していた市内の女性が体長1mほどのツキノワグマとみられる動物を目撃した。動物は地面を掘っていて目撃した女性は気付かれなかったため、後ずさりでその場を立ち去ったという。目撃情報があった遊歩道は西山公園の展望台に続くため、市では猟友会の協力を得てパトロールをするとともに、遊歩道に立ち入り禁止の看板やテープを設置して注意を呼び掛けている。
補足情報として、本日は朝から薄暗く小雨模様の天気でした。
さてですね、私はこの一報を聞いたときに、
「うーーーーん、本当にツキノワグマか?!」
ってのが、正直な感想でした。
西山公園のある西山は、私の子供の時の遊び場でした。
当時はこんなに整備されてなく、つつじはありましたが、祭りどころかほぼ観光客もいなくて、つつじの花の蜜はおやつ代わりでした。
多分今回クマが目撃された地点までカブトムシを取りに行くこともありましたが、子供心にも野生動物を見て恐怖した記憶がありません。
私の昔々の記憶だけではなく、今ではグーグルで航空写真を見ることができます。
それではみなさんに現在の西山の状況をお伝えします。
まずはグーグルマップの西山公園の地図です。
見てお判りのように、西山は鯖江市の中心地にある単独の山です。
そして西には日野川があり、東には福井県で一番の主要道路である国道8号線が走ってます。
次に航空写真です。
西山がいかに住宅地に囲まれた山であるかお判りいただけるでしょう。
次に広域地図です。
ここまで広げると、西の端と東の端にはクマが存在してもおかしくない山が出てきます。
もし西山にクマが出たというなら、どちらかの山から夜中に移動してきたと考えるのが自然です。
可能性として高いのは東のほうだと私は読みます。
なぜなら西のほうには川幅広い日野川が南北を流れています。
もしクマが西からやってきたというのであれば、律儀に橋を渡ってくるしかないと思うのです。
さて、最後に東の山と西山の直線距離です。
直線距離で約3㎞あります。
それも夜中でも交通量が多い、国道8号線を渡らなければ西山にたどり着くことはありません。
以上が、西山の地理的な情報でした。
さてみなさん、皆さんは今回目撃されたのは「ツキノワグマ」であると思いますか?思いませんか?
思わない方は、何とクマを見間違えたか想像しますか?
正直、クマかどうかは、猟友会メンバーが足跡見た瞬間に判断しているでしょう。
そのため、現場ではすでに答えが出ているはずです。
しかし現時点で、私には何の情報ないので答え合わせができません。
できないからこそ、皆さん同様に、想像して推理するしかありません。
例え、正解でも間違っていても。
推理するのは自由です。
さて、私が自由に推理した結論を述べます。
私は、
「泥だらけのオスイノシシ」
と読みました。
やはり、ツキノワグマが生息域の山林を遠く離れるようには思えないんですよね。
クマの目撃情報って、例え住宅地でも山林近くですからね。
逆に夜中に3㎞以上の行動半径があるって考えると、イノシシのほうが自然に思えるんですよね。
イノシシなら夜中に西山に到達する可能性があるのではないかと。
それから、記事中の目撃談を振り返ると、
「動物は地面を掘っていて・・・」
とあります。
大型動物が地面を掘るって、ミミズ等のエサを見つけるための行動と考えるのが自然です。
で、そう考えると、ツキノワグマが穴を掘るイメージが薄いんです。
って考えると、やっぱりクマではなくイノシシのほうがイメージに合うんですよね。
さてですね、もしここまでの私の推理が正しいとします。
そうすると大きな問題点は、
「たとえ一般人でもクマとイノシシを間違えるか?」
になります。
で、記事をもう一度振り返ると、
動物が地面を掘っていて、としか書かれてません。
もしこの動物が、後ろ姿あるいはななめ後姿で地面を掘っていたらどうでしょう?
そしてイノシシなら鼻を地面に近づけるように、穴を掘っていたはず。
つまり顔は見えにくかったはずです。
体長1mほどの大型獣・・・後姿を素人が、それもビックリ仰天!!している素人が、
クマとイノシシを間違えても、それは仕方ないと思われます。
逆に、冷静に「間違いなく体長1mのツキノワグマである」って判断する素人のほうが怖いです。
で、もう1つ、私の推理で「泥だらけ」と書いた理由です。
それは当日の天気が小雨だったこと、イノシシがヌタバでヌタうつ習性を持つことです。
さすがに素人でも茶色い毛並が見えていれば、大型獣であってもクマ?!って迷うと思われます。
それが、泥だらけの後ろ姿の大型獣だと、さすがにクマと間違えても仕方ないかなあと。
あと余談として、天候も悪く本日はただでさえ薄暗くそれも薄暗い遊歩道での、一般人の目撃情報です。
もしかしたら、泥なんか一切付着していないきれいな茶色の毛並であったとしても、黒っぽい灰色の毛並に見えた可能性も否定できません。
以上が私の推理でした。
あっはっは!
小賢しい推理論を述べましたが、本当に単純にツキノワグマが目撃されて、近日中に猟友会が射殺してるかもしれません。
真実がわかり次第、また後日記事にします。
この記事へのコメント
けろあき
ツキノワグマとおもわれる?種類まではっきりと書いてますが。
掘ってる爪の跡で判るはず。「思われる」のならクマということ?
誰かが思ってるだけ?
ウラとれてないことをニュースとして報道するとはズサン極まりないですね。きちんと取材して下さい。
morimori
ここからは私の想像なのですが、
まず発見者が「クマを見た」と警察に通報。
警察は現場に直行、発見者に事情聴取して周囲を立ち入り禁止の措置をとり、猟友会へ連絡。
で、駆け付けた猟友会が足跡や掘り返した跡を見て、「これはクマではないなあ・・・。」と判断。警察も猟友会も、クマじゃないなら・・・と、尻すぼみで解散・・・。
って感じですかね。
S410 のw
morimori
もしかしたら、大きめのタヌキとクマを間違えたかもしれませんね(笑)