世間では「自粛疲れ」って、今年の流行語大賞の候補になりそうな言葉が流行りはじめてます。
こんな時こそ、思い切って外出しましょう!
・・・山に(笑)
はい、インドア派で登山なんか1㎜もやりたくない私ですが、本日、日野山にちょこっとだけ登ってきました。
日野山とは、福井県の丹南地区では有名な山で、俗に「越前富士」とも呼ばれる、登山客も多い山。
標高794.8m
ああ、ひ弱な私なんぞ、山頂なんか一生登れそうもないような山です。
さて、登山大嫌いな私がなぜ?日野山に向かったかというと、
1.山菜探し
2.ロケハン
3.トレーニング
まあ3点あげましたが、メインは山菜探しです。
私は「ふきのとう」や「わらび」といった、春の山菜が好きなんですね。
子供のころには、ふきのとうなんか、近所の斜面にいくらでも生えていたんですが、今ではスーパーで買うありさまです。
で、せっかく猟師になったんだし、ロケハンとトレーニングを兼ねて、山菜を探してみようと、山に向かいました。
正直、例年この時期に福井県では「ラーメン博」をやってました。
今年も計画はあったのですが、コロナ自粛となりました。
自粛疲れというほど疲れちゃいないけど、精神的に有り余ったやるせない「怒り」
に似た感情をぶつける先を日野山に決めました。

さて、日野山の登り口はいくつかあるようです。
有名なのは中平吹町ルートみたいですが、私は荒谷ルートを選びました。
理由は、初年度にこの付近をロケハンしていて、土地勘が少々あったのと、Googleマップで見ると小さいながらも川が近くにあるので、ふきのとうのような山菜には恵まれるかなあと。
さて、荒谷ルートの日野神社です。
写真右方向に駐車場、左方向に公衆トイレがあるので、車のアクセスは良好です。
・・・。ああいきなり登山道です。はああ、気が滅入ります。
山菜のみを考えると、一般的な登山道を行くよりも、荒谷滝の方向を目指すほうが良いような気がしますが、まあ初めての日野山なので、一般登山道で、行けるところまで頂上方向に登ることにします。
登り始めいきなりでこれ。
多少後悔しながらも、細い小川が流れているのに勇気づけられ進むことに。
小川が見える範囲は楽勝だったのですが・・・。
山肌にとってつけたような山道に入ってから、急激に体力と余裕が奪われました。
まあ、写真で見てもらってわかるように、「山菜探し」とはかけ離れた状態です。
でもまあ、トレーニングを兼ねて行けるところまで行きます。
っていいながら、頂上まであと1700mで股関節に痛みが出始めたため、
自己判断的ドクターストップ
スタートが「山頂まで2400m」って書いてあったので、結局700m進んだわけで、本日3分の1弱、日野山を登りました。
本当ならこういう系統の記事の場合、インスタ映え的な山からの景色の写真が必須なんでしょうが、このルートは木々が多く下界の良い眺め的なスポットがなく、結局写真もありません。
この「1700m」看板をタッチして、本日は引き返すこととしました。
さて本日、中途半端にタッチして帰ってきただけではありません。一応山菜探しがメインで登ってきました。
登り口の小川に近い場所では、ゆっくりゆっくり散策しながら登ったのですが、私が知っているような、ふきのとうやわらびはありませんでした。
しかし、そこらじゅうに生えまくっていたのがこれ。
これの生えかけの小さい奴や、育って大きくなった奴も、そこらじゅうで目にしました。
山菜素人からすると、パッと見「こごみ」や「ぜんまい」に見えます。
いわゆる食べれそうな山菜に見えます。
とりあえず写真だけ撮って、帰宅後にきちんと調べることにしました。
はい!判明しました!
「こごみ」や「ぜんまい」のような美味しい美味しい山菜ではありません!
上記の写真のシダ類の正体は、
オニゼンマイ!
毒はないけど、美味しくも無いらしいです。
結果的に、私が知っているような山菜とは出会えませんでしたが、初登山は思っていたよりも楽しかったです。
辛いけど楽しいってのは、猟期中のハンターの心境に似てますね。
まあしばらくは、山菜目当てで外出を楽しみたいと思います。
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