正直、猟師になって以来、猟師に必須だと思われる「ナイフ」を購入したことがありませんでした。
まあ、理由はいくつかありますが、大きいところでは、初年度から獲物が獲れる気配がなく、ナイフ自体が必要なかったこと。
それに、2年目から完全にカモ猟にシフトして、山奥深くまで立ち入らなくなり、大型獣相手のナイフ自体が不必要になったこと。
それから、わな猟の先輩猟師の黒猫さんが、イノシシの解体において「骨すき包丁」のようなナイフを使用していなかったこと。
まあとにかく、3年目まではちゃんとしたナイフが無くてもまるで困らなかったというのが現状でした。
さて、じゃあなんでこんなタイミングでナイフを購入したかというと、やっぱり先日久しぶりにマガモを解体した時に感じたんです。
おかげさまで、カモの解体は数度の機会があるんですが、何度やってもいつもいつも手探り状態なんですよね。
背開きにしようか、腹開きにしようか。
半身でおろそうか、4つおろしにしようか。
鎖骨当たりの処理はキッチンバサミで乱暴に切ればよいのかどうか。
ここら辺の知識を得るために、いろんな動画を見たんですけど、やっぱりみなさんちゃんとした「道具」を使っていましたね。
解体に適した包丁を。
で、ようやく解体ナイフが欲しくなりまして・・・で私は福井県民です。
実は福井県の越前市には打ち刃物文化がありまして、職人的にも優れた道具があるんですよ。
最後の最後まで、地元県の刃物を買おうかどうか迷ったんですが・・・。
やっぱり先輩プアさんの意見には逆らえませんでした(笑)
なんてったって、安いですからねモーラナイフ
福井県民であることを一時忘れて、スエーデン魂を購入しました。
さて、解体する練習用の「物」なんですが、やっぱり一番市場に流通しているニワトリ、それの解体前の「丸鳥」が一番だと考えます。
問題は、丸鳥をどこで買えるか?!って話なんですよね。もちろん練習用ですから、数やりたいわけで、できるだけ安いに越したことはありません。
いろいろ調べたんですが、丸鳥を扱っている店がイマイチわからず、ではAmazonで調べてみると、地鶏系の丸鳥は1羽3・4千円ほどするほどの高級品です!
で、見つけてしまいました!
近所の「業務スーパー」に丸鳥を!
多少ピンボケしてますが、冷凍丸鳥です・・・。
ただ、こんな状態でも、なんか色悪いのがわかるし、なんか痩せているし、大丈夫かこれ?!って感じです。
でも「国産親鶏中抜」
1羽348円!!激安!!
これはとりあえず、モーラナイフを使った、鳥の解体の練習相手には好都合かなあと。
さて、これでおうち遊びが増えました!!
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