先日、本格的な銃砲店に初めて訪問しました。
まあ、諸事情あって店名は控えます。
とにかく、狩猟にまつわる様々なものが普通に売っている店に入ったのは初めてでした。
まあでも、場所が場所だけに、ウインドウショッピングって感じではなく、結局はずっと店主との会話がメインとなりました。
一応私も諸先輩方から情報得ていますけど、売る側ど真ん中の人間と会話したのは初めてでした。
さて、いろいろと貴重な情報をもらえたんですけど、その中から有益な情報を2つほど公開しますね。
1.射撃場の話
威力と性能から考えると、空気銃を売る側からしてもカモ猟まで含めて考えると、
口径は6.35㎜がお勧めとのこと。
ただし、6.35㎜を売るときには、撃てる射撃場が一番近くて笠取しかないことを、ちゃんとお客さんには伝え、ちゃんと理解されたうえで売るとのことでした。
この銃砲店は私の住居地よりも笠取から遠い所にあります。それでも6.35㎜を撃てる射撃場は笠取が一番近いらしいです。
そう考えると、医王山や笠取で5.5㎜エースハンターが撃てるだけ、私は幸せなのかもしれません。
というか、どうせ猟場は屋外ですから、エースハンターで笠取まで出張る必要はないのかなあ・・・。
ただ笠取って、今まで素敵な出会いがあったんですよねえ・・・女性じゃないけど。
いつもいつも、猟関係の話を聞けば聞くほど迷路に入ります。
私はわな猟も散弾もやらないわけで、それも空気銃でも圧縮空気は自力で用意するポンプ式で、日本製で壊れにくさには定評があるエースハンターですから、猟の必要経費もランニングコストも、
「猟師」の中ではぶっちぎり最安値の猟師です!
そんな状況下で3年ほど遊びましたが、エースハンターにいろいろ思いながらも、なかなか楽しい日々を送らせてもらっています。
そうなんですよね、
分母を必要経費 分子を達成感
で割り算した時に「経済的満足度」が、
私は非常に高い猟師なんじゃないかと考えるわけです。
もちろん、達成感の中には単独カモ猟だけではなく、黒猫さんのわな猟手伝いもガッツリ含めたうえでの達成感です。
PCP式と比べて威力が3分の2ほどしかない空気銃エースハンターですが、
まあでもこれが俺らしい猟師のかたちかなあ・・・
と、思うことも多いわけで・・・。
2.散弾銃の話
私は空気銃単独で猟をしてますが「第一種銃猟免許」所持者です。
望めば、散弾銃も所持することができます。
で、現実的な散弾銃の所持と使い勝手をいろいろ聞いてみました。
やっぱり猟期って3ヶ月しかありませんからね、残りの9ヶ月を銃でどう楽しめるかって話です。
それはやっぱり「クレー射撃」になると思うんですよね。
クレー射撃場なら、福井県でも勝山にあります。
そうなんです、散弾銃なら県内で撃てるんです。
私が聞きたかったのは、クレー射撃に適した散弾銃、そして狩猟に適した散弾銃、その中間にある銃です。
散弾銃の知識は初心者講習会の試験勉強知識で止まってます。
いわゆる「上下二連」「水平二連」「自動銃」の3種類あると。
クレー射撃に特化したのは「上下二連」の口径12番で、ずっしり重い銃とのこと。
口径20番だと細すぎて、散弾の弾のまとまりが前後に細長くなり、12番のほうが理想的に丸く広がった状態で弾が飛ぶとのこと。
で、なんで重い銃かというと、装薬銃ですから、撃てばそれなりの衝撃があります。クレー射撃は皿が2枚飛ぶため、1発目の衝撃が大きすぎると、2発目を狙うまでに時間がかかると。
つまり、銃自身が重いほうが、その衝撃の吸収率が高くなるとのこと。
言っている意味は良く分かるから、なるほどなあと思います。
次に狩猟銃でよく使われるのが「自動銃」とのこと。
最大で3発入るという点もあるけど、上下二連より軽いとのこと。
ただ逆に自動銃はクレー射撃には劇的に合わないとの話。
なぜかというと、上下二連って機関部を折って開放すれば、他人にも安全とわかるので、銃口を下向きで銃を所持する楽な姿勢が射撃場で取れるとのこと。
しかし自動銃はその機構的に他人が見て「脱包状態」と見える状態ができないため、射撃場では弾を入れてなくても、始終銃口上向きで抱えてなければならず、必要以上に気を使うとのこと。
で、最後に水平二連ですが、銃自体軽いらしく、軽いからまずクレー射撃には向かず、狩猟に対しては自動銃に勝てず、どちらにしても現在メリットがないために、ほぼ廃れたとのことです。
こんな話し書いていたら、狩猟免許の講習の時を思い出しました。
そうそう、とにかく上下二連がずっしりと重く、結合がなかなか入らないと腕が震えだしました。
で、自動銃は装填時の閉める音が意外と大きくて、獲物を見つけてから閉めると気づかれて逃げちゃうんじゃないか?!って考えた記憶があります。
で、私は水平二連が好きでした。開放もわかりやすく、結合もクセさえつかめばそれほど難しくなく、何より軽くて取り回しがいいなあと思った記憶があります。
確か講習の時に、紅一点の女性が私の順番の先に練習していて、終わって私に銃を渡すときに、私が「どうでしたか?」って声をかけたら、
「この水平二連は軽いので、女性の私でも扱いが楽でした。」
って会話したことも思い出しました。
で、話を戻しますが、今度は銃弾の話です。
詳しくは「おにおに」さんのブログに、12番と20番の違いについて書かれてます。
なるほど、わかりやすいです。
コメント欄のアドバイスも含めて、散弾銃1丁目は上下二連の12番が正解ですね!!
・・・。
なんというのかなあ・・・私がクレー射撃をやるにしても、やっぱり最終的には、その慣れた銃で狩猟を行いたいと思えるようになると思うんですよね。
つまり非力な私が、クレーに特化したずっしり重い銃を選ぶこと自体が、そもそも間違いなような気がします。
エースハンターは単発銃、いつも一撃必殺を心がけてます。2の矢は撃てません。
私が例え散弾銃を持ったとしても、一撃必殺の心構えで猟に望むのなら、銃が軽くても全く問題ありません。
それに20番を選べば、火薬の量も少なくて反動も12番に比べれば抑えられるようです。
現時点で、もし私が散弾銃を選ぶとしたら・・・。
私は「水平二連で口径20番」を選びたいです。
ああ、いつも私は少数派です。
最期になりましたが、とある銃砲店の店主、長い間話し込ませていただいて、貴重な数々の情報本当にありがとうございました。
P.S.クリーニングペレットの話、ありがとうございました。
この記事へのコメント
黒猫
私は2種なので、装薬には手が出せません。するなら1種を取り直さないと。
時々、装薬をしてみようかと考える事があります。有害駆除ですね。福井市は2種のみでの有害をしていませんので、私は有害駆除のグループに入れません。他府県ではエアーが大活躍しているんですけどね。。。
でも経費的な部分や火薬の管理を考えると、2種のままになると思います。バウ800も買う予定ですので、装薬まで手が出せません。。。
morimori
いやあ、いつもの浮気心ですよ。浮気候補者の筆頭は「PCP式空気銃」、次に「オートバイ」、最後に「散弾銃」です。いつもいつもこの3人の誘惑が波のように襲ってきます。
ヒロポン
オススメはミロクMS 2000 Sport ACです。アジャスタブルコム付きなのでスキートにもトラップにも転用でき交換チョーク仕様で狩猟にも使えます(パーターンが安定するブローニング特許のロングチョーク)。しかも国産で修理も迅速で安いです。
水平2連はロマンがあり軽いのは良いのですが反動が強く、構造上初矢と二の矢の狙点がズレているので相当な練習が必要です(癖のある銃なのでこの銃になれると他の銃で当たらないようになります)。トラップ等で50発も撃てば先代が素手で触れないぐらい熱くなります。
20番は弾の種類が無い上に弾の値段が高く帳簿が複雑になり精度(リロードした時)が出ないのでオススメ出来ません。自分の周りも最終的に12番に入れ替えた人がかなりいます。
morimori
ただ、現役で大先輩の情報は本当に的確でありがたいです。
クレー射撃を本当にやろうと決断したら、上下二連のミロクにします。