5.5㎜エースハンター使いの私ですが、実は現在4種類のペレットを所持してます。
今回はその特徴を含めた紹介をしていきます。
まずはなんといってもメインで使用している
「FXプレミアムペレット」
いわゆる「精密弾」です。
この弾は、世界中のエアライフルハンターに支持されているペレットだと思います。
じっくり眺めていても、1つ1つの形にズレがなく、50m以上の射撃でも、どのペレット選んでも同じような弾道を飛んでいくような、いわゆる「精密さ」がこの弾にはあり、それが人気の秘訣だと思われます。
もしエアライフル初心者の方が、この記事に辿り着いたのなら、この弾からスタートして間違いないです。
あまりにも有名なペレットなので、これで説明を端折ります。
次に「非鉛弾」いわゆる「軽量弾」です。
姿かたちはFXプレミアムとまるで一緒です。
しかし鉛のFXプレミアムは1個1g、一方錫で作られた非鉛弾は1個0.77g
およそ3分の2くらいの軽さです。
見た目は鉛よりも白く光沢があり、実際に触った感じは「軽く固い」です。
この弾を購入した動機は
「非力なエースハンターに合うのではないか?」
って考えたからです。
簡単に言うと、プレチャージ式銃よりもポンプ式のエースハンターは、ものごっつい山なりの弾道を描きます。
弾道の頂点は50mゼロインよりも5cm以上上ですし、ゼロイン超えてからのドロップは笑っちゃうほど急降下です。
その山なり弾道を多少でも抑えたいために「軽量弾」を購入しました。
一応、鉛弾で軽量弾の存在があることは知っていましたが、どうせ試すなら、環境にも配慮した非鉛弾の錫弾を買ってみたくなったわけです。
で、実際に笠取射撃場で撃ってみたら、思った以上の精度出ました。
そうなんです、単純に軽い弾だけではなく精密さも持っているんです。素人考えですが、鉛より錫のほうが固く、製品となってからの運送時の衝撃等の変形に強いのではないかと。
そして、非力なエースハンターとって、FXプレミアムにとってかわるほどの存在価値があるのではないかと。
正直、鉛弾とスズ弾とどちらをメインで使うか?!ってのは、ずっとずっと迷ってます。
単純にコスト面で計算すると、
鉛弾 :1発:約8円
非鉛弾:1発:約20円
って約2.5倍もの差がつきます。
それでも散弾銃猟師のことを考えると、安いものです。
軽い弾は横風に弱いとかっていう問題もありますが、だいたいエースハンターでは50m以上で狙えるわけでもなく、できる限り近距離で勝負する狩猟スタイルです。つまり横風の誤差は微々たるものと考えても良いと思われます。
次に、ダメージ関連の話ですが、これも非力なエースハンターでカモ猟している私からすると、現在できるだけ近距離でバイタルに当てる事しか考えていないため、スズ弾で貫通する射撃を行っても、それは致死的な射撃になるのではないかと。
記事を書きながら再確認したのですが、やっぱりエースハンターとスズ弾の取り合わせは良さげですね。来期はスズ弾でゼロインして、スズ弾がメインのペレットになっているかもしれません。
さて次は「バラクーダホーネット」です。
これはいわゆる「貫通弾」です。
この弾はずっと気になっていて、結局最近購入しました。
基本的な形はポリマグ弾、いわゆる弾の先が平らになっているために、獲物に当たった時に潰れ方が激しくダメージを与えやすい弾です。
それに金色円錐型の真鍮が先についています。つまり固い真鍮の部分は貫通能力が高い弾となるわけです。
この弾の購入の動機となったのは、以前けろあきさんのエアライフルでヌートリアを獲ったって記事を読んだ時です。
なんか単純に羨ましかったんですよ、山賊ダイアリーでも陸上なら手づかみで捕まえられるほどのろいって話でしたので、それなら初心者猟師でも勝負できそうだなあって勝手に思ってましたから。
それにエースハンター使ったヌートリア猟が載っている本の紹介も記事にしました。
この記事でヌートリアのために行っているポンプ回数は20回!
それでも、その威力は若干威力の弱い5.5㎜PCP式エアライフルと同程度なんです。
そして以前私の記事でも述べましたが、20回どころか13回でいろいろな意味でギブアップでした
今では10回以上のポンピングをしようとは思いません。
それでもですね、ヌートリアへのあこがれを忘れることができなかったのです。
いつしか考えが逆回転しました。
つまりポンプ10回でもヌートリアと勝負できそうな「弾」は世の中に存在しないのか?ってことです。
その答えが私の中でこの貫通弾です。
いつなんどきに必要になるか?!まだまだ自分の中でも想像できませんけど、一種のお守りみたいなもので、エースハンターでも多少の4足相手でも勝負できるぞと。
ちなみに重さは1.1gの16グレインと表記があります。ほぼFXプレミアムと同じです。先が尖っているために中距離以降の弾の行方は怪しいものがありますが、使いやすいと思われます。
最後に「ジェット弾」です。
すいません、令和の現在でも販売されている弾で、現役で使用されている方も多いと思うのでこんなこというのもなんですが、
これは「昭和の弾」です。
なぜ昭和の弾だと感じるかというと、例えばFXプレミアムの洗練さと比べると、どうしても昭和的な野暮ったさが残る弾に思えるのです。
その形状も独特です。多分時代を経ながら、少しずつ変化していったと思えるんですが、それでもどこか昭和的な旧式感は否めません。
初めての笠取で、私初めてのジェット弾の感想書いてます。
正直、FXプレミアムと撃ち比べると、ジェット弾の着弾は暴れます。
実際に弾の裏側見ると、その雑な感じがわかります。ちょっと写真ではわかりにくいかもしれません。
それでも光が一定方向から当たっているにもかかわらず、ペレットの裏側の感じがまちまちな感じだけはわかっていただけると思います。
とにかく裏側くぼみのバリのでかたがペレットによってまちまちなんですよね。片寄ってバリついていたら必要以上にクルクル回っちゃうんじゃないか?とか、それこそいろいろ考えてしまうんですよ、この昭和の弾。
とにかくFXプレミアムと違って、精密さはまるで感じさせない弾です。
ちなみに値段で言うと、1発約7.2円
うーーーん、私が「激安弾」って名付けなかった理由がわかってもらえると思います。
ほぼFXプレミアムと値段が変わらないのに、精密さの違いが雲泥の差。
正直ここまで「日本製」の品物が、圧倒的に海外物に差をつけられているのを、他のジャンルで見たことがないです。
ちなみにこのジェット弾、エースハンターを購入した際におまけにくれた弾です。
購入した銃砲店さんのサービス精神には感謝しています。でも正直ジェット弾は二度と使わない弾です。
以上、私独自の視点からお送りした、手持ち4種類のペレットの紹介でした。
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