「ペンネ鶏もも炙りグラタン」の紹介

以前グラタン記事を書きました。
この時はオーブンを使わない実験料理だったことがメインの記事で、グラタン自体は市販品を使いました。
さて、基本のレシピは上記記事と同じで、今回は市販品を使わずに、全て手作りでグラタンを仕上げることにします。
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まずはホワイトソース、これは愛読している「志摩さん」の本から多少アレンジしました。

4人分レシピ
バター40gを中火で溶かし
小麦粉40gを一気に入れてまとまるまで火を入れ
牛乳400mlを、まず100mlくらいから入れてダマにならないように潰しながら交ぜて、
コンソメキューブ1つ入れて、牛乳を全量加えて沸騰直前程に温めて完成
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で、志摩さん曰く、
「玉ねぎは塩して炒めると甘みが出て料理の基本になる」
って書いてあったので、面倒ですが玉ねぎ微塵に刻んで塩して色づくまで炒めてから、鶏もも肉を一口大に切ってエリンギとともに炒めました。
実はもっと鶏肉多くて、多少ガスバーナーでも炙ったのですが、出来上がりのグラタンの量考えて、多少鶏肉を間引きました。
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こうやって写真見ると、ガスバーナーで炙った感はまるでなく、ずいぶんドリップ出てました。
でもこれがホワイトソースの旨味の元にもなるので、今回はこれはこれでOKです。

さて、同時進行でペンネリガーテを湯がきます。
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これも志摩さんレシピ、
「1000mlのお湯に塩大さじ3分の2、飲んで美味しいなと思う量」
で、ペンネを茹でます。
これも志摩さん本の中で書かれていたのですが、
「ペンネは時間が経っても食べた感じが変わりにくいので、次の日のお弁当のレシピに最適」
らしいです。
市販品のマカロニって、食べている段階で食感が変化するほど熱や水分に敏感だったので、残った次の日のマカロニグラタンのマカロニのガッカリ感は強いものがありました。
で、手作りグラタンのパスタにはマカロニではなくペンネを採用したというわけです。

さて、ペンネが茹で上がったらザルにとり、オリーブオイルを回しかけザックリ混ぜて、フライパンに投入。
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そこへホワイトソースを投入。作ってから結構時間が経っていたために、完全に固まってます。
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なじむまで火を通し、
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ガスバーナーで炙ります。
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今回もオーブン使わないので、多少の香ばしさを補います。

あとは以前のグラタン記事で紹介した、ベーコンとパン粉の焼いたやつをかけます。
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これをホワイトソースを作る前に作ってました。
最後の香ばしさと塩分はこれが決め手となります。

今回はフライパンで完成としました。
はい!ペンネ鶏グラタンの完成です!
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前回同様、オーブンもチーズも使っていませんが、
自画自賛的に旨かった!!
あとマカロニよりもペンネのほうが食感が良くて、
市販品の数倍美味かった

オーブンやチーズ使うともっと簡単に作れるのかもしれませんが、だからといって代用料理ではなく、ちゃんと胸張ってグラタンと言える料理に仕上がりました。というか、このレベルのグラタンやドリアを出す店を、若い頃に福井で見つけていたら、常連になってましたよ!ってくらいの勢いで旨かった!!

ホワイトソースは面倒なように思えて、分量と手順さえ間違えなければ誰にでも作れます。
途中多少だまになっても、時間かけて混ぜていくうちにだまが無くなります。
塩味のポトフを作って、このホワイトソースを混ぜ込むだけで、シチューになります。

まあ、お手軽料理とはさすがに言いませんけど、時間かけてでも美味しい料理を作って食べたい時にはお勧めです。
特に、この寒い季節にはグラタンやシチューはお勧め料理です!





P.S.違う日ですが、ジャガイモと黒豆のポタージュを作ってみました。
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ポタージュは志摩さん本を買って以来、良く作る1品で、黒豆を入れてみたのは私のアレンジです。食感が違うものが入ると、ポタージュは面白い料理になります。

P.S.これも違う日ですが、イノシシの背ロース塩麹オイスターソース炒めです。
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解凍した背ロースを3時間ほど塩麹に漬けこみ、できる限り薄切りにした後、いつものようにグリルマスターと塩コショウで味付けして、最後に焼き肉のたれではなく、オイスターソースでまとめてみました。
いやあ!脂身がコリコリとしてて美味い!肉の感触と違う食感が美味さを引き立たせていました。そしてオイスターという海の旨味と合わせることで相乗的にイノシシの旨味が増して感じました!!

最後に付録として、1つの記事としては成り立たないくらいの料理を2品紹介してみました。

志摩さんの根源にある料理はフランス料理です。そこが日本的な家庭料理しか作ってなかった人間からすると、ものすごく面白いんですよ!!ホワイトソースもポタージュも野菜炒めも、簡単に美味しく作れるので、お奨めのレシピ本です。

バーベキューの時の火起こしなどで、ガスバーナーを持っているアウトドア派の方は多いと思われます。でもそんなガスバーナーで、一度家庭料理に使うことを経験すると、もう後には戻れなくなるほど、魅惑的な調理道具です!


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