イノシシすね肉赤ワイン煮込みを作ってみた

昨年、煮込み料理を覚えました。筋っぽい部分、特にイノシシの足には最適な料理方法です。
この時のレシピをもう一度紹介すると、
しょう油:3カップ(600ml)
日本酒 :3カップ(600ml)
黒砂糖 :大さじ15
長ネギ :1本
しょうが:1個
です。

今回はこれをベースに洋風煮込みにアレンジしてみました。
レシピはこちら
赤ワイン:1本(750ml)
しょう油:450ml
黒砂糖 :大さじ15
ローリエ:1枚
グリルマスター:大さじ1
変更点を簡単に言うと、日本酒を赤ワインにして、臭み抜きに月桂樹とグリルマスターを使ったわけです。
ちなみにグリルマスターとは、私のお気に入りスパイスです。

これ本当に使いやすいのでお勧めです!他の肉系のスパイスだと、かなり塩分が入っているタイプが多いです。でもこれは塩分がかなり少ないので、いつも通りの塩コショウの後に使えるのところが気に入ってます!

今回使った肉は、メスイノシシの前足の上部と下部、後ろ足の下部と、かなり筋っぽい部分ばかりです。
あと、赤ワイン一本ってなんて高級料理!!って思われるかもしれませんが、酒の量販売に行くと、激安ワインって本当に安いですよ。
私が今回使ったのも1本480円、ワンコインワインです。

さて、それでは前回同様の手順を調理含めて紹介していきます。




まずは塊肉を焼いていくのですが、その前に多少「そうじ」だけしておきます。
まあ長時間の煮込みなので、あまり神経質にならずに、臭みがでそうな部分だけを取り除きました。
DSC07134.JPG
あとはフライパンに入れて、グリルマスターのみ入れて焼き色をつけます。
正直グリルマスターなんか、いつもいつも適量でパパッとかけるのですが、今回ちゃんと伝えるために、大さじ1杯分ちゃんと量って入れました。
DSC07136.JPG
さて、肉に焼き色ついたら、全てのレシピを入れて、肉が浸るまで水を追加(分量外)して、最初の灰汁は丁寧に取り、味見。
多少強めの味付けになる様に、塩分と甘みを調節。

あとは長時間煮込むだけです。
長時間煮込むとなると、いつものごとく保温鍋の出番です。
いつものごとく一晩以上の放置料理です。放置と言っても、何度も火入れはしてます。

一晩以上煮込みましたが、ほろほろにはなりませんでした。でもすね肉特有のガッチガチではなく、そして獣臭も保温鍋で作った割にはほとんど感じませんでした。
やっぱり、ハーブや赤ワインといった洋風料理のほうが、ジビエには適しているのかもしれません。
DSC07146.JPG
いつも通り見栄え悪いですが、箸で崩れるほど煮込まれています。

さて、作った日の私の昼食は、どんぶり飯にイノシシ煮込みと半熟卵をのせた、
シシどんぶりです!!
DSC07147.JPG
いやあ多少二日酔いだったので小さめの盛ですけど、普通のどんぶりの量で、三つ葉かカイワレのような青物のせて、みそ汁に漬物つけて、
「季節限定!シシどんぶり 980円!」
って、値段設定でも客来るんじゃね?!
って、自画自賛させてくれるほど美味かったです!

ちなみに、限界とろっとろの半熟卵を作るなら、あまり新しくない卵を使って、冷蔵庫出したてで、
茹でる事6分!
茹で上がったら、流水と氷使って、余分に火が入らないように冷まして完成です。

固めの煮込み肉と、とろっとろの茹で卵の相性は抜群です!!


さて、残った煮汁なのですが、先ほどのとろとろ半熟玉子ではなく、12分ガッチガチに茹でた卵を入れてドボン、味付け卵として弁当の具材になりました。
もちろん、冷凍イノシシ肉も、解凍して掃除して、表面焼いてから、煮汁にドボン。
半日も保温すれば、新たなイノシシ煮込みが出来上がります。

まあ多少しょう油や砂糖は加え直しながら、茹で卵や大根ドボン、厚揚げやイノシシドボンって・・・無限ループ化し始めたところで、表面上かなり汚くなった保温鍋を解放しました。

煮込み系の料理は、煮汁さえ上手く作れると、あとは無限ループにおちいります。老舗のおでん屋の出汁つゆと同じですね。衛生観念さえしっかりすれば、本当に無限ループとなります。
特に冷凍庫がイノシシ肉でいっぱいの時は、保温鍋さえあれば、放置するだけで次々と煮イノシシができるので、本当にお勧めです。







この記事へのコメント