先日も、黒猫さんの罠でウリボウが獲れました。
今回も止め刺しはエースハンターに、というか私に任せてもらいました。
正直、最初はウリボウだったので、足掴んでモーラナイフで心臓を突こうかとも思いました。それはそれで経験ありませんので、良い経験になるかと。
しかしウリボウと言えど、逃げたり怯えたりするどころか鳴きもせず、近づくとこっちに突撃してきます。
その姿を見て、小さくてもやはりイノシシです。安全に銃で止めようと決めました。
さて、相手はウリボウだったので貫通弾使いませんでした。通常のポンプ10回で普通に5.5㎜FXプレミアム使いました。
2脚ポッドで銃を構えると、異様な雰囲気が伝わったのでしょうか、ウリボウは木の影に隠れるようにもぞもぞし始めました。
で、頭だけを出して、こちらをじっと見ています。
チャンスです、目と目の中央の眉間を狙います。
ぱあああああん!!!
一撃で止まりました。
着弾は中心線をぶれてなかったので、FXでもすんなり頭蓋骨をカチ割ることができました。
ただ狙ったよりもちょっと上でした。
多分、スコープのマウント分の高さの誤差でしょう。
さて、大きさは65cmです。食べごろです。
羊に例えるならマトンとラム肉、鶏に例えるなら親鶏と若鶏ほど、肉質に違いがあります。
ウリボウはとにかく柔らかく臭みが少ないのがメリットですが、獲れる肉量が少ないのがデメリットです。
実はいつも現場でさばいていたので、イノシシの足はのこぎりでスネくらいでカットしてました。
でも今回は私の提案で、足を付け根でカットして、吊るしてさばいて、すね肉を無駄にしない策を採用することになりました。
まあ木の枝を利用するのが一般的だと思いますが、今回はジムニーのルーフキャリアを吊るしに利用しました。
一応書いておきますが、このジムニーを停めている場所は、一般山道のわきではなく、多少強引に山のほうに入ったところです。つまりこの解体作業は、一般山道走っている一般人から丸見えの状態で行っているわけではないので悪しからず。
左側2本皮剥ぎ終わったのが前足で、右側これから皮剥ぎするのが後ろ足です。
正直、足関節をさばいたのが初めての経験でした。
前足は写真の様に、ぐるりとナイフで切ってやれば普通に切ることができました。
問題は後ろ足関節でした。ナイフだけでは切れる感じではなかったので、両手で逆関節きめて・・・でも折れなくて、逆に順関節の方向に力入れると、ポキッて脱臼し、そこからナイフ入れると足首が外れました。
なるほどなあ、良い経験をしました。
あと、ルーフキャリアを吊るしの拠点にするのは、我ながらナイスアイデアだと思います。
高さが一定で、丈夫さはこの上ないので、非常に安定感あってやりやすかったです。
まあ、一般的な吊るし解体をされている方には「何してるんだ?」って思われるかもしれませんけどね。
いやあ、良い肉を入手しました。後日料理が楽しみです。
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