イノシシの止め刺しポイントを調べてみた

先日、またまたウリボウがかかりました。で、エースハンターで止めました。
ただ、正直ウリボウ相手に手間取りました。

今回は、きちんと止め刺しのポイントを調べてみました。

一番参考になったのは、罠専門店のオーエスピー商会のHPでした。
上記記事をご一読してもらうのが、今後の私の説明もわかりやすいかもしれません。

で、HPで紹介されている正面からの止め刺しポイントはここでした。
IMG_5342_02.jpg
これは私、軽くショックでしたね。
というか、生物界の中で人間の脳が最大の割合を占めることをすっかり忘れていました。
つまり、人間の脳と比べて、イノシシの頭蓋骨の中に納まる脳の割合ははるかに小さいのです。
本当に私すっかり忘れてました。
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上記2点の写真はオーエスピー商会HPから引用

私はいつも眉間を正確にカチ割ることばかり考えて、目と目の中心点を狙って撃ってました。
エースハンターの第1ゼロインは5mなので倍率上げてもレチクルど真ん中で問題ないはず。しかしだいたい狙いよりは少し上に当たります。多分スコープの高さ分の誤差だと考えてます。
で、その誤差が出たときのほうが、止まるのです。

ようやく理解できました。いつも私は、レンズとレンズを繋ぐブリッジ部分を狙って撃ってました。
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しかし多少の撃ち下ろしになることを考えると、方向的に脳には突き刺さらないです。
どちらかというと目と目の中心点ではなく、耳と耳の付け根の中心点が狙撃点ですね。


さて、広告越えてから、ウリボウを撃った頭を皮剥いで弾痕を検証しています。
モザイク等、できるだけ残酷な映像にならないように加工していますが、それでもその手の写真が苦手な方はここでサヨナラしましょう。





目と目の間の正面、これが1発目でした。
DSC_1642.JPG
正直、スコープ越しに見てても、上手く中心線と目の間を捉えた射撃だと思いました。
しかし、これが致命傷には至りませんでした。現場でさっぱり理解できませんでした。
鼻から出血がありましたが、それでもウリボウの闘争心は衰えませんでした。
で、2発目はここでした。
DSC_16422.jpg
実は、撃つ寸前でウリボウが動いたんですね。当然撃ち損じだと思ったのですが、ウリボウは崩れるように倒れました。
正直、目の前で何が起こっているのかわかりませんでした。

そりゃそうです、これ以上なく上手く当てたと思った止め刺しで倒れず、次弾の撃ち損じで倒れたのですから。

で、解体後、改めて黒猫さんが検証してくれました。
DSC_16431.jpg
皮を剥ぐと良くわかります。
写真中央下の部分が1発目です。これはやはり脳の下を貫いてます。鼻から出血見たのはそのせいです。
2発目は右目の上のくぼみです。これが致命傷になりました。多少中心線をズレたとはいえ、脳にダメージを与えた一撃だったというわけです。

なるほどなあ、実は以前1m級のメスイノシシをエースハンターで撃った時、ダメージないように見えながら鼻から出血を見たんですね。
ウリボウよりも大きな頭蓋骨です。どうやら私が狙っていたのは脳の下だったため、致命傷には程遠かったわけです。

なるほどです、貫通弾で貫く位置を理解しました。
今度こそ、苦しませないように止めてあげたいと思います。






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