ジムニーには「究極の四駆」があることをご存知ですか?

ジムニーは軽自動車の中でも高額です。購入した後も燃費悪いです。で、荷物乗らないです。

でも、唯一無二の能力がジムニーにはあるのです。
山道・雪道を走る全ての猟師の方々、そうでない一般の方々も含めて、ジムニーのすごさをご覧あれ!

以前、ジムニーが「パートタイム四駆」という記事を書きました。
まあ、簡単に言うと手動で二駆にしたり四駆にしたりするわけです。
いっけん不便なようですが、コンピューター制御されていない純粋四駆は、それはそれでメリットがあるわけです。
ジムニーが悪路王である理由がこれです。

しかし、世の中のジムニー乗りですら、ほとんど使ったことがないと思われる四駆がジムニーにはあります。
それが4WD-L
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エンジンパワーのすべてを駆動輪に伝える究極の四駆です!!
多分車業界の中でも最強の四駆であり、ジムニーが唯一無二と呼ばれる所以となる仕様です。
ただ使うのは面倒です。
まず2WDから4WDシフトします。これは走行中でも4WDのボタンを押すだけで起動するので、私は狩猟中や降雪時に良く切り替えます。
で、4WD-Lなのですが、完全に停止した状態でギアをニュートラルにした状態で4WD-Lのボタンを押して初めて起動します。

実は私、過去に一度だけ4WD-Lを使ったことあります。
それは狩猟初年度の福井県の大雪の時です。
この記事の中で「新雪を踏み倒して・・・」って簡単に書きましたが、実は裏話があります。
ここまで雪が積もると、ジムニー四駆でも前進1m位で止まってしまうんです。
で、バックして突進、でバックして突進。こうやって少しずつ前に進みながら道を作っていく感じです。
そんなときに、ふと4WD-Lの存在を思い出したんですよ。もっと強烈な四駆がジムニーにはあると。
で、初めて4WD-Lに入れましたよ、説明書見ながら。
で、ゆっくりとスタートしたら、グググググググググッって、全く止まることなく、除雪された道まで出ることができました!
これは本当に、驚き以外の何物でもありませんでした!
私も雪国生まれの人間ですからね、車内から見える景色は、常識的に雪かきしないと車は進めない状況としか思えないのです。それをジムニーはノンストップでゴールまでたどり着いたわけですから、驚きしかありませんでした!!




スズキって会社は、本当にマニアックな会社だと思います!!
それはオンラインパンフレット見てもわかります。
まずはジムニーなんて、普通道路を走る写真がありません
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ここまでくると、すがすがしささえ感じます。ジムニーは普通道路を走るなと
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つまり悪路に特化した究極の軽自動車です。通勤とか高速道路とか燃費とか、普通使いの車としての性能を捨ててでも、悪路に特化した強烈にマニアックな車がジムニーです!!

で、同じスズキの軽自動車なんですけど、知り合いにエブリワゴンに乗っている人間がいるので、エブリワゴンも私は多少詳しいです。
これもパンフレット見てもらうとわかります。
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エブリワゴンの売りは、どれだけ荷物が積めるかだけです。
それは単純に商業車のエブリのパンフレット写真でわかります。
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あっはっは!
結局は軽自動車でどれだけの荷物が積めるかだけに特化した車なわけです。

で、なぜジムニーの後にエブリワゴンを紹介したかというと、実はどちらも、
4WDの車だからです!!
そうなんですよね、ジムニーもエブリワゴンも同じ「スズキの軽自動車の四駆」と言うくくりの車になります。
でも、経験した感覚からすると、同じ四駆とくくられても、ジムニーとエブリワゴンはまるで違う四駆としか思えません。

冒頭の紹介記事の中でも書きましたが、エブリワゴンは一般的なフルタイム4DWです。
まあ簡単にフルタイム四駆を説明すると「コンピューター制御された四駆」です。つまり通常四駆ですけど、ハンドル切って負担がかかる時にはコンピュータが判断して二駆になる四駆です。
で、エブリワゴンは元々荷物を載せるために特化した軽自動車です。
四駆ですけど車高が低いため、やっぱり雪には弱いです。
ただ、雪に弱いと言っても四駆なので、雪道でも車道に出てしまえば普通に走ります。
でも、新雪降り積もった朝一はスタック率が高いです。いわゆる車高が低いために、岩に乗り上げた「カメ」状態になりやすいんです。




もう一度言いますけど、同じスズキの軽自動車の四駆と言えど、ジムニーとエブリワゴンの四駆はまるで別物です。
そのために、四駆がついてるから雪国でも安心と考えるのは浅はかです。
まあ、生活車に多少の四駆を求めている方、あるいは雪の積もらない地域に暮らしている方ならばエブリワゴンで十分だと思います。
でも、ガッツリ雪の中を走る想定とか狩猟車とかの四駆を求めている人なら、同じ四駆という言葉であってもエブリワゴン程度の四駆では不十分だということです。

特に降雪時の狩猟期には、ジムニーは最強だと思います。もうすぐ走行距離が70000キロのジムニーですが、完全に寿命を迎えるまで乗り続けるだろうと思ってます。

ああそうでした、ジムニーの強烈な弱点を忘れてました。
それはスピーカーがものごっつい劣悪なことです!!
そうでした、そのため私はまずサブウーハーをつけ、
それでも納得できなかったのでツイーターも導入しました。

今思い出してみると、私がジムニーに乗って街をとりあえずぶらぶらするようになったのも、音質改善した後からでした。
そうですね、ジムニーの音質改善が終わってから、ジムニーに乗ることが好きになっていったのかもしれません。

車は納車した時点で完成ではありません。その後の自分好みのDIYが、その車を好きになるか否かの分かれ目になるのかもしれません。特にジムニーのように一般的な感覚ではデメリットと思われるような部分が大きい車では、DIYのように手をかける必要が深くある必要が出てくる可能性が高いというわけです。


以上、ジムニーの情報でした。






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