スコープについては、過去に黒猫さんが詳しい記事を書かれています。
私はこの記事を何度も何度も見直して、予襲復襲しています。
まあ冗談はさておき、今回は私なりに初心者向けのスコープの記事を書いてみたいと思います。
まずは「FFP」と「SFP」の違いからスタートしましょう。
FFPとはFirst Focal Planeの略で、SFPとはSecond Focal Planeの略とのこと。
これだけ聞くと「なんのこっちゃ?!」ってなります。
で、FFPの訳は「第一焦点面」で、SFPの訳は「第二焦点面」とのこと。
ゆっくりとFFPを訳していくと、
First(第一)のFocal(焦点)のPlane(平面)です。
Planeって単純に考えると「飛行機」って訳してしまいますが、平面いわゆる「面」って意味があるみたいです。
つまり、FFPってのは、
「最初のレンズで焦点が合うスコープ」
って言い換えというか、和訳できます。
では、「最初のレンズ」というのは何か?!ってことですが、スコープで言うと獲物に近いほうで、目から遠いほうのレンズ、いわゆる対物レンズが第一レンズです。
ここまでくると「SFP」がわかりますね。目に近いほうのレンズ、いわゆる接眼レンズが第二レンズとなります。
で、突然ですがミルドットとは何か?!って説明を先にしておきます。
ミルドットとは、スコープ内に刻まれたメモリのことです。標準の場合、長く刻まれたメモリが1ミルで、短く刻まれたのが0.5ミルです。
で、1ミルってのは、スコープの中でどれだけの長さかというと、
「1ミルは100mで10㎝」です。
そのため1ミルは50mで5cmとなり、0.5ミル50mは2.5cmとなります。
これは射撃場におけるスコープ設定において、抜群にわかりやすい基準となりますね。
ではでは、話を戻します。
では、第一レンズに焦点が合うのと、第二レンズに焦点が合うのと、何が違うかというと・・・これは図を見てもらったほうがわかりやすいと思います。
これがFFP、倍率が高くなるごとに、対物レンズに刻まれたミルドットが拡大されているのがわかります。
対するにSFP、接眼レンズにミルドットが刻まれているので、拡大されても変化はありません。
さて、上記SFPの最高倍率が10倍だったとすると、1ミルで計算できるのは10倍率の時しかありません。
拡大されても変化ないということは、最高倍率以外のSFPミルドットは、まるで役に立たないことがわかります。
一方で、FFPはどの倍率でも1ミルの倍率は変化しません。
例えば最高24倍率のFFPスコープで、25m先のカルガモを発見したとします。
当たり前ですが、倍率を6倍程度に落とすでしょう。それでも1ミルの倍率は変化しません。
50m1ミルで5㎝でしたので、その半分の距離の25mなら1ミルは2.5cmとなります。
50mゼロインしていて、弾道計算ソフトであらかじめ25mで弾道が2.5cmアップと知っていたなら、FFPはどんな倍率であっても1ミルアップでビンゴとなります。
なんか、自分で記事書きながら鳥肌立ちました!!
「FFPのミルドットって、そんな簡単に狙えるのか・・・。」
さて、精密射撃には2つ条件があります。
1つは弾速計で初速を知ること。これと弾道計算ソフトを組み合わせて、あらかじめ距離によるアップダウンの弾道を知ること。
もう1つは、デジタル距離計等で獲物との距離を正確に知る必要があること。
それだけの情報がそろうだけで、FFPのミルドットはどの倍率であっても正確に狙うことが可能となります。
もっというと、約50mほどにカルガモがいるとして、標準のカルガモの横向きサイズが30㎝と仮定します。
そうすると、50m1ミルは5㎝なので、ちょうど6ミルなら、カルガモは50mあたりにいることになります。
逆に、6ミルより大きければ50mよりも近い距離にいるし、小さければ遠い距離にいます。
つまり、経験は必要ですが、ミルだけでおおよその距離の判別もできるというわけです。
現在、私のエースハンターのスコープはSFPの十字レチクルのみです。
正直、こんな単純なスコープのみで狩猟と射撃場を経験してきた人間からすると、ミルドットってアイテムとして強烈すぎて言葉が出ません!!
やっぱり、高性能スコープって、すげえなあ!!
で、これは私の努力と才能なのですが、結構獲物までの目測が正確なんですよね。
それと弾速計と弾道計算ソフトの組み合わせで、50m以外のアップダウン値を知っておけば、即座に反応できます。
50mで1ミル5cm・0.5ミル2.5㎝
75mで1ミル7.5cm・0.5ミル3.75㎝
100mで1ミル10㎝・0.5ミル5㎝
125mで1ミル12.5㎝・0.5ミル6.25㎝
150mで1ミル15㎝・0.5ミル7.5㎝
となります。
つまり、今まで50m以上の距離は、エースハンターでは必然的に諦めていたのですが、FFPミルドットスコープでプレチャージ式なら100m以内であれば、射程距離となり、もしそれ以上の距離でも条件揃えば狙えそうです。
必然的に射撃可能なシチュエーションも増え、止め矢もポンピング無しで撃て、もし射撃音が静かな銃なら、連続で狙える可能性もあります。
なんか、FFPスコープでのプレチャージは、カモ撃ちに関してはメリットしかないですね。
「うふふ
早く私と遊びましょ
」
今夜もプリチャージ悪魔は私に微笑みかけてきます。
・・・悪魔なのかなあ・・・本当は天使だったりして。
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