先日、鹿肉を購入したことは記事にしました。
で、今回は調理編です。まずは解凍しました。
ああ!刺身で食べたい!厚生労働省の規定はわかってます・・・。
でもなんかムズムズします・・・。
とりあえず、ドリップだけは始末しておきます。
で、この鹿肉の出所は猪鹿庁です。
素人猟師からもらった肉ではありません。
はい!!今回の料理は自己責任料理です!!
一応私は鹿肉に関しては安全だと個人的には考えていますので、あとは万が一の安全のために肉の表面の食中毒菌を死滅させるために表面を炙ります。そのために料理名としてはたたきなんですが、気分的にはシカ刺しです。
鹿肉に関する考察記事はこちら
この料理は、鹿肉のどうのこうのではありません。
生の鹿肉を食べる勇気があるかないかの問題です。
バンジージャンプと同じ感覚でしょうね。
もし飛ぶ勇気があり、お手元に鹿肉があるのであれば、一緒にジャンプしましょう!!
そんなレシピを紹介します。
さて、料理自体は簡単です。火入れは肉表面の食中毒菌だけを完全殺菌する目的で行います。
そのため加熱は、フライパンよりもガスバーナーのほうが非常に便利です。
で、ガスバーナーで表面を炙ります。
半分だけ炙った段階でこんな感じ。
炙り終えたのがこんな感じ。
ガスバーナーは表面加熱に特化した道具なので、遠慮せず焦げる手前まで、十分に炙ります。
あとは、薄切りにして、生姜醤油を添えて完成!!
鹿肉のたたきです!
やっぱり旨い!!
シカ旨い!!
馬刺しよりもまろやかで、クジラ肉よりもエグミはなく、赤身魚とは一線を画す、シカ刺しは間違いなくごちそう料理です!
やっぱりシカ刺しは馬刺し同様に生姜醤油が一番です。付け合わせに自家製パセリを添えました。
パセリを少量ちぎって巻いて食べると、生肉と生ハーブのまた違った楽しみを味わえます。
さてさて、世間一般的にはクレイジーな生肉料理に思えるかもしれません。
しかし逆に言うと、この鹿肉って単純に料理方法が難しいですよ。
切った断面見てもらうとわかりますが、脂身はまるでありません。つまりこのまま何も考えずにフライパンでジュウジュウ焼いちゃうと、硬く臭くパサパサになってしまいます。
ちゃんと厚生労働省の基準にのっとって調理するのであれば、低温調理器具とガスバーナーの組み合わせがベストでしょう。
過去にこの組み合わせで料理しています。
でも、一般家庭にまあ低温調理器は無いだろうし、ガスバーナーすらない家庭はいくつもあると思われます。
そうなると、フランス料理の手法「アロゼ」って調理法がベストでしょう。これならフライパンとスプーンがあれば調理できます。
この動画がわかりやすいでしょう。
見てもらえばわかりますが・・・こんな手間な手法を、一般家庭でできますかね?
どちらかというと、プロの高等技術に見えます。
途中何回か肉の弾力を触って確かめていますけど、これを一般家庭でやれますかね?
シカは美味しいんです・・・美味しいんですけど、一般家庭における一般料理で、一般的な食肉感覚で調理すると、シカは不味いです。
私は上質な背ロースが手に入ったならバンジー、いわゆるシカ刺し(たたき)で食べます。
いやあ!!それにしても美味しかった!!
鹿メインで罠猟をやりたくなるくらい美味しかったです!!
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