FFPスコープはSFPスコープと違って、倍率を変えても「Mil」の使い勝手が同じというのが最大の特徴です。
で、1Milというのは、
「100mで10㎝」
です。
そうなんですよね、銃関係の距離単位って、インチやヤードが大半ですけど、ミルドットはいきなり日本人が慣れているcm単位なんですよね。
だから50mゼロインのエアライフルで100m先の獲物を狙うとき、もし40㎝ドロップするのなら、4Milダウンでピッタリです。
非常に日本人にわかりやすいです!
ただし、100m以外の距離だと1Milの長さが変わります。
例えば50mだと1Milは5㎝になるし、200mだと1Milは20cmです。
つまり細かな距離において1Milは変わりますので、各距離のドロップ率とその1Milを計算しておく必要があります。
それでは仮にですね、6.35㎜のPCP銃があって、その初速は920ft/sの銃だったとしましょう。ペレットは標準の25.4グレインにしましょう。
この銃から放たれた弾道を、いわゆる弾道計算ソフトで計算して、その後各距離でのミルドットの使い方の計算するのが、今回の記事の企画です。
それでは始めていきます。
50mゼロインのPCP式エアライフル
6.35mm:25.4グレイン 920ft/s
30m:2.8cm(最高到達点)
50m:ゼロイン
60m:-4.2cm
70m:-10.6cm
80m:-19.1cm
90m:-30.2cm
100m:-43.8cm
110m:-60.2cm
120m:-79.7cm
130m:-102.4cm
いやあ!なるほどなるほど!!なかなかに興味深い!!
まずは50m以内で狙うときです。
最大で30mの時の2.8cmです。
では30mの時の1Milを計算してみます。
100m:10cm=30m:xcm
x=10*30/100
x=3cm
1Mil3cmなので、つまりここからわかるのは、
50m以内で狙うとき、
1Mil以上のアップは無い
ということです。
まあ風とか撃ち下ろしとか様々な要因はありますけど、それでもカモの頭の頂点が1Milから超えないように狙うことで、頭の上ホームランは無くなるということです。
では、50mより先を計算していきます。
まずは60m
先ほど計算した30が60に変わるだけなので、1Milは6cmです。
60mの時に-4.2cmダウンするので、だいたい4分の3Milダウンでジャストとなります。
こんな感じで同じ計算を繰り返し、先ほどのダウン率をミルドットに変換してみます。
結果はこうなりました。
60m:0.75Milダウン
70m:1.5Milダウン
80m:2.5Milダウン
90m:3.5Milダウン
100m:4.5Milダウン
110m:5.5Milダウン
120m:6.5Milダウン
130m:7.75Milダウン
いやあ!やっぱりPCP式の威力とミルドットスコープはすごいですね!!
我が相棒のエースハンターのスコープなんて、最大9倍の単純10字レチクルです。こんなスコープで50m以上のカモを狙うとき、
「カモの頭を5cmって仮定すると、17㎝ダウンって頭3つ分くらいか・・・これくらいだよな・・・。」
ぱああああん!!!
で、水しぶきすら見えない状態が続きました
やっぱり、こうやって具体的な数字が羅列すると、100mまでのカモも射程範囲に入ってくる感じがします。
もう、悪魔が天使に見えてきます
「高性能スコープにはサイドフォーカスもあるのよ
」
裏返った数字で100,200,300って見えるノブがありますが、これがどうやらサイドフォーカスです。
我がエースハンターのスコープは、どの倍率でどの距離でもクリアに見えます。この機能によって頬付け位置が多少変わると覗く位置が変わり、最終的にレチクルの中心までズレる現象が起きるとのこと。これを「パララックス」と言います。
パララックスを簡単に説明すると、TVでアイドルがミニスカートで歌っている姿を見た時、TVを下からのアングルで覗くと、スカートの中が見えてしまうような見え方がパララックスです。
で、サイドフォーカスがあるスコープは覗くだけでは、クリアに見えません。例えば50ヤードの何かを見るときは、サイドフォーカスを50のメモリに合わせなければクリアに見えないということです。
つまりこれを逆に使うと、サイドフォーカスで調整してクリアに見えた距離にカモがいることになるので、簡易的な距離測定になります。
で、手動で焦点を合わせるサイドフォーカスはパララックスが出にくいらしいです。
すげえ!!
サイドフォーカス!!
そうなんですよね、猟期の初期に着弾が安定しない現象は、単純にスコープの覗き方が安定していないだけかもしれなかったんですよね。カモに気づかれないように、無理な体勢を保ちつつできる限り体を動かさないようにスコープを覗くということは、パララックスが出まくった状態で狙っていたかもしれないということです。
ミルドットとサイドフォーカスの組み合わせは最強です!!
これに高性能PCP式エアライフルがあれば・・・。
いやあ!!本当に参りました!!
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