今回は短い記事ですが、良書を紹介します。
「鳥マニアックス」って本の紹介なのですが、とにかく鳥に興味のある方で、科学が好きな方なら本当にお勧めです。
「鳥からひもとく身近な科学技術」
帯に書かれた言葉通りの本です。
この本の詳細な紹介は、マジでネタバレになってしまい、というかそのネタ自体を読みながら楽しむタイプの本なので、本当に何も紹介できません。
私的に一番記憶に残っているのは「翼」の話ですね。
例えば、飛ぶ哺乳類の代表で言うとコウモリですが、コウモリの翼は膜ですね。
昆虫の羽根は硬質な膜のようなものです。
いわゆる一度ダメージうけると、なかなか修復できない構造です。これは飛行機の翼に近いです。
しかし鳥の翼は1つ1つの「羽」によって作られているので、瞬間的に枝に当たっても羽と羽との間をすり抜けていくし、1・2本ダメになっても翼としては問題ないし、何より生え変わるし。
そうなんです、単純にいろいろな場所に離着陸を繰り返すことを考えると、現代科学をあざ笑うかのように、鳥の翼がダントツで性能が良いのです。
つまり、鳥という生物を徹底的に科学的主観から見つめなおしたのが本書です。
とにかく読んでいて楽しい本でした。本当にお勧めです。
ちなみに、この本との出会いは、福井県にある素敵な本屋との出会いがきっかけでした。
まあカモ撃ち猟師を含めた、鳥全般に興味のある方なら、楽しんで最後まで読める良書です。
でも、狩猟自体には、ほとんど役に立つ知識は得られませんけどね。
それでも読書の秋です。秋の夜長に楽しめる本としては、なかなか楽しめる本ですよ。
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