先日、散弾銃の先輩と話をする機会がありまして、クレー射撃のことを詳しく聞ける機会がありました。
一応私は「第一種銃猟免許」所持者なので、散弾銃を持ちたいと思うなら持てるんです。
さてですね、私が思っている以上にクレー射撃が衝撃的な話だったので書いていきます。
「この前さ、集団のカモ撃ちにクレー射撃用の散弾銃を持って行ってさ、まあ当たらなくて、みんなから邪魔だから帰れ!!って言われたんだよね。」
「ええ?!クレー射撃って、元々鳥撃ちの訓練のためにできた競技じゃないんですか?」
「まあ、元々はそうだったかもしれないんだけど、今では射撃用と猟用では照準自体が違うんだよね。だから皿を狙う感覚でカモ狙っても、まあビックリするくらい当たらない(笑)」
「・・・じゃあ、いくらクレー射撃を練習しても、カモ撃ちが上手くならないんですか?」
「ならないよ
全くの別物
」


「そんなに違うもんなんですか?」
「カモ撃ちはね、飛んでくるであろう方向に銃口を向けて、銃を止めて待ち撃つんだよ。でもクレー射撃は銃を移動させた状態で引き金を引くんだ。この感覚がまるで違う。皿のスピードがカモより断然早いんだよ。銃を止めて撃ったら弾が到達するころには皿は通り過ぎているんだ。」
「・・・クレー射撃をしたことはありませんが、皿の動きを銃口で追って、通り過ぎたところで銃を止めて撃つんじゃないんですか?俺はずっとそう思ってました。」
「まあ確かにそういう撃ち方する人もいるけど、一般的には違う、銃を動かして皿の後ろくらいで引き金引いて、そのまま銃先を皿が動く方向に動かす感じで、銃身内の弾をまき散らすんだよ。イメージ的に皿の進行方向の後ろから前にかけて弾をまき散らし包み込むイメージ。だから皿に当たるんだ。」
「・・・なんか、ずいぶん感覚的な話ですね。」
「そうそう、実際に感覚だよ。とにかく自分の銃を動かすスピードと引き金を引くタイミングが体に刻まれるまで数撃てば、初心者でも当たるようになる。」
「うーーーん、個人練習あるのみの競技なんですかね?」
「一人でやっても楽しくないよ。やっぱり何人かで回るのが絶対に楽しい。ただ、教えてもらうとなると難しいカモ。国体レベルの人から教えてもらったこともあるけど、「もっとブンと振ってバン!だよ!!」って、感覚を言葉にすることが下手な人も多いから。」
「・ ・ ・ 。」
まあ、もっと刺激的な話もあったのですが、本日はここまで。
とりあえず、こんな話をされながら、何度も何度もクレーの世界に誘われたのですが・・・正直今はいいかなあと。
1日クレーで遊べば諭吉さんがパタパタ飛ぶ世界なのに、実猟に役に立たないんだよなあ・・・遠い目
この話とは関係ないところで後日、クレー射撃につかう「皿」をもらいました。
思っていたよりも小さく、思っていたよりもしっかりしてました。
うーーーん、これは散弾銃への「縁」なのでしょうか?!
参りましたね、ここにきて悩み事が増えました。
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