今までは、銃で使うような六角レンチとかドライバーとかは、家庭用の工具と兼用していて、それでも事足りてきました。
しかし、この道が深くなるにつれ、どうしても兼用では使いにくいことも出てきたので、銃に使う工具は銃専用に購入して、それらすべてをまとめたくなりました。
そのためにまず銃専用の工具箱を購入しました。
今回は工具箱に入っている工具の紹介と使い道を紹介したいと思います。
ノギス
工具箱を購入するきっかけとなった、メインの工具が実はこのノギスです。
内径・外形・深さを0.05㎜まで測れる工具です。
結局、ノギスを買ったきっかけは、次の工具へとつながるのですが、銃に使われているボルト類の口径が知りたくなったからです。
いわゆる六角レンチやスパナの口径を測っておけば、手持ちにないレンチやスパナをピンポイントで買うことができるわけですから。
まあそれ以外にも使い道は見つかりそうな工具なので、アナログ式でちゃんとしたものを買いました。
正直、買った当初は、滑りが悪くずいぶん固くて、使い勝手がめちゃくちゃ悪かったのですが、エースハンター専用オイルで全ての部分を磨いてやったら、かなりスムースになりました。
あと将来的な話ですけど、もし銃床を手作りで作るなら、部分部分を正確に測る道具として、大いに役に立つでしょう。
六角レンチ
私は個人的に「オス」「メス」と呼んでいるんですが、六角状の穴に入れて回す工具が「オス六角」、いわゆる六角レンチです。
私が購入したのは100均六角レンチです。大概のメス六角ボルトはこれで対応できます。
六角スパナ
六角上の突起に差し込んで回す工具「メス六角」、いわゆるスパナです。
これはAmazonで買いました。両端で大きさが違うタイプのスパナで、少ない本数で対応性を倍に上げるタイプのスパナです。これもこれだけあれば大概のオスはOKです。
水平器
これも六角レンチと連動しているのですが、エースハンターをメンテナンスに出すと、スコープを取り外して作業されます。その後銃砲店からスコープを付けられた状態で送られてくるのですが、そのスコープはちゃんと水平に取り付けられているかを調べたいがために購入したのが水平器です。
ちなみに六角レンチはスコープの位置を直したいときにボルトを緩めるためのものとして購入したわけです。
で、銃の水平を水平器でとり、屋外でも屋内でも、できるだけ距離取って太めのパラコードをできる限り重いもの吊って上下の垂直を出して、あとはスコープのレチクルと合わせるだけです。
ドライバー
精密系と通常系のマルチドライバーです。
正直、プラスマイナスドライバーって、銃本体にはまるで使われてはいないのですが、その他の備品で使います。
まずは一番大きなマイナスドライバーは、スコープのミルドットのケースを外すのに使います。
電池
工具とは言えないかもしれませんが、弾速計の替え電池として入れました。
というか、手持ちの弾速計って、電池ボックスの蓋がねじ止めされているので、電池交換にプラスドライバーが必要なんですね。
で、プラスマイナスドライバーとともに、替え電池は工具箱へ。
以上、銃専用の工具箱の中身の紹介でした。
銃を整備するときとか、射撃場に向かうときとかには、とりあえずこの工具箱を持っていきさえすれば、何とかなりそうです。
近い将来、他に必要な工具が出てきたとしても、この工具箱に追加するだけでOKです。まだまだ入る余裕がありますので。
あと番外編の話として、整備に使うオイルの話もしておきます。
ちなみに、オイル関係は射撃場等で必要なわけではなく、自宅での整備に必要だと思っているので、銃専門とはいえ工具箱の中に入れていません。
さて、私は基本的にこの2つしか使っていません。
1つはエースハンター純正オイルで、もう1つは白色ワセリンです。
まずはエースハンター純正オイルの話。
いわゆるエアライフルは、Oリングといったゴム製部品が多様的に使われているので、基本的にゴムを劣化させるようなものは使えません。それはオイルも同様です。その点エースハンター使いの私は、エースハンター純正オイルがいくつもありますので、銃に使用するだけでなく、銃に使う工具類もエースハンター純正オイルをバンバン使って手入れしています。
一般的には「シリコンフリー」ってオイルですね。まあピンキリですので、できる限りゴムに影響がない製品を選ぶことが重要になると思います。
次に白色ワセリンの話。
通称「白ワセ」は、銃の整備だけじゃなく、実は私の実生活の中で大活躍しています。一般的にわかりやすい実例で言うと、ボクシングのボクサーが顔に塗る油といったらわかってもらえますかね。
白ワセは基本的に医療用で、医療用なのでドラッグストアーに行けば売ってます。
ごま油は植物性で、バターは動物性です。で、白ワセは無味無臭の工業用の常温で固形になる油です。
例えば、家の中で滑りが悪くなった家具に白ワセを塗ります。
例えば、革製品の靴とか鞄とかに、革クリーム代わりに使います。
例えば、研ぎ終わり乾燥させた狩猟ナイフに塗ります。
例えば、楽器や銃床とかの保護として使います。
たまに乾燥手荒れに使います。
とにかく、白ワセは純粋な工業用の油、不純物は極めて少なく、少ないからこそ医療用として認められ、植物性でも動物性でもないため、無味無臭の本当に純粋な油なので、どんな場所でもどんな状況でも使いやすいんですよね。
白ワセを知らない方も多いのでは?って思ったので、多少詳しく使い方を説明してみました。
以上、番外編としてオイルの紹介でした。
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