エースハンター使いの私は、笠取射撃場よりも、近場の医王山スポーツセンターにお邪魔することが多いです。
で、医王山は指定された的紙以外はNGです。いわゆる的が黒タイプです。
これですね、医王山は屋外なので、射抜くと黒のほうが光が入って穴がハッキリわかるんです。
そして的が黒なので、中心にホログラムシール貼ると、これまた見やすいんですよ。
しかし、笠取射撃場は室内射撃場です。
的が黒だと、射抜いても影になって穴がまるで見えません。
そうなんです、医王山と逆で笠取は、的が白いほうが穴が黒くて見やすくなります。
でも一般的なコピー用紙を的紙に使うと、薄すぎて着弾がきれいに開きません。
笠取ではできる限り丈夫で白っぽい的のほうが着弾がきれいに開いて、着弾が見やすくなるわけです。
身近な素材で言うと段ボールですね。しかしかさばるのが難点です。
で、昔々、こんな素材を銃とは関係なく、DIY用に入手していたのを思い出し、使ってみたので記事にしてみました。
その素材とは壁紙です!!
紙の中ではこれ以上ないほど丈夫な紙です!そしてとにかく大きい!!
大きいサイズで丈夫!!これが壁紙の一番の特徴です。
ただ壁紙自体をホームセンターで買おうとすると、結構な値段します。コスパ悪すぎます。
でもですね、注文住宅等のハウスメーカーに勤めている人間の知り合いがいるとすると、話がまるで変わるんです。
この量の壁紙、実はただでもらいました。
このからくりを言うとですね、注文住宅の施主から依頼が入るとですね、ハウスメーカーは様々な部材を発注するわけです。
例えばシステムキッチンとかユニットバスなら、部材が納入され施工されたら終わりです。
じゃあ壁紙ってどうなっているかご存じですか?
施主から希望の壁紙を指定されたら、その家の大きさの壁に貼れるだけの、最低限のロール数を発注するんです。
これなんですね、メーター単位ではなく、ロール数なんです。
つまり余るんですよ、注文住宅における壁紙って。逆に言うと足りないということは絶対にあってはならず、多少余る程度の数を発注しなければならないということです。
で、余った壁紙をどうするのかというと、施主に聞くらしいです。「どうしましょう?」って。
そうすると、「将来的に同じ色の壁紙が必要になるときがくるかもしれないから、余った分はもらいます。」
って施主はかなり少数派らしいです。
そのために、ほとんどが廃棄処分だそうです。
つまり、私がただでもらった壁紙は、廃棄処分にされる壁紙です。
昔々、DIYで使うことがあるかも?!ってことで、好みが合えば欲しいと要望を出し、いくつか出てきた中で、先ほどの壁紙をもらったわけです。
さてさて、その後その壁紙は意外とDIYで使う先がなく、ずっとずっとそのままになっていたのですが、今回白っぽくて丈夫な素材ということで、笠取の的紙として日の目を見ることになりました。
これに目立つシール貼れば、笠取用の的として完成となります。
コピー用紙より見やすい弾着となりました。
あと的用のシールは笠取でも見やすい赤を選び、シール自体は100均で手に入る直径2㎝、一円玉と同じ大きさのシールを貼ってます。
ただこのシール、ど真ん中近くに当たると、シールもろとも飛んで行ってしまうことが多いです。
写真ではまだちょこっと残ってますけど、1発目でど真ん中に入って飛ばれると、的が無くなってしまいます。
シールを貼った後に、大きめの透明テープで固定したほうが良いかもしれないと思ったのが、改善点として残りました。
あと、なんで大きな紙の存在の話をしているかというと、射撃場では必要になることがあるからです。
実際に、初年度最初の笠取で、弾痕が全く確認できないほど、めちゃめちゃ荒れました。
その時に、同席した先輩の行動が忘れられません。
その先輩は、A3くらいのポスターを探してきて、それを的に貼り、
「この紙の、左上・左下・右上・右下の4発撃ってごらん。それで紙にあたったら、どっち方向に飛んでいるかがわかるからね。」
って言われました。
それに2021年の笠取でも、A4の紙に散々当たらない事例が出ましたから。
こういう場合でかい紙があれば、どっち方向にずれているかは最低でもわかるんですよね。
エアライフル所持者にとって、大きくて丈夫で安い紙が必要であるなら、捨てられる存在の壁紙はありがたい存在だと思うのですが、いかがでしょうか?
P.S.もし販促品として入手しやすい環境にお勤めなら、クリアファイルもお勧めかも。A4のコピー用紙に100均シールを適度に貼って、クリアファイルにイン。シールも紙も飛びにくく破けにくいでしょう。
次にやっぱり段ボールかなあ。近所のスーパーの梱包用として入手しやすいですから。
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