イノシシ料理で、ビーフシチューって、いったいどっちなんだい?!って感じですけど、イノシシ肉使ってレトルト使った簡単料理したら、思っていた以上にビーフシチューの味がする料理ができた!!って記事です。
元々は、イノシシ肉で手軽に1時間弱程度の煮込みで、ブラウンソース系の洋風煮込みができるといいなあって漠然と考えながら、スーパーに行きました。
で、当たり前ですが、市販のビーフシチューの素は目に入ったのですが、
「イノシシって豚だから、さすがにビーフシチューと合わせるのもなあ・・・。」
って考えながら探していたら、ああこれだ!!って見つけました!!
これならイノシシ肉と合うはず!!って市販レトルトを買ったのですが、さて上記の写真を見て、私がなんのレトルトを選んで料理したのか?!
皆さん予想できるでしょうか!!
さて、答え合わせは後半の楽しみとして、調理工程を書いていきます。
まずはいつもの「重曹食塩水」による解凍です。
毎回言ってますが、ジビエ肉だけでなく海外の激安冷凍塊肉の解凍にも使えます。
さて、塊肉を角煮程度の大きさに切り分け、グラグラではなくポコポコくらいの沸騰で10分ほど茹でます。最初の灰汁は早めに取ります。
で、下茹で完了。すべてのお湯を捨て、そこに肉が浸かるくらいを全量とすると、赤ワイン半分・日本酒半分、最後に水で被り具合を調整しました。
そこにローリエ2枚とタイム小さじ3分の1程度、でコンソメキューブを1つ。
あと、追加具材でジャガイモを2個ほど。
灰汁はあんまり神経質になることはありませんが、まあとれるところはとるくらいで良いでしょう。
このまま30分ほどポコポコと放置。
その途中で、塊肉がさすがに食べにくいほど大きいかと思い、一口大に切りました。
さあ!冒頭の答え合わせです!!
私が最後に入れた市販のレトルトはボロネーゼです。
あっはっは!!皆さんの予想はどうでしたか?!
私はこれをスーパーで見た時に、まずは洋風の茶色のソースで、使われているのは合いびき肉だと考えて、だったらイノシシ肉とも相性が良いのでは?!って考えたわけです。
はい!イノシシ肉のビーフシチューです!!
見た目、本当にビーフシチューっぽいでしょ?!でも、食べても驚き!!本格的ビーフシチューって言っても遜色ない味がするんです!!
で、食べながら、なんでここまで本格的なビーフシチューに近づいたんだろうって考えていて、振り返ると私のレシピに多少の類似点があることに気が付きました。
1.コンソメキューブの使用
この時点で強めの牛肉エキスを使ってます。
2.赤ワインの使用
ボロネーゼだけだとトマトがメインです。
3.ローリエとタイムの使用
これは簡易ブーケガルニですね。
さてさて、これは今まで作ってきたイノシシ煮込み料理の中でもトップクラスの美味しい料理になりました。手順とレシピは本当に簡単なので、本当にお勧めです。
そして、残った次の日のほうが味が染みるというか落ち着いて、もっと美味しくなりました。
このブログでも何度も言ってますが、ジビエ肉はジビエの本場の西洋料理のほうが、日本料理よりも、素人的調理方法でも美味しくなる気がします。
番外編
イノシシ塊肉が大きかったので、半分をビーフシチューに使って、もう半分を回鍋肉に使いました。
ほい!!出来上がりです!!
レシピ・材料的には
イノシシ肉の薄切り:適量
キャベツのざく切り:適量
ごま油:適量
塩:最後に味見してから
胡椒:適量
あと、回鍋肉という中華料理の決め手になるのは、
香味シャンタン:適量
豆鼓醤:適量
です。
豆鼓が回鍋肉の基本的な調味料で、香味シャンタンは中華料理方向への決め手になります。
回鍋肉を作るなら、豆鼓はできるだけ多めのほうが美味しいです。ただどちらも塩分の入った調味料なので、塩は味見して最終的な味加減の時に使ったほうが、計算しやすいです。
P.S.昨年は罠猟の手伝いをメインに行って、本当に食べきれないほどのイノシシ肉が入手出来て嬉しい悲鳴でしたが、そのイノシシ肉ストックもこれで最後となりました。まあほぼ1年前のイノシシ肉で、真空パックを私は持っていないので、賞味期限としては完全に超えていたかもしれません。
それでも、今回どちらも美味しい料理となりました。その理由として、やっぱり重曹食塩水の解凍が臭み抜きにつながり、その後その塩抜きで1日水に漬けたのも、凍って細胞内から押し出された水分を取り戻すための工程だったのか、パサつき感はまるでありませんでした。
今年はいろいろとイノシシ料理を作ってきましたが、とりあえずストック分としてはこれで打ち止めとなります。
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