猟場の中心で「はあ?!」と叫ぶ

初日以来、なかなか当たらない日々が続いてますが、マタドールにも慣れてきましたし、ちゃんと飛んでることが確認できました。
今度こそ迷わず、マタドールを信じ切って、目の前にいるカモに集中して撃ちたいと思います!

雨と曇りと交互の天候でしたが、散歩ギャラリーが減る分、こういう天気のほうが私は好きです。
ただ明け方に雨が酷かったせいか、カモの姿が薄いです。

さて、良く来る猟場に来ました。
全ての装備を下ろして、100均椅子のみ持って、水面が見える場所まで静かに前進。
パッと見で何もいません。しかし双眼鏡で時間かけて観察してみると・・・
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赤丸方向に1羽のカルガモを発見!
その後3羽程度カルガモを発見、群れですね、もっといる可能性があります。
右側の濃いボサを利用して撤退、銃と2脚ポッドを取り出し、100均椅子まで前進。弾の入ったマガジンを装着して、ゆっくりゆっくりと2脚ポッドに銃を居銃。改めてカルガモを探します。

見つかりましたかね・・・ソワソワしているように見えるカルガモがいます。多分群れなので、足元方向とか私には確認できない近くにいるカルガモがいるはずで、下手な動きして飛ばれると、群れ全てが飛んでいきます。
もう動けません。
写真ではわかりにくいですが正面に太さ4㎝くらいの木があって、確認できたカルガモたちはその枝に隠れるような場所にいます。射撃線を変えたいのですが、もう動けません。この場所でこの構えで、多少なりとも射撃線がきれいなカルガモのチャンスを待ちます。

少しポツポツと雨が降り始めた時、足元のボサ方向からカルガモが出てくるのが見えました。
こいつは私の姿を見ていないカモ・・・後ろ向きで私が確認している群れに合流する感じです。
合流したら、必ず向きを変えるときがくる!
そのワンチャンスに賭けました!
私は撃つとき、スコープの倍率を最大限に上げるのですが、ボサの葉が近くにあると最大の24倍だと、場合によって視界が真っ白になってしまうので、この時は20倍弱まで上げたと思います。
スコープいっぱいに拡大されたカルガモがいます。で、私がスコープを最大にまで上げるのは獲物の確認のためだけではなく、震えがあるかどうかの自分自身の状態を見るためでもあります。で、そこまで拡大してもスコープの揺れは極限までありません。
きっちり集中している証拠です!

そのカルガモが止まって、回り始めました。射撃線は悪くないです。
目測で50mと読みます。絶好のゼロイン距離ですが、先日来から精密射撃ができている感じがしないので、ヘッドショットとか言ってる場合ではありません。
6.35㎜で撃ち抜きます!狙いはど真ん中!
karugamo.jpg
合成で作ってみましたが、こんな感じに見えました。実際にはくちばしではなく首元でした。

呼吸を合わせて、正面を向く瞬間に、息を半分吐くイメージでタイミングを合わせ、引き金の遊びを限界まで無くした状態から、最後の息を吐くと同時に脱力してゆっくり引き金を引きました。

ぱああああああん!!



バタバタバタバタ!




ちょっと待て!!嘘だろ!!
今水しぶきすら見えなかったぞ!!



「はあ?!」
はあ.jpg
全力で「はあ?!」



正直、この時の猟場についてからの行動とか、カモの発見とか、居銃行動とか、ターゲットの選択とか、引き金の引き方とか、すべてにおいて、今までの経験がすべて出て、それがパーフェクトに行われたと、自画自賛してます!!

なんで外れるかなあ・・・もしかしたら、エースハンター同様にマタドールも、
「冬場初弾外れる病」か?!

参ったなあ・・・秋とはまるで違うじゃん。例え性能が良い銃を入手しても、冬場にどれだけ経験し、その経験をどれだけ現場で生かせるかってことか?!
てめえ!PCPなら簡単だってたぶらかしやがって!
プリチャージ悪魔.jpg
まあ、俺の勝手なイメージだったかあ・・・
厳しい世界だなあ、高性能銃と高性能スコープの組み合わせでもこの世界観か・・・





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