揖斐教習射撃場に行ってきました

岐阜県にある、揖斐教習射撃場に初めて行ってきました。HPあります。
ここは昨年の3月からエアライフルが撃てる射撃場になったみたいで、とにかく1度行ってみたかったんです。
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あともう1つ理由がありまして、福光射撃場が現在「土日・祝日」をエアライフル禁止しているんです。
昨年行った時には祝日OKだったので行けたのですが、
祝日まで禁止されると、有休がなかなか使いづらいサラリーマンハンターでは使えません。
それと、今回はゼロイン調整だけではなく、もっともっと単純な微調整をいろいろと行いたかったので、笠取射撃場までいくのも億劫だったんです。

あと福井県在住の私にとって、6.35㎜を撃てる一番近い射撃場って、実は揖斐教習射撃場なんです。
で、今後使えるかどうかの様子見を含めて、今回初めて訪れてみました。


まずはメリットから書いていきます。

★すべての口径の空気銃が撃てる
これは何よりありがたいことです。特に福井県在住で、6.35㎜所有者の私にとって。
一番アクセスしやすい医王山スポーツセンターは、5.5㎜以下しか撃てないという制限があります。
笠取は遠く、福光は休みに使えないって現状の中、片道100㎞弱でアクセス可能な揖斐教習射撃場は、新たな魅力となりました。


★設備が豊富
これは予想外でした。
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下にある赤いのがレストで、上のモニターが的の映像です。つまりレストとフィールドスコープは無料で借りれるということです。
次に空気ボンベ、
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これも無料で貸してもらえるとのこと。
多分、ここら辺は驚かれる方も多いと思います。


★管理人がフレンドリー
コミュニケーションの印象って、人に寄りけりだと思いますが、初めての私に対して、いろいろと親切に教えてもらいました。
現場って、究極は対人関係なんで、管理人の人間性って私は大切だと思います。



では次にデメリットを書いていきますね。

★木之元インターからの25㎞の山道
福井県から揖斐教習射撃場を目指す場合、高速使って木之元インターで降りるのですが、降りてからが思ってたよりもずっとずっと長かったです!!
で、途中で長い長いトンネルが数か所あるのですが、節電のために照明が間引かれていて、ライト無しでは真っ暗に思えるほどの場所があります。
で、問題はそのトンネルの中って、電波が届かないんです。それもトンネル出てからも電波が届かない山中が続くときがあり、何度もナビアプリでたどり着けるのか?!って不安になったくらいです。
まあ、ずっと一本道だから、アプリが動かなくても多少問題なかったんですが、やっぱり連絡付かない時間が長いってのはデメリットです。
サラリーマンハンターの私にとって、正直休みでも仕事関連で携帯が鳴ることがあります。そんな立場にいると、この25㎞の山道は不安でしかありません。

★トラップ射撃・ライフル射撃との共有
これはデメリットというか、初めての感覚の戸惑いってのが、正直な感想です。
射撃場はこんな感じ、
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真ん中チョイ右に小さく的が見えるのが、今から私が撃つ的で、実はこの射撃線はライフル射撃場の場所です。
で、左側がトラップ射撃場です。はい!併設です!
スキート射撃場はこの一段下にあります。
問題はその使用方法ですね。まずはこの張り紙を見てください。
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トラップとライフルは同時に撃つことができるみたいで、施設的に併設されていても何も問題なかったみたいです。
で、ライフルは2座あるのですが、ライフル同士だと2座同時に撃っても問題ないみたいです。

さてさて問題は、空気銃と装薬銃とが同時に撃つことができないってルールです。
ライフルに2座あるってことは、1座がエアライフルで、もう1座がライフル銃で、トラップに3人とかって、混んでいるときはそういう状況があるわけです。
で、私が準備している間は、トラップもライフルも撃てるんですけど、私が撃ち始めると、トラップもライフルも撃てない状況になるというわけです。
トラップって、25枚の皿を撃ち終われば休憩に入るわけですけど、エアライフルって・・・管理人に聞いたら、だいたい20分くらいで譲ってくださいね、その時にはトラップの方に次撃ってくださいって声をかけてくださいとのこと。
別に私はコミュニケーション能力が低いわけではないので、その程度の会話ぐらいはしますけど・・・やっぱりこの射撃場ではエアライフルの存在って、他の利用者からすると邪魔者に見えるかなあと。
それが億劫です。

★雨に弱い
的は野ざらしです。
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で、射場の屋根も1台分のカーポート程度です。
実は当日、なかなかの雨と風で、射場はどこにいても雨がかかってくる状態でした。的なんかベタベタでした。
ここまで的も射場も野ざらしの射撃場は初めてでした。
特にこの日は昼前から荒れた天候になり、季節はずれに寒く集中力も削がれる中、正面から感じる雨に向かって撃っても、正確なゼロインなんて取れないなあってあきらめでしかありませんでした。
まあ単純に天候が悪すぎましたけど、多少の天候でもエアライフルが安心して撃てる射撃場ではありませんでした。

★金銭的にお得感が無い
これも地味に嫌です。
ライフル専用の的紙1枚200円、それを5枚で1000円払いました。
で、入場料・保険料含めて、計5800円でした。
福光や医王山はもっと安く、この程度の金額払うなら、遠くとも雨風関係ない笠取を利用したいかなあ。

★土日祝しか営業していない
この射撃場を穴場的に使うのであれば、天気予報を調べて有休取って朝から平日行けば、利用者も少なくて好き勝手出来そうだなあ・・・って思っていたのですが、その考えが根本的に崩されました。
これはHPのスケジュールの画面です。
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土日に入っているのは予約だと思っていたのですが、そうではなく、営業内容でした。
ここら辺が、電話での担当者と、管理者との認識の違いだったりして、まあ、こういうことも、とにかく現場に行ってみないとわからないことです。

★射撃場におけるルールが細かい
これもある意味、混雑した射撃場ならではのルールだと思われます。
いわゆる、エアライフルも散弾銃やライフル銃としてのふるまいを求められます。
一番きつかったのは、使用していない場合、銃を銃架に置けってルールです。
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実はマタドールに弾速計をテーピングで止めているので、こんな写真が撮れていますが、元々マタドールは銃身長が短いので、ギリギリで銃口が届く感じでした。
実はこの後、弾速を測らないと思って、弾速計を外してから、この銃架に置くのがハラハラしました。
あと地味に「スリングも外して」って言われました。
なぜ?!って聞かずに従ったのですが、その後の銃のふるまいに、多大な影響が出たことは確かです。
私だけではなく、散弾銃の方にも「スリング外して」って言われていたので、ライフル銃だけの注意ポイントではないと思われます。

★車の置き場所
駐車場はスキートと同じ平面上にありまして、トラップとライフルは、もう一段上がったところにあります。
基本的にエアライフルは装備が多いので、トラップ会場まで車をつけてもいいけど、荷物を出し終えたら、駐車場に戻してと言われました。
この日は雨降っていたこともあるし、射撃場には強烈な量の荷物を持ち込む私にとっては、なかなか厄介なルールでした。


★入口の急な坂
初年度、笠取射撃場のある山道に入ってからと、その入り口から射撃場までの急な坂には、なかなかに驚いた記憶があります。
まあ基本的にカモ猟の私は、それほど急な山道に入ることはありません。たまにロケハンで迷い込むことはあっても。
で、多少は急で細い道には慣れたと思っていた私でしたけど、揖斐教習射撃場の入り口から続く登りを見て、一瞬躊躇して、ジムニーの4WDのボタンを押しました。
いやあ!なかなかの場所にあります!!でも射撃場ではちゃんと電波届きましたからご安心を。


★轟音の直撃
笠取も福光も、散弾銃射撃場がありますが、別会場です。で、福光はエアライフルとは一段も二段も下にあるので、あまり気にならない感じです。
笠取はエアライフルと駐車場を挟んだところにあるので、初年度はあの突然の轟音に驚きました。
で、揖斐教習射撃場はトラップと同会場です。今まで体験したことのないような轟音を浴びせられます!!
正直私は、猟場も射撃場も五感を研ぎ澄ませた感じで臨むので、例えば装填時の違和感とか、発砲した時の異音とか、着弾音とか、そんなのをできる限り感じていたいと思うんですね。
そういう感覚がONの状態で、いきなりあの轟音が響くと、メーターがレッドゾーンに一瞬で振り切る感覚に陥ります。
だから、トラップ練習中は感覚OFFの状態に切り替えていかないといけないわけです。
この、ON・OFFの切り替えが、なかなか人には伝わりにくい、地味に私にとってのデメリットとなりました。


★カーナビアプリの目的地間違い
私は長年アンドロイドの「Yahoo!カーナビ アプリ」の使用者です。
今まで、このアプリを使って不便に思ったことありません。
しかし、揖斐教習射撃場は違います。このカーナビアプリの示す目的地は揖斐教習射撃場ではありません。
揖斐教習射撃場のある正確な場所は、Googleマップで知ってたので、目的地にズレがあることも事前に知ってました。
ちゃんと調べていませんが、もしかしたら担当者のいる役所の場所がカーナビアプリの目的地に設定されてしまっているのでしょうかね?
とにかく私は、目的地近くまで行ってから、Googleマップに切り替えて向かうことで、たどり着くことができました。



さてまあ、初めての揖斐教習射撃場体験はこんな感じでした。

そうですね・・・当日大雨で良かった点は、射場を独り占め出来た時間が長くもらえたこと。
悪かった点は・・・やりたかったことが、まったくできなかったこと。

参りました、
本当は今期のカモ猟でのスコープがどれほど合っていたか?!ズレていたのか?!あるいは銃自体が荒れていたのか?!って検証をしてから、改めて弾速調整とか引き金の感覚調整とかをやろうと思っていたんですよね笠取の前に。
で、笠取では、弾速調整を終えてから、改めてスコープ調整を行いたいと思っていました。

でも、15発撃ち込んだ結果がこれですから、なんの参考になりませんでした。
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仕方ない、次は休みとって福光かなあ・・・。






この記事へのコメント

  • 黒猫

    せっかく近いのに、残念な結果でしたね。確か以前はスキー場で、温暖化の影響か雪が積もらなくなってから有効活用のために射場になったと記憶しています。

    同時に使えない。スリング外し。他の射場では大丈夫なのに、どういう基準なのでしょう?

    笠取は高速料金を節約するために、行きは全て下道、帰りは高速という手法をとっています。早朝は交通量が少なく安定して走れますので、敦賀の山越えから高島市、大津市を通って山科、醍醐から回り込むルートです。

    以前は大津市の南側、石山から回り込んでいましたが、道が混雑することが多かったので。
    2022年05月04日 05:36
  • morimori

    本文では書けなかったのですが、なかなか○○県ではエアライフルでも厳しそうです。少し話を聞けたのが、エアライフルでも帳簿がいるとのこと。ペレットを購入した際も。10個単位で立たせた状態で机に並べて、写真撮影をしなければならないとのこと。
    そんな○○県での混雑射撃ですから、気が狂いそうになるほどの厳しさになっているのだと思われます。
    さて明日でGWも終わりかあ・・・。
    2022年05月04日 20:17
  • kc

    半ズボンだめ、膝下10cmです。
    トラップとライフルも同時使用不可です。
    2023年04月24日 11:21
  • morimori

    kcさん、初めましてかな?
    トラップとライフルが同時使用不可ってのは、何となく予想してました。だったらなんでエアライフルがダメなの?って話ですからね。
    ただ「半ズボンだめ、膝下10cmです。」ってのは滅茶苦茶ですね、そのうちにタンクトップもダメになりそうですね( ´艸`)
    現在福井県と岐阜県をつなぐトンネル工事が行われています、つまり近い将来、揖斐教習射撃場はもっと近い存在になるのですけど・・・多分もう使いませんね。
    2023年04月24日 19:54