先日飛び込んできたニュースに、さすがに驚きました!!
それは福井県のフランス料理店が、今年の秋にリニューアルオープンする予定で、その料理長が世界的権威のある若手フレンチ料理人のコンクールにおいて、優勝したとのこと!!これは日本人において3人目の快挙とのこと!!
実はこの店の前身となる「ジャルダン」には数回訪れたことがあります。で、このコロナ過のせいなのかどうかわかりませんが、2021年の年末に無期限の休業となっていました。
元々ジャルダンはフレンチレストラン単独店ってよりは、結婚式場も兼ね備えた多角経営的レストランでした。
現在のジャルダンがブライダル関係も手掛けているかは知りませんが、ジャルダンの経営陣は優秀ですね!!リニューアルでヘッドハンティングしたシェフが世界大会で優勝したんですから!!それも北陸新幹線開通まで、あと1年半のこの時期に!!
多分、リニューアルオープン後は、世界大会優勝シェフが作るフレンチ!!ってことで、福井県内はもとより近郊からもフレンチファンが押し寄せるでしょう。そして北陸新幹線が開業したなら、東京からもフレンチファンが来る可能性もあります。
ジャルダン、楽しみになってきました!!
次に、同時期に飛び込んできたニュースにも驚きました!!
福井県の酒造メーカー「黒龍」が新たなプロジェクトをスタートさせました。
このプロジェクトはクラウドファンディングにもなってます。
「ESHIKOTO」という、日本酒販売ショップと、フレンチシェフが考案料理のレストランが展開されるとのこと。
これは楽しみです!!黒龍に負けない料理が提供されるでしょうから。
ちなみに店名は「とこしえ」の逆読みだそうです。
さて、実は福井県人において黒龍はそれほど身近な酒造メーカーではありません。しかし都会人のほうがそのネームバリューを知ってます。
黒龍は昔も今も、一地方の造り酒屋です。その名前を一躍ヒットさせたのが皇室の高い評判でした。そして黒龍はそのブームの流れを捕まえて離しませんでした!!これがすごいですね!!地方の造り酒屋というところを全く変えずに、商売相手を都心に変化させました。
そこで成功させて、次は海外へ進出しそれも成功させました。
そしてESHIKOTOとクラウドファンディングは、若い娘さんが代表者としているので、私には次世代への引継ぎ事業に見えるのです。
そんなESHIKOTOレストランの料理です!黒龍の名に懸けて、日本酒も料理も強烈なものを提案してくると思われます。
このフレンチも本当に楽しみです!!
最後に、私が今でも最も美味しいと思うフレンチレストランをもう一度紹介します。
店名は「ル・ディアマンローズ」です。以前記事にしています。
県外に旅行に行く時に、時間があればフレンチのランチを予約したりするんですよね、フレンチ好きなんで。それは今までも、これからも。
もちろんディアマンローズ以外に浮気したことありますよ、その筆頭が福井県では最初に書いたジャルダンでした。
本当にフレンチに関しては、これからも浮気する気満々ですし、美味しければ本命として乗り換える気満々なんです。
でもね、いつ行ってもそれがランチでも、ディアマンローズは「驚き」と「喜び」があるんです!!
まあ、このブログではこんなにも宣伝してますけど、正直北陸新幹線が開通しても、都会人には荒らされたくない店ですね。
このブログを見ていてくれる方は、私が多少素人ながら料理が作れることを知っていただいていると思います。で、ラーメン屋巡りを含めて、多少グルメにも興味あることを知っていただいています。
この私が一番好きな料理がフランス料理で、ガッツリグルメではないけど、一般人よりは多少フランス料理については語れると思ってます。
そんな私がタイトルで「福井県がフレンチ大国になってきた件」って書きましたけど、ご理解いただけたでしょうか?
もちろん大都市のフレンチと比べれば、ド田舎福井県のフレンチは見劣りするかもしれません。
しかし裏日本でいうと、なかなか福井県って今後フレンチでも侮れない県になってきているのでは?!って感じたので、感じたそのままを記事にしました。
広告越えたら、裏事情も話します。
福井県に隣接する県でいうと、世界的な観光都市として「京都」が存在します。
京都は日本的文化の象徴的な県で、特に寺社仏閣は大好きな県です。
そして京都は世界に誇る日本料理の頂点の都市でもあります。
もちろん首都東京にも、強烈な日本料理店が存在しますけど、それは人口から考えれば当たり前で、単純に地方都市って考えた時に、京都は食だけではなく「日本文化」を継承するトップブランドの都です。
まとめて「日本料理」と言いましたけど、ジャンル的に分けると、「懐石料理」「寿司」「天ぷら」等です。
やっぱり、京都には名店が揃っています。
さてさて、しかしですね私にとって、京都旅行の唯一の弱点なのが実は「食事」なんです。
いつもいつもランチ店を選ぶのに苦労します。理由は簡単で、京都では日本料理以外の美味しい店が少ないからです。
簡単に言うと、ラーメン・フレンチ・イタリアンが、あれほどの大都市でありながら大した店が無いからです。
もっと言うと、京都ならではの「定食」とか「どんぶり」とかの名物料理もないんですよね。
だからいつもいつも困るんです。
なぜなら、寒ブリや甘エビやセイコガニなどの日本海の幸が食卓に並ぶことが多い、福井県で育ってきた私にとって、日本料理で感動することって、なかなか難しいんですよ。
例えば「刺身の盛り合わせ」なんか、生魚を食べることのない文化の外国人なら強烈に感動するかもしれませんが、海の近い福井県民の私にとって、多少の刺身では驚きませんし、寿司もそうなんです。
何ていうのか、私のような日本人において、日本料理で感動することってなかなかハードル高いと思うんですよね。
だから外食において、日本料理店を選ばないんだと思います。
例えば、京都のラーメン事情を話すと、京都発祥で全国展開しているラーメン屋が一番の有名店は「天下一品ラーメン」です。
ドロドロ系では最高峰ですよね、言葉悪く言うと、下品極まりないB級ラーメンなんです。
でも、どっかとびぬけたドロドロ系記憶に残るんですよね・・・これってジャンク系の特徴ですよね。
これは天一だけの特徴で、京都ラーメン全体の話ではない!!って考えの方もおられると思います。
でも京都の超有名店で「天天有」って店があります。
このラーメンのスープを初めて飲んだときに、
「ポタージュスープか?!」
って思ったほどです。
下衆いな推測ですが、京都人は日頃から野菜中心の優しい旨味の日本料理が食卓に並ぶんじゃないかと。でも若者はもっとジャンク的な食べ物を好み始めたのではないかと。その時代の流れに、強烈な濃厚系スープのラーメン屋として、天下一品とか天天有とかが受け入れられていったのではないかと。
本当に単純に憶測です。
さてさて、これと同じ現象が、実は石川県金沢市にも存在します。
金沢は武家屋敷と呼ばれる、古き良き街並みが残る観光地でもあり、「小京都」とも呼ばれています。
まあ実際には、金沢人は小京都と呼ばれることを嫌うみたいですが・・・。
で、当たり前ですが、金沢も小京都と揶揄されるくらい日本料理に特化した文化圏です。
つまり、京都と同じくラーメン・フレンチ・イタリアンが、美味しくないです。
まあただ、この前のGWに金沢を訪れて、偶然にも美味しいイタリア料理レストランに遭遇したのは事実ですので、頑張っている店があるのは事実なんですが、やっぱり多くの店が美味しくないのは事実です。
先ほどと同様に金沢のラーメン屋を例にとります。
現在金沢のラーメン屋で興行的に成功しているのは「神仙」です。
まあ天下一品ほどではないにしろ、なかなかの濃厚系ラーメンです。
ラーメン屋は強烈コッテリで、洋食系の店で名店を見ないってのは、京都も金沢も、なかなかの共通項ではあると思います。
そうなんです、ランチ選びにおいて金沢も、京都と同じように悩むことが多いんです。
で、なんで同じような悩みで悩むのか?って部分を後半記事にしてまとめてみました。
さて、閑話休題。
何が言いたいのかというと、福井県は京都と金沢に挟まれた土地です。で、JR福井駅を中心点にして、京都と金沢を端とした円を描いた場合、その円の範囲内において、フレンチ名店の密集度合いが強いのは、実は福井市なのではないかと!!
以前「福井県はラーメン大国になりつつある件」って記事をアップしてます。
文化や名所的に、何も誇れるものがない福井県ですが、食に関しては誇れる店が増えてきている気がします!!
この記事へのコメント
黒猫
それよりイタリアンかな? タベルナ ピノリ は学生の時から有名で、職場の上司や同僚とランチに行ったりしました。
子供がいると外食でのんびりとか出来ず。あと数年は無理かなぁ。。。
morimori
それがフランス旅行をきっかけに、そのイメージがガラリと変わりました!!特に猟師になってから、ジビエ肉の扱いで言うと、フレンチシェフ以上に慣れている料理人はなかなかいません。
ディアマンローズでは冬季中には、福井産のシカ肉料理をメインで選ぶことができます。私は授業料も含めて食べに行けるときは食べに行ってます。