私の「塩・胡椒・スパイス」についての考察記事は過去アップしています。
簡単にまとめると、
「塩は風味無し加減のみで調整し、胡椒は曳きたてにこだわり、総合スパイスは塩分量の少ないものをチョイス。」
ってのが、私の好みです。
さて今回の記事は、有名どころの総合スパイスの塩分量の比較を行っていきたいと思います。
まずは私の愛用するグリルマスターブレンド
食塩相当量25.3%
つまり、100g中塩分は25g、4分の1が食塩と考えればよいというわけです。
正直、思っていたよりも入ってましたけど、かけすぎて塩くどくなり過ぎた経験があまりありません。
あと個人的な意見として、グリルマスターブレンドは、ガーリック風味が他の総合スパイスよりも多少強めに感じます。
そのため他のレシピを参考にしながら料理を作るとき、「ニンニク1かけ」ってレシピにあった時、私は通常より塩を控えめにして、グリルマスターブレンドを強めにすることで、ニンニクの代用することが多々あります。
まあ簡単に言うと、牛肉・豚肉・鶏そしてジビエ肉とは、強烈に相性が良いスパイスなんです!!
それから、これを使うと洋風になります。例えば普通の肉じゃがにグリルマスターブレンドを使うと、和洋折衷料理になります。
私は結構、和洋折衷料理に落とし込むことが多いので、グリルマスターブレンドとしょう油とほんだしみたいな使い方をやります。
肉食文化は西洋文化なので洋食系なのですけど、やはり日本人だから和食系の旨味があると安心する味になるんですね。
騙されたと思って、グリルマスターブレンドを使うことをお勧めします。
次に響王(ヒビキング)
食塩相当量35%
これは最近、近所のスーパーで見かけて、気になったので購入して使い始めたスパイスです。
ネットで調べると、百均でも扱いがあるらしいので、試しで使うのは一番気楽なスパイスカモ。
https://jocee.jp/user/puchi/3615b867e1b527da3cedさてこれも使ってみると、塩分量が少ないので使いやすくてお勧めです。
で、グリルマスターブレンドと比べると、ガーリック風味をはじめとした洋風風味よりも、しょう油と魚系の和風風味がガツンときます。
つまりこれは和食系スパイスです!!
これはこれで特徴さえつかんでしまえば使いやすいですね。
次にほりにし
食塩相当量45.8%
実はこのスパイス、私自身は使ったことがないのですが、ネットでの評判が高いので、参考までに入れてみました。
そのため、使った実感は報告できませんが、このスパイスのほぼ半分が塩分だということだけは言えます。
次に黒瀬のスパイス
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食塩相当量57.9%
ネットの評判で、鶏肉料理に1番合うスパイスと聞いて使ってみました。
ただやっぱり私にとってネックになったのは塩分量ですね。でも確かに塩分控えめにして、黒瀬のスパイス使うと、鶏肉料理は美味しくなりました。
味の方向性としては、響王と同じしょう油風味の和風風味です。
つまり、ここから使う人間によって好き嫌いが分かれると思われます。
例えば、あまり料理の経験が無くて、黒瀬のスパイスだけを鶏肉にふりかけて焼くだけで、ビックリするほど美味しい料理となるのがありがたい!!って感じる人間ならば、確かにお勧めのスパイスです。
ただ私のように、常日頃から肉には、あらかじめ適量の塩胡椒してから焼き始める人間からすると、途中で風味だけを追加する感じで使う総合スパイスに大量の塩が入っていると、計算が狂ってしまうわけです。
私は黒瀬のスパイスよりも、響王を選びます。
次にマキシマム
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食塩相当量61.1%
塩分量を見ていただければ、私の言っていることを理解してもらえると思います。
このスパイスは、塩コショウ等全く他の調味料無し、「マキシマム」オンリーで使うことを想定して作られたスパイスです。
そのため黒瀬のスパイス同様に、マキシマムを豚肉や牛肉に多少ふりかけて焼くだけで、美味しい料理ができるというわけです。
やっぱり単純に考えて、料理苦手の方、あるいは昨今のアウトドアブームに乗っかって、バーベキューで使い勝手のよいスパイスではないかと思われます。
確かに単独で使えば美味しいのですけど・・・多少気分によって味付け変えたくなる時もあるじゃないですか?!アウトドアキャンプだったらいいけど、日頃の食事として作る料理の総合スパイスに、他の調味料をほぼ受け付けないマキシマムは、やっぱり私にとって使い勝手が悪いです。
やっぱり私はグリルマスターブレンドを選びます。
さて最後にバカまぶしです。
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食塩相当量13.8%
正直、このぶっちぎりの塩分量の少なさには驚きました!!
確かに名前通り、塩分量が少なく、バカみたいにまぶしても塩辛くならないので、ちゃんとスパイス量の増減で美味しさをコントロールできます。
つまり、バカまぶしのスパイス感が好きな方なら、これ以上ないほどの総合スパイスになると思われます。
・・・ただですね、私は正直スパイスとして苦手な部類なものが前面に立っているために、塩分量を気にしなくても良いとしても、思い切った量が使えないことが、まあ個人的なマイナス点でした。
私はスパイスって名脇役だと思っているんです。
あくまで主役はメイン料理、例えば豚肉のソテーだと、メインは豚肉なんですよね。つまり豚肉の味を支えるのがスパイスであって、スパイスが表に立つのはさすがに主役の邪魔だと思うんです。
具体的な話をすると、ホールクミンが邪魔です。
黒い種みたいなのがホールクミンです。これがバカまぶしには大量に入ってます。
個人的にはクミンパウダーは好きで、実際に料理でも使っています。しかしホールクミンとなると別です。
これをガリっとかじると、一瞬でクミン臭が口の中に広がります。これが私にとって脇役が急に舞台の主役の前にしゃしゃり出る感じがして、本当に嫌なんです!!
似たような話として、昨今の煮干しラーメンに入っている「生玉ねぎ」が嫌いです。
あれガリってかじると、一瞬で口の中が玉ねぎになります。煮干しラーメンを楽しんでるのに、強烈な味変は邪魔です。
閑話休題、バカまぶしの話に戻ると、苦手なもののもう1つに「スターアニス」いわゆる八角があります。
八角って中華料理の定番香辛料なのですけど、その風味は強烈です!!
で、あまりにも強烈なので、使う量を間違うと、八角臭しかしなくなります。
で、バカまぶしなんですが、まあ少量使う分にはそれほど八角は強くないんですけど、足し算ではなく掛け算、相加的ではなく相乗的にスパイスが爆発していくように感じるんですよね。
だから最初でも言ったように、このバカまぶしの感じが好きな方なら、かければかけるほど、バカみたいに美味しくなるスパイスであることは間違いないって一方で、ホールクミンや八角といった、強烈な個性のスパイスに少しだけでも抵抗を感じる人間からすると、相乗的スパイスは量を少しでも入れすぎると、苦手な風味となってしまうのが、私にとってなかなか使いづらいところであります。
以上、有名どころの総合スパイスの塩分量の比較でした。
別に私はハウスの回し者ではないのですが(笑)、本当にこのスパイスは使いやすいです!普通に近所のスーパーでも取り扱いがある店もあるので、肉料理がお好きな方は、一度お試しあれ。
この記事へのコメント
黒猫
っていうか、morimoriさん紹介の調味料が、身近な店で見つからないんです。残念。。。
まぁ、後数年して本格的に狩猟再開したら、遠出してでも買い求めてみたいところです。
morimori
あと意外なところで、リカーワールドの食材コーナーに、総合スパイスとか、パスタ系ソースとかが、充実してますよ。
あとアミカ福井文京店も、なかなか面白いもの売っているので、楽しいです。