空気銃の誤射事件について

先日北海道の牧場で、空気銃の誤射事故で、頭部に当たって重症という事故がありました。
もちろん、私も含めてエアライフル所持者にとって関心の高い事故です。
先輩ブロガーもいち早く記事をアップしています。

黒猫さん

wanshooter001さん

ただ、元々の事件記事と、お二人のブログ読んでも、なんとなく腑に落ちなかったんですよねえ・・・。

まず、この誤射事故の顛末を簡潔に書き出していきながら、自分なりの考察を加えていくことにします。
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誤射したのは38歳酪農業の社長
被弾したのは21歳の従業員
牧場内のカラスの駆除目的
空気銃は従業員のもの
現在意識は戻ったとのこと
ここまでは、まあ真実に近いのではないかと。

次にネット情報ですけど、真相が知れない情報を2つ
社長はカラスのことばかりを考えていたとのこと
空気銃は最近入手したばかりの銃とのこと

さて、この事件の要点は、
「自分の銃で他人から撃たれた事故」
ということです。
・・・この時点で、突っ込みどころ満載です!!


さてこの事故を、私なりに推察していきます。
この先は単純に私の妄想話です、ご了承ください。




まず1つの可能性として、
「日常的にカラス駆除を行っていた」
かもしれないということ。
いわゆる有害駆除員でもなく、狩猟期でもないけど、日常的に牧場内でのカラス駆除を行っていたかもしれないという仮説です。
いわゆる違法行為なのですが、牛を守るためにカラス駆除を行っていたということは否定できません。
社長は日頃からカラス被害に困っていた、で従業員にカラス駆除ができる道具を持っている人間がいることを知った、で社長は空気銃に興味を持った。
まあここまでは想像としてもあり得る話です。
問題は銃所持許可を受けた従業員の立場から考えてみると、どうなるかということです。
銃を職場に持ち込むことだけで違法ですし、猟期外にカラスを撃つことも違法ですし、ましてや他人に銃を貸すこと自体も違法です。
違法まみれのことに従業員が手を染めた場合、例えば私がこの従業員の立場なら・・・カラスは私が撃ちます!
どうせ違法行為をやるなら、素人が撃つよりも自分が撃つほうが狙撃率が上がるし、何より銃の経験値も積めますからね。
例えば狙撃率ってだけではなく、単純に社長が銃に興味を持って、自分がカラスを撃ってみたいってなった場合・・・私なら、社長に付きっきりで、銃の取り扱いを教えます。
そうなんですよね、もし日常的にカラス駆除を行っていた場合、持ち主の銃で持ち主の頭が撃たれる可能性なんか、例え事故でも0だと言い切って良いんじゃないかと、私は思います。


そうなると次の場面設定が、非常に可能性が高くなると思えます。
それは、
「初めてカラス駆除に銃を職場に持ち込んだ」
ということです。
まあ厳密には初めてでなくていいんですよ、カラス駆除をやり始めの頃に、社長が空気銃に興味を持ったんじゃないかと。
持ち主がカラスを駆除する動作を、何度も何度も社長が見ているのなら、素人ながらも銃の扱いは何となくわかるもんだと思うんです。
あるいは持ち主が社長に銃の取り扱いを教えていたのなら、社長は銃口を人にむけることも無ければ、持ち主も銃口を横切ることもないはずです。

職場に空気銃を持ち込んだのは、まあ間違いなくカラス駆除のためでしょう。
牧場主と空気銃所持者の従業員と、牛とカラスの利害関係も、まあ矛盾の無い話ですから。
しかし、本当に社長はカラスと間違えて、2~3m先の人の頭を撃ったのでしょうか?
散弾銃ならガサドンの事故はありますよ、でも空気銃は基本的にスコープ狙っての時間をかけた精密射撃です。
もっというと、スコープ覗いていたのなら、そんな近距離でスコープの焦点合っていたんですかね?
例えば30m先に照準を合わせたスコープの、3mほど前を横切った場合、まあピンボケはなはだしいです。
そんな得体の知れないものに向かって引き金引くことなんてありえないんですよね。

つまり私の推理として、社長の空気銃の興味の発端はカラス駆除だったとしても、誤射事故の真相はカラス狙いの誤射ではないと考えてます。
ここから先はいくつもの可能性がありますが、私の想像の可能性で一番確率が高そうなストーリーを1例を述べます。

まずカラス駆除のための職場への空気銃持ち込み
社長の銃への興味心が抑えきれなくなる
従業員は銃の取り扱いを社長に説明
ひとしきり習ったところで社長は駆除開始
そうそう狙えるわけでもなく現場は硬直化
弾を装填したまま銃をおろす社長
社長に撃たせたい一心でカラスを探す社員
ようやくカラスを見つけた社員
その位置が社長よりも前方の位置
とにかく銃をかかえる社長
引き金に指が入り暴発
運悪く頭に被弾

こんな感じかなあ・・・。

まあ安倍さんの狙撃事件の件でも、マスコミ情報ってなかなか信用できなかった部分がありましたから、今回もマスコミ情報の決め打ちで推理すると、大いに間違う可能性があるのを承知で記事を書いてます。

多分単純な暴発事故で、強烈に運が悪かった事故だと、私は考えます。







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