前回の記事を読まれた方で勘のいい方は、
「多分あいつ、新型買うんじゃね?!」
って思われたと思います。
はい!!正直、前回の記事では「悩みます。」って結びましたが、実は心の中で、購入の決意をしていました。
それで、改めて新型ジムニー「4代目JB64」と、
私の先代ジムニー「3代目JB23」の違いについて詳しく知りたくなって、本当に色々と調べました。
まず3代目と4代目はフルモデルチェンジという、根本的なところからの変化だということです。
つまり最新技術をフル投入したモデルチェンジということで、比べることもなく性能的には4代目に軍配が上がります。
さてジムニーは悪路走行という極限状態での走破性の良さに定評があります。
で、その車体を支えるのが「ラダーフレイム」という、ものごっついフレームです。このごっついフレイムがあるからこそ悪路走行というダメージから、足回りや上物等、いわゆる車体全体を守る防具なようなものです。
そのラダーフレイムですら4代目は進化しています。
パンフレットで言う黄色の部品の部分が、4代目から採用された部品となります。
話が変わりますが、元々ジムニーって高速運転になるとシダー現象と言って、ハンドルがバババババババ!!!って左右に暴れる現象が起きます。
個体差がありますが、私のジムニーは85㎞/時を超えたあたりから始まります。
笠取射撃場とか行くのにもちろん高速使いますが、ほとんどの車に抜かされて、追い越す車なんて2・3台あるかないかくらいのスピードでしか走れません。
で、新型ジムニーは、そのシダー現象にも対応したとのこと。
この追加パーツだけで、シダー現象に対応できたとは思いませんけど、ひねりを抑えるパーツを組み込むことで、より安定性が増えたということでしょう。
とにかく、ただでさえごっついラダーフレイムが、新型ではより補強されたわけですので、質実剛健を望むジムニーファンからすると、とてもありがたいモデルチェンジと言えるでしょう!!
さてさて、日頃は通勤車として使い、週末は足として使う、私のような日常使いのジムニー乗りも多いと思われます。
そんな人間からすると、今回大きく変化した点は、見た目、インパネ、居住性等となります。
私なりに、フルモデルチェンジのメリットを一言で言うと、
「街乗り使いの快適性能の向上」
です。
一番は室内空間・収納スペースの向上でしょう。
基本的にジムニーは2人乗りの車なので、日常的に後ろ座席を倒して収納スペースを作るオーナーがほとんどでしょう。その後ろ座席を倒したときに、3代目JB23ではきれいにフラットにならないんですが、4代目JB64は改良されています。
あとは少々の燃費の向上があって、通勤車や街乗り車としても、そして高速道路を使った長距離運転にも使いやすくなったということです。
つまり新型ジムニーはコアなファンから、一般層までも含めて、お勧めな車となったわけです。
そりゃ人気出るし、売れますよ。特に雪国では。
さて次にデメリットなんですが、これは100%私的見解です。
ご了承ください。
正直、この記事を読んで、幻滅しました。
簡単に私がまとめると、2018年7月に発売されたジムニーですが、2021年10月、2022年7月にマイナーチェンジが行われており、この記事を書いている2022年11月に私が新車契約をすれば、
「JB64 3型」
のジムニーを購入することになります。
じゃあ1型から3型へ、どうマイナーチェンジしたかを列記すると、
・オートライト標準装備
・セーフティーサポート標準装備
・アイドリングストップ搭載
です。
正直、世の中様々ある車の中で、わざわざジムニーを選ぶ人間にとって、新型におけるマイナーチェンジの機能って、どれも必要としない機能ではないですか?もちろん私もどの機能も要りません。
ただでさえも値段が高く重量が重いジムニーに、必要としない機能を追加され、値段にも重量にも、そして現在でも1年半待ちの納期にも反映されるのであれば、この短期間のマイナーチェンジはレベルダウンでしかないと。
なんか、個人的に購入意欲に急ブレーキがかかった感じに思ってしまったんですね。
スズキはいったい何をしてるんだと?!
とりあえず、私の感じたメリット・デメリットを書いてみました。
色々と様々な情報と感情が交錯した状態で書いてきましたが、下記の記事に出会ったおかげで、今では冷静さを取り戻しています。
正確な情報として、新設されたインド工場は現在すでに稼働してます。そして現時点でスズキの車のほとんどが納期2ヶ月ですが、ジムニーは今でも1年半も待たなければなりません。
つまりジムニーの納期の長期化は、もはや半導体問題でも、生産体制でもありません。
下記の記事は、ジムニーの納期長期化問題と、アイドリングストップ搭載問題の2つをつなぎ合わせながら「なるほど!!」って腑に落ちる記事ですので、多少でもジムニーに興味ある方は、クリックした先で全文読むことをお勧めします。
さて上記の記事を、私なりの言葉でまとめます。
「ジムニーって悪路に強い唯一無二の車やん、燃費とか安全性とかって二の次の車じゃね?!でもさあ日本の基準も厳しくなったし、CAFE規制ってCO2の世界的問題も絡んできてさ、正直ジムニーは今の時代には合わない車になってきたわけよ。でもさあスズキとして、ジムニーを無くすわけにはいかないわけさ!!でさあ・・・渋々だけど、今後ともジムニーを残し続けていくために、まあ仕方なくいろんな機能を付け加えたわけなんだよね。それでもジムニーって燃費悪いからさ、本当はガンガン作って売れるんだけど、それするとさ、CO2の問題があってさ、そのペナルティーの罰金がおっそろしいほどでかいからさ、仕方ないから販売数的に出荷制限しているわけなんだね。」
こんな感じですかね。
そうなんです、納期の遅さは「出荷制限」なんです。
新型ジムニー出荷制限問題が、スズキ自体ではなく国の問題であるなら、今後の国産車すべての問題となるわけです。
私の年齢的に考えて、まだまだ車に乗り続けることになると思いますので、中古車を買い続けても、どうしてもこの基準に巻き込まれる日がくるわけです。
つまり、地球温暖化の問題に自動車会社が巻き込まれている限り、ジムニーの生産台数が正常化することは無いでしょうね。
まあ個人的な愚痴を言わせてもらうと、コロナにしてもCO2にしても、今の日本って国内外に対してハッキリと意見が言える力が無いようにしか見えません。
まあでも、そんな日本でも、世界中を見渡してみても、住みやすさは世界一です。世界一ですが、マスコミと世論に強烈に政治が弾圧されています。
比べちゃいけないかもしれませんが、現在のロシアは、その政治力によって、マスコミと世論を強烈に弾圧してます。
ロシアも日本も、現在の政治において極端なんです。それも両極端。
なんだかなあ・・・。
何ていいますか、一企業の商品「ジムニー」を起点にして、最終的に政治批判まで書いてしまいました。
まあ、政治と経済は表裏一体なので、仕方ないんですけどね。
そういう意味でコロナは・・・って話は、この記事では脱線しすぎなので止めときます。
今回は、「新型ジムニーの功罪」の情報をできるだけ正確に伝えたうえで、個人的な情報として私なりに購入への気持ちの揺れ動きがあったことを書きました。
P.S.あと新型購入の悩みとして個人的にタイヤ問題があります。過去にですね、夏タイヤをジムニー標準よりでかいタイヤを購入した経緯があって記事にしています。
具体的にはトーヨータイヤオープンカントリーR/T185/85R16ってタイヤで、ジムニー乗りには通称「オプカン」って呼ばれているそうです。
で、上記記事でも書きましたが、ハンドルを切るとギャギャギャギャ!!って当たるのがデメリットでした。
これって実は新型ジムニーだとオプカンは干渉しないみたいです。
この記事に詳しいです。
オプカンが干渉するのは、3代目JB23の4型から7型までだそうで、私のジムニーを調べてみたら6型でした。
なるほどなあ、これまた悩むわあ・・・。
金はねえよ!!それも恐ろしいほどねえよ!!そんな状態でも本当に一度は新型ジムニーを買う夢見たんだよ。夢だけじゃなく現実的にも14年乗ったジムニーをいったん新車にリセットして、次の15年に備えるってのは、案として十分な案だったんだよ。ただ新型ジムニー3型が気に喰わない。金もないのにローン組んで、1年半も待って、そして今満足しているジムニーから、気に喰わないジムニーに乗り換えるってのが、なんか腑に落ちないんだよなあ・・・。わかってる!わかってるんだよ!どうせ4代目新型ジムニーに乗る日が来ることを。それが早いか遅いかだけの話。出荷制限のせいでジムニーの中古の値段がバブルになってるってのもわかってる。でもジムニーはどれだけ人気でも、ファミリーカーにはなりえないため、必ず人気の頭打ちの時期が出てくる。その時には出荷制限はとけるだろう。その時まで今のジムニーを修理しながら騙し騙し待つってのが、今の本音。もっと言うとこの猟期が明けたら、色々な意味で抱えている問題が減るので、心新たに考えて新車を1年半待つ決断をするかもしれない。現時点で確定しているのはジムニーオーナーを止めるつもりは無いってことだけ。まあ今のアウトドアブームに答えるように、ジムニーを超える軽自動車をスズキ以外の会社が作ってくれたら別だけどさ。まあただのアウトドアブームではハスラーが限界かな?!
この記事へのコメント
けろあき
5ドア出ないかなぁ。
サンバーもそろそろ限界近づいてる予感。
morimori